ヘアスタイルがなかなか決まらなくなってきた状況には、髪にコシやハリがなくなってしまっている状況が考えられます。
一般的にハリやコシと言われますが、いったい何かはっきりと認識している人は少ないでしょう。
髪のケアとしても大切ですし、薄毛予防にもつながるため、髪にハリやコシを取り戻していくのが大切です。
髪のハリやコシとがいったい何か
ハリやコシがある髪とは一体何かといった時に、細く力のない髪と答える人が多いはずです。
細く力のない髪とは、痩せた状態と言い換えてもいいでしょう。
細くて柔らかい髪とも言えますが、髪が太いからハリやコシがあるとは言いません。
それよりもしっかりと力強く伸びてきている髪を、ハリやコシがある状態と呼ぶはずです。
これがとても重要な意味を持ちますが、傷んでいない状態の髪を意味しています。
キューティクルが整っているような髪は誰が見ても傷みがありません。
このような状態を維持することが大切ですが、一度失ってしまったとしても取り戻していくチャンスがあります。
薄毛に繋がらないようにするためにも、どのような原因によってハリやコシが失われてしまうのか知らなければいけません。
ハリやコシを失ってしまう原因
髪がハリやコシを失ってしまう原因には、加齢が重要な意味を持ちます。
年齢をかさねるとともに、ホルモンのバランスが変化していきますが、これが髪に影響を与えるのです。
ヘアサイクルに狂いが生じ、だんだんと細く産毛のような髪に変わってきます。
上手く髪が育たない状態であり、これが長く繰り返されていくと、必然的に薄毛にもつながるのです。
弱々しい髪の毛ですので、ハリやコシも全くないような状態が特徴と言えるでしょう。
頭皮の血行不良もハリやコシを失う原因です。
髪は頭皮の中にある毛母細胞が分裂し出来上がります。
細胞分裂を起こすためには、それだけの栄養がなければいけません。
栄養を運んでくるのが血液であり、血行不良になると細胞分裂を起こしにくくなるのです。
栄養のない中で作られた髪は、当然のようにハリやコシがない状態になります。
血行不良は必ず改善していかなければいけないポイントです。
加齢とともに発生しやすい女性ホルモンの減少を落として、エストロゲンの減少もあります。
エストロゲンは発毛に関する大事な女性ホルモンのひとつであり、若い年代でも過激なダイエットなどで減少してしまう可能性が指摘されるようになりました。
ホルモンバランスの崩れは、体の各所に影響を与えるため、薄毛だけではなく健康に生活するためにも改善していかなければいけません。
ヘアケアもしっかりとしていかなければいけませんが、間違った方法をとっているとハリとコシを失う可能性が出てきます。
せっかく大事な紙を育てようとしているのにも関わらず、悪化させてしまうような方法をとってしまえば意味がありません。
女性では非常にレアなケースとは言えますが、髪を抜けさせるように導いてしまうホルモンの存在もあります。
男性の薄毛の多くの原因となっていますが、女性でもゼロではありません。
非常にレアなケースとは言えますが、FAGAも確認されている以上、注意はしなければいけないでしょう。
ハリやコシを取り戻すためのシャンプー後のケア
ハリやコシが失われてしまった髪を取り戻すためには、いくつかの大事なポイントが存在します。
その一つがシャンプーをしている時の洗い方です。
香りを残すためにシャンプーを少し残し気味にして洗う人もいますが、ハリやコシを失ってしまう危険があります。
頭皮にとっては刺激物であり、毛穴にも詰まってしまう可能性が出てくるからです。
頭皮の状態を悪化させる原因となるため、髪を洗う場合には徹底的にすすいで落とさなければいけません。
洗うよりも時間をかけて、丁寧に落とす必要があるほどです。
ハリとコシを取り戻すために、トリートメントやコンディショナーを使うこともあるでしょう。
一般的なリンスとは違いがありますが、こちらは中和剤と考えればわかり安くなります。
アルカリ性を示すシャンプーを中和させるためのもので、髪や頭皮に残さないようにできるのが特徴です。
それだけシャンプーが残ると、頭皮や髪にダメージがあるということを示しています。
コンディショナーは髪の状態を改善するために作られているのが特徴です。
髪の表面をコーティングすることで汚れがつきにくくするだけではなく、サラサラでしっとりとした感覚になります。
コーティングするためのものなので少々粘性が高くなっている製品です。
全く浸透しないわけではありませんが、ごく少量に止まります。
トリートメントは、乾燥してしまっている髪の状態を改善するための商品です。
髪は作り出された段階から細胞が死滅しており、状態を改善するのが大変難しいと言えます。
そのため、健康な状態に保つためには外部から内部へ浸透できるような商品が必要でした。
そこで開発されたのはトリートメントです。
コンディショナーとは違い内部に浸透するところが大きな違いですが、リンスのような使い方をされるようになりました。
ヘアケアのトリートメントの使い方
髪にハリやコシを取り戻すのであればトリートメントを使うのが基本です。
シャンプーを中和するのであればリンスでも構いませんが、しっかりと洗い流せば問題がありません。
コンディショナーも髪の状態改善に役立ちますが、あくまでも表面だけになってしまいます。
薄毛予防という面では改善にはつながらないため、トリートメントを使うといいでしょう。
トリートメントの目的は髪に水分を与え、油分でコーティングするところにあります。
ハリとコシがなくなる原因の一つとして髪に水分がないという状態が挙げられるからです。
油分でコーティングすることによって、熱に対する耐性を与えます。
ドライヤーなどで乾かしたりスタイリングをするときにも髪はダメージを受けているからです。
ハリとコシのある髪を作るためには、必要な条件を取り揃えていると言えるでしょう。
さまざまなトリートメントが販売されていますが、できればシャンプーと同じシリーズを選ぶほうが賢明です。
トリートメントを開発する際にはシャンプーとの相性を考えています。
何が必要なのか何が足りないのかを考え補える関係を作っているからです。
別の商品を使うという方法もありますが、この関係をうまく活用できなくなります。
効果を活かすという面でも同じシリーズの方がいいでしょう。
ここで大事なポイントが、頭皮の状態も考えて選ぶことです。
薄毛予防という面で見ても、頭皮の状態は大事な要素になってきます。
頭皮が脂っぽくベタついてるような状態であれば、髪もベタつきを感じているはずです。
このような時にはさらさらとなるようなトリートメントを選ぶと頭皮にもメリットを与えてくれます。
逆に乾燥しているような状態であればしっとり系のトリートメントにすると良いでしょう。
これで頭皮の状態もカバーできるからです。
トリートメントを使う際には出来る限りシャンプーを落とし、一旦水分を取り除きます。
基本的に自分で作られているトリートメントは水とは相性が良くありません。
天にトリートメントを広げてから髪にゆっくりとなりませ、少し時間をおいたら優しく綺麗にすすぎ落とします。
頭皮にはつけすぎないようにすると、薄毛予防にも役立ちます。
まとめ
ハリやコシのある髪を取り戻すためには、髪にダメージを与えない生活が大切です。
その上でヘアケアの方法としてトリートメントをうまく使うといいでしょう。
特にシャンプーが髪や頭皮に残っている状態はデメリットしか生み出しません。
トリートメントも含めしっかり頭を通せるようにすすぎに注意するのがポイントです。