ヘアケアのために、あなたは何をしてますか？
最近のヘアケアにナイトキャップを利用する方が増えているのをご存知でしょうか。
どういう効果があるのでしょう。
Contents
ナイトキャップとは？
夜眠るときに被る帽子を「ナイトキャップ」といいます。
サンタの帽子のような形をイメージしてもらうとわかりやすいでしょうか。
昔は、ナイトキャップをして寝る方はいましたね。
シラミを防ぐためだったり、防寒のためにかぶっていたのです。
現代では、就寝中に髪の毛が乱れやすくなるため、それを防ぐために被ることが多いようです。
ニットやチュールなどの素材が使われたりしますし、デザインも様々なものがあるのです。
効果
日本では、あまり使っている人が周りに多くはいないかもしれませんね。
しかし、近世のヨーロッパでかつらを外した時、短髪を隠すため。そして、シラミ予防のため広く普及されていたのです。
日本ではかつら文化のない現代、衛生状態も良いこの現代の中で、ナイトキャップが支持されるということは？
睡眠時の摩擦を防止
頭の重さは、体重の10％なのです。
寝返りを打つことで摩擦が起こります。
そのことよって、大きな負担を与えてしまうことになります。
髪同士がこすれることによって、枝毛や切れ毛、抜け毛の原因に繋がります。
そこで、ナイトキャップは、髪を摩擦から保護するため、髪のダメージや、寝返りによって、まくらに抜け毛がつくことを減少させる効果があるのです。
寝ぐせ防止
寝る前に髪を整えても、寝ている間にひどい寝ぐせがついてしまうことはありませんか？
必要以上に広がったり、長い髪同士が絡まり合ってしまうことなどがあります。
しかし、髪型の崩れや乱れを防止するために被ることで、まとまりのあるスタイルで朝を迎えられるので便利ですね。
髪と頭皮の乾燥を防止
髪や頭皮は適度な湿度を保つことができるため、乾燥を防ぐことで湿疹やフケを抑えることができるのです。
そのため、髪はしっとりと潤いをもちます。
暑さ、寒さ対策
夏の汗ばむ季節には、長い髪が首筋に巻き付いて寝苦しいことがありますね。
逆に冬場に頭がどうしても寒い時などには、気温や季節によるお悩みは尽きないですよね。
それらを解消できるのも、ナイトキャップだからでしょう。
頭皮環境を良くするためには必要ですね。
ナイトキャップの正しい使い方があるのです。
使い方とは？
おでこから被り、髪全体をすっぽりとしまうだけなのです。
前髪がある場合は、内まきになるように包みこむことが大切です。
ただ、間違った使い方をしてしまうと、髪に悪い影響を与えてしまう可能性もあります。
しっかり正しい使い方をすることが大切です。
髪を乾かしてから被らないと？
生地が水を吸うタオル地のような生地の場合もありますね。
そのとき髪を乾かさずにナイトキャップを被って寝てしまっていませんか？
乾くようで乾きません。
ドライヤーの熱による髪の傷みが気になって、ナイトキャップを使用している人もいるでしょうね。
しかし、髪が最もデリケートなのは濡れている時だということを忘れないでください。
また、ナイトキャップを髪が濡れた状態で使用してしまうと、洗わずに何日も使い続けることもできません。
洗わずでは雑菌が繁殖して不衛生になってしまい、何の予防にもなりません。
髪をまとめてから被る
ナイトキャップを被れば良いわけではないのです。
髪をぐしゃっと適当にナイトキャップに入れて寝てしまうと、髪にとってナイトキャップの中でさえ絡みやすけなり、ダメージになってしまうのです。
翌朝、寝癖になってしまうと、スタイリングに時間が必要となってしまいます。
ロングヘアの人は、ナイトキャップを被る際、丁寧に髪をゆるくまとめてから被ると翌日の手間が減るでしょう。
また、髪をまとめて、すっぽりとナイトキャップに入れて被ることによって、高い保湿効果が高まりますので、頭皮にも髪にもいいでしょう。
洗い流さないトリートメントをつける
寝る前に髪に何かをつけて寝る人もいるでしょう。
顔がべたついて嫌という方いらっしゃいますね。
ベタつくという方でも、ナイトキャップなら、ベタつくこともないので心配がありません。
被る前に必要なことは、ほ洗い流さないトリートメントやヘアケア剤をつけることで、潤いやすく絡みずらいので、効率よくヘアケアをすることが出来るでしょう。
注意点とは？
ナイトキャップは毎日使い続けることによって、雑菌が繁殖します。
そのため、髪の健康に悪影響が出る場合がありますので、こまめに洗濯するなどして、清潔に保つことが大切です。
シルク素材がオススメ
様々な素材のものがあるナイトキャップですね。
中でも、シルク製のものは、保湿力が最も高いです。
しかし、それだけではなく、皮膚も拒否反応するものがあります。
拒否反応を起こすと皮膚が固くなるなど、悪循環になることもあります。
私たち人間の体はシルク素材は拒否を起こさないのです。
シルクは、蚕が紡ぎだす動物繊維です。
皮膚によい影響を与えると言われているアミノ酸が多数含まれているため、保温性・吸湿性・放湿性・通気性があります。
シルク素材はまさに最適と言えるでしょう。
美髪効果が望めるアイテムでしょう。
正しくナイトキャップを使用するようにして、美髪を維持しましょう。
トラブルがある方にもオススメです。
手軽さ重視！「コットン」
お手入れの手軽さを求めるとしたら、コットン素材のナイトキャップがオススメになります。
シルク素材と違い、洗濯機で洗えるので、いつでも清潔なものを使いやすいですね。
コットンも通気性吸水性が高い素材になります。そのため、汗をかきやすい夏場にもピッタリです。
天然コットン100％を選べば、肌が弱い方でも使用しやすいでしょう。
シルクより美髪効果は落ちてしまうと思う方もいらっしゃるでしょう。
しかし、手頃な価格で変えるのもポイントになります。
季節や髪の状態によって使い分けをするのもいいでしょう。
静電気が起こることで、悪影響になってしまいます。
静電気はどのように発生するのでしょう。
静電気には「帯電」と呼ばれる現象が大きく関係してしるのです。
帯電とは、摩擦によって一方の電子がもう一方に移動する現象のことをいいます。
帯電が起きているときに、二つの物体を離すとバチっという音が鳴り電気が流れるのです。
鳴った経験があるでしょうね。
帯電している状況をそのまま放置してしまうと、帯電の熱で汗が乾燥してしまい、固体となり酸化していくのです。
髪が傷む仕組み
長時間帽子をかぶっていると、酸化した汗がたまっている状態になります。
これは、髪には良い状態ではないですね。
また、静電気は髪の毛に直接影響を与えてしまうのです。
静電気が髪の毛に伝わることによって、髪を守ってくれているキューティクルが剥がれてしまうのです。
そうすると、パサついた状態になってしまうのです。
ニット素材は静電気をもちやすいのです。
そのため、ナイトキャップにするのは、ニット素材をかぶらないようにすることがいいでしょう。
髪の毛のためにも静電気が起きないように対策をすることが大切です。
静電気が起きにくくなる方法とは？
静電気対策として、一番有効なのは加湿になります。
乾燥をさせないことが大切です。
静電気は水分が無くなって起こる現象だからです。
そのため、乾燥しやすい秋から冬にかけて起こる回数が増えるため、その期間だけシルクやコットンにすると回避できるでしょう。
日頃から部屋などに加湿器を設置しておくと、スタイリングするときも乾燥から守れますので、睡眠時だけではなくしておくことで、髪の毛に水分が保たれ、普段も静電気が起きにくくなるのです。
これらを気をつけることで、頭皮や髪にも良い結果が生まれやすいでしょう。
就寝時の髪は無防備になるため、就寝時前にしっかり乾かして髪が絡み合わないようにすることが重要です。
翌日のお手入れに時間をかけなくても済むようにしておくことが髪には負担がないのです。
