「なんだか髪が薄くなって分け目が目立つ」
「髪が減って全体にスカスカになってきた気がする」
鏡を見るたび、髪の量が減った頭を見てため息をつきたくなることはありませんか。
髪が薄くなるとスタリングもおしゃれも決まらず、悲しいものですよね。
しかし、くよくよと悩むと、ストレスが溜まって薄毛を進行させてしまうかもしれません。
そこで、おすすめなのがウィッグをうまく取り入れて薄毛をカバーすることです。
とはいえ、これまでウィッグを使ったことがなく、どう選んでいいのか分からない人もいるでしょう。
そこで、ここでは、ウィッグの種類や選び方のポイントなどについて紹介します。
Contents
ウィッグの種類
女性用のウィッグには、おしゃれやコスプレなどで使うファッションウィッグと医療用のウィッグとの種類があります。
ファッションウィッグは安価な値段で気軽に買えるものも多い反面、かぶるとやや不自然な見た目になるものもあるため、色味や質感などをよく確かめることが大切です。
医療用ウィッグは経済産業省が定めるJIS規格があり、耐久性や通気性などの厳しい検査にパスする必要があります。
価格は高めですが、安全性が高く、見た目も自然なものが多いです。
見た目や価格、装着感などをよく検討し、合うものを選びましょう。
サイズ別
ウィッグには、次のサイズがあります。
部分ウィッグ:気になる部分をピンポイントでカバーできるサイズ。
てっぺんが薄くなっているなど、一部を隠したい人におすすめです。
クリップで留めるため、着脱が楽にできます。
地毛とよく似た色合いのものを選びましょう。
ハーフサイズ:頭の上半分と前髪をカバーするサイズ。
地毛となじませることで、自然に見せられます。
フルサイズ:すっぽりかぶって頭全体を隠すサイズです。
人毛製であればヘアアレンジもできます。
内側にアジャスターがついていて、頭の大きさや髪の量に合わせてサイズ整できるものが多いです。
素材別
ウィッグは使われている素材によっても分類できます。
それぞれ特徴が異なり、取り扱いやお手入れの方法も若干変わるため、購入前に違いを知っておきましょう。
人毛:本物の人の髪の毛を使用して作られています。
見た目が自然なのが大きな特徴です。
使われている髪のくせやうねりが出てしまうことがあり、装着後にブローして整える必要があることも。
お手入れの際はシャンプーを溶かしたぬるま湯につけてすすぐなど、自分の髪と同じようにケアする必要があります。
人工毛:アクリルやポリエステルなど合成繊維を使ったウィッグです。
安価で丈夫、扱いやすく型崩れしにくい反面、人毛のようなナチュラルさは感じにくいです。
ミックス:人毛と人工毛を各メーカーが適度と思う割合で混合させたウィッグです。
特徴はミックスした割合にもより変わります。
人工毛より自然な質感で人毛よりスタイリングが維持しやすいなどの利点があります。
オーダータイプ
ウィッグを購入する方法には、スーツなどと同じで、既製品・フルオーダー・セミオーダーがあります。
それぞれの購入方法について特徴を見ていきましょう。
既製品:もっとも手軽なのが、既製品で販売されているものを購入することです。
たくさんの商品があるため、色味やスタイル、素材、価格などをよく検討しましょう。
数千円のお手頃価格からあります。
フルオーダー:ウィッグ専門店では、毛量や長さ、色などの希望に合わせてオーダーすることも可能です。
理想に近いものができるため、できあがったときの満足度が高くなります。
店舗にもよりますが、注文してから受け取れるまでおよそ1~1カ月半ほどかかることも多く、余裕を持ってオーダーすることが大切です。
数万円から十数万円する高価なものもあります。
セミオーダー:ある程度できているウィッグのベースを、プロの美容師などがスタイリングして好みのスタイルに仕上げるものです。
実店舗で購入した場合は、最短でその日のうちに完成したウィッグを受け取れることもあります。
数万円することが一般的です。
とりあえずウィッグがどんなものか知りたい、あまりお金をかけたくないなどであれば、既製品が良いでしょう。
フィットするものを安心して使いたいのであれば、フルオーダーやセミオーダーがおすすめです。
ウィッグの購入はどこで?
ファッションやコスプレで楽しむ人を除いては、ウィッグはそれほど身近な存在ではないため、どこで買ったらいいのか悩む人もいるでしょう。
ここでは、ウィッグがどこで買えるのかについて紹介します。
実店舗で購入する
近くにウィッグ専門店があれば、そこで直接購入するのが確実です。
さまざまなウィッグを試着でき、合うものをじっくり選ぶことができます。
美容室を併設していることも多く、購入したウィッグのスタイルをカットするなどアレンジしてもらうことも可能です。
ウィッグのお手入れに必要なグッズも購入できたり、装着するうえで注意したほうが良い点のアドバイスを受けたりもできます。
ウィッグ専門店はどことなく入りづらい、周囲の人にみられたら恥ずかしいという人もいるでしょう。
ファッションウィッグであれば、衣料品や雑貨を扱うショップで売られていることもよくあり、手軽に購入できます。
ただ、そういった店舗でじっくり試着して選ぶことは難しいでしょう。
オンライン通販で注文する
インターネット上のオンライン通販でも、さまざまな店舗がウィッグを販売しています。
オンライン通販の大きなメリットは、自分の時間に余裕があるときに自宅でじっくりウィッグを選べること。
店舗まで行かなくて良い点もありがたいポイントです。
ただし、オンラインショップで買い物をすると、注文した品が届いてよく見たら色や形が希望とは違ったということがしばしば起きるものです。
実際に手に取ってみたり試着したりしないと買うのが不安という人も多いでしょう。
医療用ウィッグのオンラインショップのなかには、試着や返品サービスを行っているところもあります。
これは、気に入ったウィッグが届いたら実際に家で試し、気に入ったらそのまま購入、気に入らなければ期限内に返品するというサービスです。
こういったサービスがあるショップを選ぶと、合うかどうかしっかり確認してから買うことができ、不安が払しょくできるでしょう。
お手入れの方法は
せっかく買ったウィッグを長持ちさせるためには、こまめなお手入れが必要です。装着前と装着後は、丁寧にブラッシングをしてからみを解いておきましょう。
絡まりやもつれは、放置するとあとになるほどほぐれにくくなります。
装着したあとは、ウィッグスタンドなどに立てて風通しを良くしておくことも大切です。
また、定期的に洗って汗や汚れを落としましょう。
あまり洗い過ぎると傷むため、10回に1回ほどのペースで構いません。
洗うときは、洗面器などに溜めたぬるま湯にシャンプーを垂らして薄め液を作り、そこにつけて押し洗いしたあと、ぬるま湯を変えてすすぎます。
あとはタオルで包んで水分を吸収し、室内で乾かしましょう。
まとめ
ウィッグを活用してはつらつとした毎日を
女性にとって髪が薄くなることは大きな悩みのたねです。
しかし、くよくよと悩み外出まで避けるようになっては逆効果。
ストレスは髪に良くありません。
ウィッグを活用すれば、気になる部分を手軽にカバーできるため、気持ちも軽くなるでしょう。
色やデザインの違いだけでなく、サイズや素材もさまざまな種類があり、価格にも幅があります。
よく検討して自分に合うものを選びましょう。