ヘアケア

赤ワインで女性の薄毛予防!ポリフェノールのすごい力!

赤ワインがアンチエイジングに役立つということで注目されるようになってから、かなりの時間が経ちました。

赤ワインの中に含まれているポリフェノールが役立ってくれるわけですが、これが薄毛予防にも重要な役割を果たしています。

誰もが逆らえない加齢という問題に対しアンチエイジングが重要な役割を持つため、ポリフェノールがどのような力を持つのか覚えておくと良いでしょう。

注目されてきた赤ワインも薄毛予防に

ワインにはぶどうが使われています。

お酒が好きな人であれば、誰でも知っている話です。

このぶどうに含まれているポリフェノールを効率的に摂取できるのが、赤ワインになります。

赤ワインにポリフェノールが多く含まれているのには理由があります。

これは白ワインではそこまで含まれていないのです。

赤ワインはブドウの皮を抜かずに一緒に絞って作るのが特徴となりますが、この時に大量のポリフェノールが搾り出されていきます。

ブドウの実は、太陽の下で育っていきます。

燦々と降り注ぐ光の中で成長してきますが、この光の中には物質を劣化させてしまう紫外線が大量に含まれているのには違いがありません。

この紫外線を浴びてしまえば、身も劣化することになるのです。

そうならないようにするためには、身の回りを包む皮が盾の代わりをする役割を持つのです。

ぶどうの皮が分厚くできているのは、この役割を担っているからといっていいでしょう。

光を通さないような厚い皮で濃い色を持っています。

この色の中に含まれているのがアントシアニンなどのポリフェノールで、一緒に絞り出すからこそ赤ワインが有効となるのです。

体を守るための防御機構

そもそもポリフェノールとは、防御機構と考えると分かりやすいでしょう。

紫外線を浴びると発生しやすくなる活性酸素に対して、生命活動を守る手段として使われている物質だからです。

活性酸素は生命活動を行う上で必ず発生してきます。

酸素を使っている以上逃れることはできません。

活性酸素が全て悪いというわけではなく、本来は外敵に対する攻撃機能だからです。

これが自分に対して向いてしまうのが大きな問題点で、必要以上の活性酸素を発生させないようにしなければいけません。

活性酸素が自分に向いて攻撃してしまうと、様々な老化現象につながります。

抜け毛もその一つで、活性酸素によって薄毛になってしまう可能性が高まるのです。

ポリフェノールは、防御機構として重要な意味を持ちますが、その中でも赤ワインに含まれているアントシアニンは、
動脈硬化の原因となるldlコレステロールの酸化を防ぐことが分かっています。

これは大学でも研究が進んでいる内容で、非常に有効性が高いことが証明されてきたのです。

細胞分裂と寿命を司るテロメア

さらにレスベラトロールと呼ばれるポリフェノールも重要になります。

レスベラトロールは、ブドウが常に持っているポリフェノールではありません。

紫外線のような外的ストレスを受けて初めて生成されるポリフェノールなのです。

自然に防御機能として作られる物質で、認知症予防などに効果があると考えられ注目されるようになりました。

脳の機能改善に役立つという点では、他のポリフェノールとの違いもあります。

このレスベラトロールは、細胞の寿命を調節してくれる役目を持っていると考えられるようになりました。

髪も同様ですが、細胞分裂をして伸びていきます。

永遠に細胞分裂ができれば寿命という考え方もなくなりますが、実は限界があるのです。

髪の場合には、ヘアサイクルという流れが重要になります。

髪が成長し抜け落ちるまでの流れで、これが薄毛に大きな影響を与えているのです。

細胞分裂も盛んに行われてきますが、人間の一生のうちヘアサイクルは15周から30周すると考えられています。

つまり、これが細胞分裂の限界を表しているのです。

レスベラトロールは、細胞分裂の限界を示しているテロメアに働きかけます。

細胞分裂を繰り返すとテロメアがどんどん消費されていくのが、生物としての特徴です。

このテロメアが消費されないように出来れば、人間の寿命はどんどんと伸びていくことになるでしょう。

テロメアを保護するためには、人間の体にあるサーチュイン遺伝子と呼ばれる部分が重要です。

このサーチュイン遺伝子が、テロメアを保護してくれ、短く消費されるのを防いでくれます。

この遺伝子のスイッチを入れることが老化に対する予防策となりますが、そこで注目されるようになったのがレスベラトロールです。

サーチュイン遺伝子に働きかける

サーチュイン遺伝子を活性化させるためには、毎日の摂取カロリーを抑えてしまうという方法が知られていました。

腹八分目などという言葉につながりますが、エネルギーを下げることによって活性化することが分かっていたのです。

ですが、肉や魚などをバターなどを使い料理しているフランス人は、摂取カロリーが大きくても長寿の国として知られてきました。

ここに秘密があると考えられ注目されてきたのが、赤ワインに含まれるレスベラトロールだったのです。

強力な抗酸化作用を持ち、サーチュイン遺伝子に直接働きかけることができる存在です。

他にはなかなかない栄養素ので、薄毛対策としても老化現象に上がるために有効な存在となるでしょう。

だからこそ、

赤ワインが薄毛予防に役立ってくれるのです。

ワインの目安は1日2杯まで

老化を防ぎ薄毛の予防にも活躍してくれるポリフェノールですが、何でも大量に摂取すればいいというわけではありません。

アルコールを摂取すると、人間の体とって害のあるものとして分解しなければいけなくなります。

少量のアルコールであれば、血行が改善するなどメリットも多くありますが、飲み過ぎてしまうと毛髪にもデメリットを生じるのです。

血行が悪化するだけではなく、体の中でアルコールを分解するために育毛に必要な栄養素を消費してしまいます。

せっかく食事などをでうまくコントロールしても、アルコールを分解するときに使われてしまえば意味がありません。

さらに活性酸素を生み出す元となる可能性もあり、深酒は絶対にやめなければいけないのです。

ワインで1日の目安となるのは、グラスにして1杯から2杯です。

これ以上はアルコールの摂取量が多くなりすぎます。

この量を定期的に摂取するようにするだけで、ポリフェノールを役立てることができるのです。

その際には、食事と一緒にとるのも忘れてはいけません。

アルコールだけを摂取すると栄養素が足りないだけではなく、胃や肝臓の負担が増えてしまうからです。

ワイン以外にも含まれている

問題はアルコールを飲めない人はどのようにポリフェノールを摂取していくべきかという点にあるでしょう。

赤ワインは誰でも飲めるわけではありません。

実はポリフェノールは非常に多くの種類が含まれています。

アントシアニンやレスベラトロールはその中のひとつです。

アントシアニンを摂るためには他にもブルーベリーにも含まれているため、太陽の元で育つフルーツを皮ごと食べられるものを選んでみると良いでしょう。

薄毛対策としてよく知られるようになった大豆イソフラボンも、実はポリフェノールの一つに含まれます。

非常に有効な栄養素となるため、ワインの代わりにうまく活用するといいでしょう。

まとめ

ワインに含まれているポリフェノールは、非常に強い力を持っているのは間違いありません。

ただし、飲み過ぎは必ず体にダメージを与えるため、適度に楽しむようにするのが大切です。

過ぎたるは猶及ばざるが如しという言葉のとおりですので、適度にうまく活用していきましょう。