女性の薄毛

女性の頭皮が痛いのは薄毛の前兆?その正しい対処方法とは?

頭皮がかゆいというのはよくあることですが、かゆみだけではなく痛みを感じているという場合には、頭皮の乾燥や炎症など、頭皮環境が悪化している可能性があります。

頭皮の痛みをそのまま放置しておくと、症状がさらに進行して抜け毛や薄毛につながる場合もあるため、くれぐれも注意が必要です。

そこで今回は、薄毛の前兆となりうる頭皮の痛みの原因や、その対処方法について詳しく見ていきたいと思います。

頭皮の痛みの主な原因とは?

ここでは、頭皮が痛いと感じた時に考えられる原因について詳しく見ていきます。

フケなどが原因で頭皮に炎症が起きている

間違った方法でシャンプーを行うなど、髪を洗っても十分に頭皮の皮脂や汚れが落としきれていないという場合には、頭皮環境が悪化して痛みを感じことがあります。

また頭皮の皮脂が毛穴に詰まるとニキビができてしまうこともあり、ニキビの悪化により炎症を起こして、頭皮の痛みにつながる場合もあります。

さらに生活習慣の乱れやストレスなどにより、フケそのものが頭皮に刺激を与えて痛みを引き起こす場合もあるため注意が必要です。

頭皮の乾燥

一日に何度もシャンプーを行うなどすると、頭皮を保湿するために必要な皮脂まで洗い流してしまうため頭皮が乾燥して、皮脂が過剰分泌されたり乾いたフケが大量に発生することがあります。   

フケが出て雑菌が繁殖すると頭皮がかゆくなり、あまり強くかいたりすると頭皮に傷ができて痛みを引き起こすこともあります。

頭皮は髪に覆われているため傷があっても気がつきにくく、悪化して炎症を起こす可能性もあるため注意するようにしましょう。

頭皮のコリや血行不良

ストレスや睡眠不足、運動不足などにより頭皮が凝って血管が収縮すると、血流が悪くなることにより頭皮が痛みが起こることがあります。
    
特にストレスは自律神経にも影響を与えるため、頭皮のターンオーバーに乱れが起こります。

肌が古くなった皮膚が新しく生まれ変わることで頭皮は健康的な状態を維持しています。

そのためターンオーバーが乱れてしまうと、頭皮のバリア機能が低下してしまい痛みを感じやすくなってしまいます。

また頭皮と体の皮膚はつながっているため、肩コリや首のコリがひどい場合などにも同様の症状が起こることがあるため注意が必要です。

女性ホルモンバランスの乱れ

女性の場合は、ホルモンバランスの乱れも頭皮の痛みの要因のひとつとなります。

女性ホルモンの分泌量が増加すると、頭皮が乾燥しやすくなりかゆみやヒリヒリした痛みを感じるようになります。

一方体内で男性ホルモンの分泌量が多くなると、皮脂の分泌量増加して毛穴が詰まるなどの頭皮トラブルが起こりやすくなります。

特に生理中は肌が敏感になり痛みを感じやすい状態となるため、注意が必要です。

アレルギー症状が起きている

アトピー性皮膚炎などにかかっているなど何らかのアレルギーを持っていると、アレルギーの原因となる物質により、頭皮に赤みやかゆみ、痛みなどの症状が起こるケースもあります。

頭皮の痛みを感じる場合には、アレルギーの原因となるアレルゲンは人によりそれぞれ異なるため、病院で検査を行い早めにアレルギー源を突き止めておくといいでしょう。

紫外線の刺激

頭皮の分け目やつむじの部分などは、紫外線の影響で日焼けすることがあり、頭皮が赤くなったりヒリヒリとした痛みを感じる場合があるため注意が必要です。

シャンプーなどのヘアケアアイテムの影響

シャンプーやコンディショナーなどのヘアケア商品が自分の頭皮に合っていないと、かゆみや痛み、また炎症などが起こることがあります。

特にシャンプーを使用後すぐに刺激や痛みを感じるような場合には、使用を中止した方がいいでしょう。

頭皮の痛みを改善し薄毛を防ぐ方法とは?

以下では、頭皮の痛みを和らげ薄毛や抜け毛を予防する方法について詳しく見ていきたいと思います。

生活習慣を改善する

頭皮環境を整えて頭皮の痛みなどのトラブルを回避するためには、不規則な生活習慣や栄養バランスの偏った食生活を見直すことが大切です。

また十分な睡眠時間を確保し、ストレスを溜めないように心がけることも重要であり、できれば喫煙や飲酒などの習慣も改めるようにしましょう。

自分の頭皮に合ったシャンプーを使い清潔に保つ

頭皮の毛母細胞が分裂を繰り返すことにより髪は成長していくため、健康的な髪を育てるためには、頭皮環境をよい状態に保つことが非常に重要です。

また頭皮の傷みを改善するためには、自分の頭皮のタイプに合ったシャンプーを選ぶことが必要となります。

例えば頭皮が乾燥気味であるという場合には、洗浄力が優しく余分な皮脂のみを洗い落とすことができるアミノ酸系やベタイン系シャンプーが、
どちらかというと脂性で髪がベタつきやすいという方には、洗浄力の強い高級アルコール系シャンプーがおすすめです。

このように頭皮に合ったシャンプーに変えると、頭皮環境が改善して痛みも改善されていきます。

また、もちろん毎日シャンプー行い、頭皮に付着したホコリや汚れ、余分な皮脂などを洗い流し、頭皮や髪を清潔に保つようにしましょう。

ただし頭皮の皮脂には保湿して外部の刺激から守る役割もあるため、シャンプーしすぎると頭皮が乾燥してしまい頭皮環境の悪化につながるため注意しましょう。

正しい方法でシャンプーする

頭皮の痛みを改善するためには、正しい方法でシャンプーを行い、頭皮への負担を減らすことも大切です。

シャンプーする前にはブラッシングを行い、ある程度髪についたゴミやホコリなどを落としておきましょう。

特に頭皮への負担を軽減するためには、このブラッシングと予洗いが非常に重要となります。

しっかりブラッシングを行うことで髪の汚れが浮き上がり、予洗いした際に汚れの70%りほどが落ちるといわれており、シャンプーの泡立ちも良くなり髪同士の摩擦も少なくなります。

ぬるま湯だけで予洗いをしっかり行ったら、手のひらでシャンプーを泡立てたら爪を立てずに指の腹でしっかり頭皮を洗い、すすぎ残しがないようにシャワーで洗い流しましょう。

紫外線対策を行う

特に紫外線の強い時期などは、しっかりと日焼け予防をするなど紫外線対策を行うことが非常に大切です。

頭皮用の日焼け止めを使用し、さらに2〜3時間ごとにこまめに付け直すことで、さらに高い効果が期待できます。

また帽子や日傘などを活用して、頭皮や髪を紫外線から守ることも重要です。

また外出後に日焼けしたり乾燥していると感じた場合には、頭皮用のローションなどを使い保湿するといいでしょう。

ローションを使用して保湿することにより、日焼けによる乾燥やかゆみ、痛みやフケの発生を抑えて薄毛を予防することができます。

頭皮マッサージで血行促進する

入浴時や就寝前に頭皮マッサージを行い、頭皮の疲れを取るとともに血行を促すようにするといいでしょう。

頭頂部には血行を整えるツボがあるため、マッサージする際にそのツボを刺激することで、血流が改善され痛みの予防やコリの解消につながります。

また血流が良くなれば頭皮に髪の成長に欠かせない栄養素や酸素がが届きやすくなるため、薄毛や抜け毛の予防することも可能です。

まとめ

頭皮に痛みを感じる場合には、フケなどによる刺激や乾燥、またストレスや血行不良などさまざまな原因が考えられます。

頭皮の痛みやフケの増加は頭皮環境の悪化につながり、薄毛や抜け毛などのトラブルを招くため、くれぐれも注意が必要です。

頭皮の痛みを防ぐためには、これまでの生活習慣を振り返ってみたり、シャンプーの方法を見直し、頭皮マッサージを行い血流を促すことも非常に重要です。