皆さん『ドライシャンプー』ご存知ですか?
あまり聞きなじみがないですが、実はこのドライシャンプー、海外では使われており、最近では災害時などの水が確保できない状況にも大活躍するアイテムなんです。
しかし、初めて聞いた方や使ってみたいけど使い方が分からない方も多いかと思います。
本当に普段のシャンプーと変わらない仕上がりになるのか、何より髪の汚れが取れているかも気になるところですね。
そこでそんな不安がなくなるようにドライシャンプーの使用の仕方やメリットまでドライシャンプーが本当に優れものなのか紹介します。
ドライシャンプーとは?
『ドライシャンプー』とは水を使わず髪を洗うことができるシャンプーです。
主に入院や介護の方をメインに使用していますが、阪神淡路大震災の時にこのドライシャンプーが使用され、災害時にも使用できるアイテムとして重宝されるようになり、浸透していきました。
災害時だけではなく、キャンプや登山などのアウトドアでも便利なアイテムとして人気があります。
ちなみに海外では、海外では水洗いのシャンプーは毎日する習慣があまりなく、3日に1回水洗いする方が髪がきれいに仕上がるという風に思っている方も多く、水洗いしない日はこのドライシャンプーを使用しているそうです。
ですので海外の人の中では水洗いシャンプーよりドライシャンプーの消費が多い人もいるかもしれませんね。
それくらい海外ではドライシャンプーは当たり前の存在だということですね。
しかし、まだまだ日本で普段使いする方はあまりいないようですね。どうしても汚れが落ちているのかなどの不安要素がありそうですね。
そこでこれからドライシャンプーのメリットを紹介していきます。
ドライシャンプーのメリット
ここからはドライシャンプーのメリットをいくつか紹介していきます。
シャンプー時間の時短になる
これが一番のメリットかと思いますが、時短になります。
仕事疲れで、お風呂に入るのも面倒になり、シャンプー後の髪の毛が乾くまでに時間がかかります。
髪の毛を洗わずに寝ることは不衛生的ですが、ドライシャンプーは髪を洗っているので、清潔に保つことが可能です。
種類が豊富
ドライシャンプーといっても種類がたくさんあります。
・スプレータイプ
・泡タイプ
・パウダータイプ
・シートタイプ
使用用途に合わせて種類も選べるのでとても助かります。
体調不良の時に重宝
体調不良でお風呂に入れないときにも、このドライシャンプーは助かります。
出産後にこのドライシャンプーに大変お世話になりました。
産まれたばかりの赤ちゃんから目を離すのはなかなか困難で、お風呂にゆっくり時間をかけらず、髪の毛は洗わず体をさっと洗うこともしばしば。
出産して1か月ほどは湯舟にも入れないので、入院時や産後にも役立ちました。
しかし、メリットもあればデメリットも出てくるのが現実です。
ドライシャンプーのデメリット
もちろんいいことばかりとはいかず、デメリットもいくつか出てきます。
洗浄力は弱い
やはり洗浄力は水洗いのシャンプーには劣ります。
あくまでも表面上の髪の汚れを落とすのがメインになってしまい、頭皮までは少し行き届かにところがあるので、ドライシャンプーの使用のし過ぎはあまりよくありません。
できるのであれは2日に1回か3日に1回はしっかり水を使用した通常のシャンプーで髪を洗うことをお勧めします。
あくまでもメインではなくサブとして使用しましょう。
敏感肌・乾燥肌の人は注意
普通のシャンプーもそうですが、ドライシャンプーにも肌質の関係で肌に合わない人も出てきます。
もし使用して、肌に異常が出たらすぐに拭き取って使用を中止しましょう。
敏感肌・乾燥肌の人にはあまりお勧めではないかもしれません。ドライシャンプーの成分にはエタノールが含まれており、そのエタノールがもしかしたら肌に合わない方が多いかもしれません。
しかし、最近はシャンプー同様、オーガニックや弱酸性のものも取り扱いがあるので気になる方はそのあたりを主に使用することをお勧めいたします。
仕上がりに違和感
やはり使用者の中にはドライシャンプー後の髪に違和感があるようです。べたつきや洗い残しがあるような詰まった感じなどです。
やはり洗浄力がそこまで強くないこともあり、使用後の違和感を感じる方は結構いるようです。
特に夏場の髪がべたっとしているときや、汗をかいたときなどには向かないかもしれません。
髪の汚れが結構あるなと思うときは、しっかり水を使用するシャンプーで髪を洗いましょう。
ドライシャンプーの種類によっては余計べたつくこともあるようです。
このように、デメリットに関してはやはり、洗い残した感じが特に気になる傾向が見られました。ドライシャンプーはあくまでもサブアイテムだということを忘れずに使用しましょう。
ドライシャンプーの使用の仕方
ドライシャンプーはいくつか種類があるので若干使用方法が異なるかもしれませんが、主な使用方法は以下の通りです。
①ドライシャンプーを髪にまんべんなくつける
②指の腹で全体を揉みこんで髪になじませる
③しっかり揉みこんだら乾いたタオルで拭き取る
(商品によっては蒸しタオルや濡れたタオルで拭き取ることもあるので使用方法しっかり確認しましょう)
④仕上げにブラッシングして完成(シャンプー前にブラッシングするのもお勧め)
流れは大体このようになってくるかと思います。拭き取る過程だけが少し違うかもしれないので、そちらに関してはよく確認してから行ってください。
まとめ
日本は軟水ですが、海外では硬水のところも多数あるので、この硬水がかえってパサつきを起こしたりすることがあるそうです。
ですので日本であまりドライシャンプーがなじまないのはこの水の違いがあるからかもしれません。
しかし、水がない状況が起こればこのドライシャンプーは必ず役に立つと思います。
市販で安いものだと1000円前後で購入できるので、是非一度試してみてください。
あくまでもサブアイテムとして使用してみてはいかがでしょうか。