頭のにおいには2通りあります。
1つは皮脂がにおいの原因となる頭皮、もう一つは髪の毛の匂いです。
髪の毛はにおいを出す要因はありませんが、周囲のにおいをキャッチしやすく、色々なにおいをため込みます。
この2つのにおいは性質が異なるため、消臭方法もまったく違います。
頭のにおい予防には、頭皮ケアとヘアケアというダブルで対処すると覚えてください。
この記事ではそんな頭のにおいを解決する方法について解説していきますので、頭のにおいが気になる女性の方は是非参考にしてくださいね!
Contents
髪の毛の洗い方の基本
頭のにおいを防ぐには、正しい頭皮ケアが大切です。
毎日のシャンプーは頭皮を清潔にし、においの原因菌を除去してくれるので、基本的な洗い方をマスターしていれば、ほとんどの方のにおいは解決するでしょう。
温水で優しく洗う
シャンプーは、本来は毎日ではなく2~3日に1回くらいが適正です。洗いすぎると頭皮の常在菌が減って細菌が繁殖し、においの原因に。
毎日洗いたい場合は、2回に1回はシャンプーではなく温水で流すだけでも効果的。
垢やほこり程度なら温水でも十分にキレイになります。
しっかり乾かす
髪の毛は生乾きの状態だと周囲のにおいを吸着しやすく、においやすくなってしまいます。
だから洗髪の後はしっかり乾かすことが大切です。
ドライヤーの高熱で一気に乾かすと髪の毛を傷める原因になってしまいますので、優しくゆっくり乾かすようにしてください。
髪の毛の消臭にはミネラルウォーターが役立つ!?
髪の毛のにおいの消臭にはミネラルウォーターが役立ちます。
ミネラルウォーターにはミネラルイオンが含まれていますが、これがにおい分子とイオン交換反応を起こすからです。
そこで、髪の毛の消臭にはミネラルウォーターを使ったスプレーが効果的。
スプレーをした後は必ず良く乾かしてください。
朝シャンより夜シャン
ニオイが気になるのでシャンプーは朝にするという人も多いのではないでしょうか?
しかし、ニオイを気にするならば髪の毛を洗うのはむしろ夜の方がベターです。
というのも、先ほど解説した通り、髪の毛は生乾きで外出すると周囲のにおいを吸収するからです。
髪の毛をしっかりゆっくり乾かす時間があれば、もちろん朝の洗髪でもかまいません。
しかし、忙しい朝はなかなか時間はかけられないもの。だからといってドライヤーの高温で急激に乾かしてしまうと、髪の毛を傷めることに繋がってしまいます。
時間がない朝よりも夜にシャンプーをすることで、丁寧にゆっくり乾かすことができるので髪の毛も傷めません。
ヘアケアにはオリーブオイルが友好的
エキストラヴァージンオリーブオイルには紫外線をカットするほか、抜け毛・頭皮のかゆみ・においのもととなるフケを予防する効果があります。
また皮脂の成分に近いオレイン酸を豊富に含んでいるため、汚れを落として必要な脂肪酸を補います。
使い方はとても簡単で、シャンプーの後に数滴を手に取り、髪と地肌をマッサージするだけです。
オリーブオイルで美髪に!
シャンプー前にオリーブオイルでマッサージするのもおすすめです。
マッサージすることで頭皮の毛穴に詰まった酸化した脂を溶かしてキレイにし、髪の毛を元気にします。
エキストラヴァージン・オリーブオイル(小さじ2杯弱)を手に取り、地肌にまんべんなく伸ばしてください。
熱い蒸しタオルを巻いて20品ほどおき、シャンプーで洗います。週に1~2回行うのが目安です。
頭のにおいはシャンプー選びと頭皮ケアから
洗いすぎに注意したいのは身体だけでなく頭皮も同じです。
肌に負荷の少ないシャンプーを選ぶことや、頭皮専門のローションなどで、頭皮に優しい生活を送りましょう。
頭皮を優しく洗うシャンプーを選ぶ
頭皮のにおいケアは、においを洗い流すよりもニオイを作らないことが一番です。
実は頭のにおいの原因の多くが洗いすぎによるといわれています。
頭皮の脂やにおいが気になると、ついついしっかり洗いたくなります。
でも実は、においケアに必要なのは頭皮の皮脂膜を守ってくれる優しいシャンプーです。
洗浄力が強すぎないアミノ酸系シャンプーなど、自分に合ったものを選びましょう。
頭皮ケアを習慣化しよう
頭のにおいのもとは頭皮から発生します。
そこで頭皮ケアはニオイ予防の基本です。
それだけでなく、頭皮をケアすると髪の毛のエイジングケアにも役立ってくれます。
ときにはアロマでマッサージしたり、ローションやトニックでしっかり保湿、いたわりましょう。
カラーリングのダメージをガード
家庭で手軽にカラーリングができる時代ですが、カラーリングを誤って地肌につけてしまい、かぶれやトラブルの原因になったという経験はありませんか?
カラーリングの前にオリーブオイルを頭皮に塗っておくと、薬剤が頭皮に染み込むのをガードしてくれます。
汗の種類は2つ
人間の身体にはエクリン腺とアポクリン腺という2つの汗腺があります。
汗はこの2つの汗腺から出ますが、その性質は大きく異なります。
サラサラのいい汗
身体のいたるところに無数にある汗腺がエクリン腺です。
汗のほとんどはここから出るといわれています。
この汗は99%が水であり、塩分や尿素、アンモニアなどがごくわずかに含まれています。
ニオイはほとんどなく、サラリとしているので蒸発しいやすいのが特徴的です。
においの強い汗
わきの下やおへそ回り、頭皮など一部にのみに存在するのがアポクリン腺です。
ここから出る汗はやや粘り気があり、タンパク質、糖質、脂質、アンモニアなど様々な成分を含んでいます。
また塩分がほとんどないため菌が繁殖しやすく、わきがや頭皮のニオイの原因となってしまします。
更年期の汗もニオイの大敵!
更年期障害の代表的な症状に「ホットフラッシュ」というものがあります。
「ホットフラッシュ」とはほてりやのぼせのことで、顔を中心に上半身に集中して汗をかきます。
女性ホルモンの低下や汗腺機能の調節がうまくいかなくなることや、自律神経のmぢ荒れによって起こります。
こうした更年期の汗はにおいが強いのが特徴的です。
一部の汗腺から集中して大量に汗が出ると濃度が濃く、べたべたして蒸発しにくい汗になります。
日頃から軽い運動をしたり、半身浴でよく汗をかくなど、更年期の汗対策には汗腺をコントロールすることが予防につながります。
いい汗をかいてニオイを出さない
いい汗とは、ほとんど水でできたサラサラな汗のことです。
汗腺は、血液から血球を覗いた血漿をくみ取って汗を作りますが、血漿には水分のほかにマグネシウムナトリウムといったミネラルが含まれています。
こうした身体にとって必要なミネラルが体外に失われてしまうのを防ぐために、汗腺には再吸収といった働きがあります。
いったん汲み取ったミネラルをもう一度血管に戻して、残りの水分を汗として放出する働きです。
あまり汗を書かないと汗腺の再吸収機能が低下してべたべたした濃い汗をかくようになり、ニオイが発生しやすくなりますので、半身浴や湯上りのクールダウンなどでいい汗を欠くようにしましょう。
【まとめ】頭皮ケアと汗のコントロールでにおいを予防しましょう!
いかがでしたでしょうか?
この記事では頭のにおいの原因やその対策方法、また汗について解説してきました。
頭皮のニオイは地肌に存在する最近が繁殖することが原因ですので、日々の頭皮ケアをしっかり行うことでにおいを防ぐことができます。
しかし洗いすぎても頭皮環境が乱れてしまいますので、適度に洗って保湿することを心掛けましょう。
また、汗がベタベタしているのもニオイの原因となりますので、日頃からサラサラの汗を書いてニオイが出ないようにすることが大切です。