ヘアケア

薄毛に悩む女性必見。最近話題の『ヘンプ』の栄養素や使い方が知りたい!

最近、芸能人やモデルさんの間でも注目されている『ヘンプ』

化粧品や食材として様々な形で広まっているこのヘンプは、『麻の実』の英語名なのです。

麻の実と聞くと、ついつい違法の大麻を連想してしまう方も少なくないでしょう。

まだよくわからないから使うことに抵抗があるという方にも是非読んで頂きたいです。

栄養不足が原因で抜け毛や薄毛に悩んでいる方も、もしかしたらいるのでは?

ヘンプは、栄養素をとても豊富なバリエーションで含んでいるのです。

ヘンプとは?

ヘンプと言われると「初めまして」の方も多いかもしれませんが、麻の実と言われると聞いたことがあると感じるかもしれません。

麻だけでも種類がありますし、違法・産業用・医療用など、大麻と言っても色々聞いたことがあるので消費者は混乱するでしょう。

薬物違反した芸能人がヘンプというワードをSNSで書いていたというニュースも記憶にあり、尚更抵抗感が生まれても仕方がありません。

一般に問題視される成分と、ヘンプの成分の違いは以下の通りです。

THC(テトラヒドロカンナビノール)
⇒幻覚を引き起こしたり脳神経を破壊するとされる。

CBD(カンナビジオール)
⇒痛みや炎症を抑えるリラックス効果があり、精神作用は引き起こさない。

海外では、THCの含有率により違法かそうでないかが分けられるのですが、日本では含有率は関係なく、THC自体の加工や輸入が厳しく法律で制限されているので、日本で販売されているものは産業用で全くTHCを含まないものを選んでいると考えていいでしょう。

では、危険性が無いと理解はできたが、わざわざ食べたり使うほどのものなの?と考える方は少なくないでしょう。
ヘンプにはどのような栄養素が含まれているのでしょうか。

ヘンプの栄養素

ヘンプにはたんぱく質を構成するアミノ酸が豊富に含まれています。

髪の主成分はたんぱく質であり、体内で作り出すことのできない必須アミノ酸も摂取できるということがメリットでしょう。

たんぱく質だけがあっても、それを生かすためにはミネラルも必要です。

美しい髪を作る為にも亜鉛は特に必要と言われていますが、ヘンプには鉄・亜鉛・マグネシウムと嬉しい栄養素がそろっています。

抜け毛や乾燥にも影響してくると言われる必須脂肪酸にも注目です。

ヘンプの油分の80%がこの必須脂肪酸であり、αリノレン酸・リノール酸を理想的なバランスで含んでいるという点が素晴らしいと言われています。

リノール酸は摂り過ぎ禁物ですが、αリノレン酸も含んでいることにより、お互いの作用を絶妙に調節し合い、血行改善・アンチエイジングに繋がると考えられています。

「必須」と言われるものは体内で作り出せないものばかり。これ一つにこんなに必須成分が入っているだなんて驚きです。

ヘンプは化粧品にも食用にも

《ヘンプシードオイル》

ヘンプから作られる製品として、最もメジャーなものはヘンプシードオイルでしょうか。

食用としてサラダやドリンクなどに利用できます。

加熱に弱い点が要注意です。美容オイルとしても商品化されているようです。

CBDオイルというものもあるのですが、こちらはシード(種)だけでなく麻の様々な部位から抽出されたカンナビジオールという成分をオリーブオイルやココナッツオイルに含ませたオイルになります。

もたらす作用も成分も全く違います。

ヘンプシードオイル
⇒豊富な栄養素による美容・健康目的

CBDオイル
⇒リラックス・安眠効果目的

抜け毛の原因にはストレスもあります。

またストレスの原因は人それぞれ。

CBDオイルもその点では抜け毛薄毛予防に全く持って効果は無いとは言い切れないかもしれません。

ただ医学的根拠はないようです。

エビデンスが無いことはつまり、信用性に欠ける・自己責任だということです。

これから更に研究がなされていくことを期待します。

《ヘンプシード》

食用でサラダにかけたり、納豆に混ぜたり、すり潰してペースト状にして使うこともできます。

こちらも熱に弱いので生食をおすすめします。

以下は筆者の個人的感想ですが、味はクルミやアーモンドに近いです。

つぶつぶとした触感はありますが硬くはないので食べづらいという感想も特にありません。

ヨーグルトにかけて美味しくいただいています。

不溶性食物繊維が大半なので、デトックス効果が期待されます。

ですが逆を言えば、食べ過ぎは便秘になる可能性もありますのでご注意下さい。

雑穀米や七味唐辛子にヘンプシードが含まれていることもあります。

ご自宅にある雑穀や七味唐辛子に入っているか是非探してみてください。

ヘンプパウダー(ヘンププロテイン)》
プロテインと聞くと、色々な栄養素と美味しく飲めるための甘味料が当然含まれているのかと思いきや、このヘンププロテインはヘンプ自体がたんぱく質・ミネラルなどを豊富に含んでいるので、原材料がヘンプパウダーのみというものがほとんどです。

お味は、甘くないだけありそれなりの味だと想像します…。熱に弱いのなら、冷たい飲み物に溶かしたりヨーグルトと一緒に食べるのもいいですね。

環境にいいヘンプ

スーパーフードのモリンガも、全部位が有効活用でき育てやすく二酸化炭素を良く吸収するという点で自然にも優しいとされていますが、このヘンプも同様です。

害虫にも強いとされ農薬や化学肥料を必要としません。世界各国で一年を通して栽培可能なこともSDGsの実現を目指すこれからの時代にとても合っているといえそうですね。

悪いものには騙されない

ヘンプとCBDの違いを先にお話ししましたが、その違いをまず理解することは商品を選ぶ上でとても大切です。

そして必ず、日本の信頼できるメーカー・ブランド(正規代理店)のものを選びましょう

海外と日本の基準は違いますし、悪いことを考える人が世の中には悲しくもいるものなのです。

何度も言いますが、日本ではTHCを含む商品は違法です。

「知らなかった」では済まされないかもしれません。

おまけ

病院で出される薬は、お金をかけて時間をかけてしっかりと国の検査をクリアしたうえで世に出されます。

ヘンプは薬ではなく食材であり、今のところ「何かの症状を確実に予防できる・有効に効く」という証明はなされていないようです。

病院のお薬は効く反面副作用もあります。

かといって食材で自然のものだから体に良いのかというと、アレルギーの事を考えるとそうとも言い切れません。

例えば、国が定めるアレルゲン食材28品目以外でもアレルギー反応が現れる場合はあります。

それはまさに、DNAの個体差があるから。1000人いれば1000通りの生活習慣・食事内容・体質の差があります。

今のところヘンプにアレルギーに関する情報は見当たりませんが、今後更に研究が進み、何か新しい情報が出てくるかもしれないので目が離せません。

魅力が多いヘンプなので、是非良い情報が増える事を期待したいですね。

さいごに

良い結果も悪い結果もすぐには現れません。積み重なっていつか現れます。

もし脱毛症になったら、それは、身体のなかで何か異変が起きていると身体自身が教えてくれているのです。

普段の生活にも支障を来すからとにかく病院へ…それはもちろん大切です。

病院で薬を使って改善されても、身体の中の状況がまだ改善されていなかったら?

もしかしらまた抜けるかもしれません。

食生活の見直しは今すぐにできることです。

ヘンプに興味を持った方は是非、いつもの食事に一つ加えるだけです。

取り入れてみるのはいかがですか?