”牡蠣って髪の毛にいい食べ物なの?”
”牡蠣が髪の毛にいい理由が知りたい!”
”そもそもなんで髪の毛って薄くなるの?”
本記事ではこのようなお悩みを解決します。
髪の毛が薄くなる原因は様々ですが、その1つとして代表的なのは食事による栄養不足によるものです。
中でも髪の毛にいい食べ物でもあり、摂取不足になりがちな栄養素「亜鉛」があります。
ではなぜ?「亜鉛」が髪の毛にいいと言われているのか、それは髪の毛はケラチンというタンパク質が主成分でできていて、亜鉛を摂取することによりケラチンの合成を助ける効果があるからです。
※ケラチンとは、髪の毛だけでなく爪や皮膚の角質層を形成する成分でもあり、18種類のアミノ酸が結合してできたタンパク質です。
そこでおすすめなのが、牡蠣です。
牡蠣にはたくさんの亜鉛が含まれているので、ケラチンの合成を助けてくれるだけでなく、他にも健康的にいい効果が得られます。
今回は亜鉛の効果や注意点などについても解説していきます。
Contents
なぜ髪の毛が薄くなるのか?
先ほども説明した通り、髪の毛が薄くなる原因として食事(食生活)によるものがあると言いましたが、他にも生活習慣の乱れやストレスなどの原因があります。
生活習慣の乱れ
ストレス
食生活
今回はこの3つに分けて順番に説明していきます。
生活習慣の乱れ
生活習慣の乱れには髪の毛が薄くなるだけでなく、体にも悪影響を及ぼすのでできれば改善したい部分でもあります。
見直したい生活習慣3つ
睡眠
運動
喫煙
上から順番に説明していきます。
睡眠
質の良い睡眠を心がけるだけで髪の毛にも身体にもよく、ホルモンバランスが安定します。
就寝中の深い睡眠(ノンレム睡眠)には髪の毛の成長に必要な「成長ホルモン」が分泌されます。
そのためには心身ともにゆっくり休ませるためにも6時間から8時間ほどの睡眠を取るのが良いとされています。
運動
運動をすることで心臓から血液を送り出す機能が高まり、血流改善にとても効果的です。
喫煙
タバコを吸うことで、身体中の血管が細くなり、それまで血液によって身体の隅々まで行き届いていた栄養や酸素などが細胞に届かなくなります。
そうすると、髪の毛も丈夫で健康的に育たなくなり、次第に細くなって薄毛や抜け毛の原因となってしまいます。
ストレス
ストレスによって身体の中の細胞や頭皮の血管が弱っていき、自律神経やホルモンバランスが乱れてしまいます。
これらが乱れてしまうと、いくら身体に良い栄養素を取り入れていても、弱ってしまった細胞まで酸素や栄養が行き渡らず、充分な活動ができなくなってしまいます。
よって髪の毛にも影響を及ぼすという結果になるのです。
食生活
1番最初に説明した髪の毛が薄くなってしまう原因の1つである食生活です。
髪の毛にはケラチンという成分でできているため偏った食事を続けていると、ケラチンの合成を妨げてしまいます。
そこでおすすめなのが、亜鉛です。
亜鉛にはケラチンの合成を助けるといった効果があり、強くて丈夫な髪の毛に育ててくれます。
そして、亜鉛を摂取するのに効果的な食べ物として、「牡蠣」があげられます。
今回はこの牡蠣の成分についてもっと詳しく説明していきます。
牡蠣が髪の毛に良い理由
海で育った牡蠣には、亜鉛以外にも「鉄分」「カルシウム」「たんぱく質」「タウリン」など、髪に必要な栄養素がバランス良く凝縮されています。
そして、ケラチンの合成を助ける効果があるので、髪の成長に必要不可欠な成分がたくさんあるのです。
亜鉛の働き
亜鉛を摂取することで得られる働きを紹介していきます。
味覚を正常に保つ
免疫力の向上
うつ状態の緩和
上から順に説明していきます。
味覚を正常に保つ
人間は舌に「味蕾(みらい)」という受容器官で味が美味しいか不味いかを感じとっています。
亜鉛はこの味蕾の中の味細胞にとって重要な役割を果たしていて、亜鉛はその役割の補助として働いています。
免疫力の向上
亜鉛が十分にあると風邪や感染症にかかりにくくなります。
体内の粘膜を保護するビタミンAを体の中にとどめる効果があり、のどの痛みや鼻水・鼻づまりなどの症状を緩和してくれる効果があります。
うつ状態の緩和
うつ状態は脳の機能が低下し、神経細胞の刺激する伝達がスムーズに行われない状態にあります。
ホルモンバランスや、記憶力などを安定に保つには神経伝達物質が正常に作られ、働く必要があります。
この神経伝達物質を作るのに必要なのが亜鉛です。
亜鉛が体内に十分にあることで、精神やホルモンの安定、脳の機能を高める効果もあります。
このようなことから、うつ状態の緩和に効果がある考えられています。
亜鉛の摂りすぎには注意
以上のことから亜鉛をたくさん摂ろうとする方が増えるかと思いますが、だからといって亜鉛の摂りすぎは禁物です。
なぜなら、経口摂取で1日50mgを1週間以上続けると嘔吐やイライラ、不安感などの副作用が出やすいというデータもあります。
1日100mg以上を長期にわたって摂取した場合、嘔吐、吐き気、脱水症状、発熱、倦怠感などの副作用にもつながるので、適切な量を摂取しましょう。
亜鉛が不足すると起こる症状
亜鉛が不足すると、タンパク質や血液の合成がうまく行えなくなり、成長障害が起こりやすくなります。
他の症状として
貧血
食欲不振
皮膚炎
生殖機能の低下
慢性的な下痢
脱毛
免疫力の低下
神経感覚障害
これらの様々な症状が起きる可能性があります。
今回は味覚障害と免疫力の低下、成長障害について少し解説していきます。
味覚障害
食べ物の味は、舌にある「味蕾」という受容器官で感じ取ります。
味蕾は新陳代謝が活発で約4週間のサイクルで生まれ変わるとされていますが、亜鉛はこの働きを促しており、不足すると味覚障害が起こることがあります。
免疫力の低下
亜鉛は免疫機能にとても関わりがあり、不足すると細胞の働きに影響があります。
具体的に、免疫力が低下し、肺炎など気管支炎といった感染症にかかりやすくなってしまいます。
感染症だけではなく自己免疫疾患も亜鉛の低下に関係していると言われています。
成長障害
亜鉛は細胞分裂・細胞増殖などに必要不可欠なミネラルでもあります。
これらは多くの酵素の構成成分となり、タンパク質やホルモンの合成、DNAの複製などに深く関わっているため、亜鉛の不足により乳幼児や子どもでは成長障害を起こすことがあります。
まとめ
いかがだったでしょうか?
まずは薄毛になる原因として
生活習慣の乱れ
ストレス
食生活
これらによる原因がありました。
そこで今回は食生活による薄毛の原因を対象に亜鉛を取ることをおすすめしていきました。
亜鉛が多く含まれる食べ物として牡蠣があり、髪の毛にいい食べ物だという理由として、髪の毛に含まれるケラチンの合成を助けるだけではなく、味覚を正常に保つ効果や免疫力の向上、うつ状態の緩和なども見られました。
そして、牡蠣には、亜鉛以外にも「鉄分」「カルシウム」「たんぱく質」「タウリン」など、髪に必要な栄養素がバランス良く凝縮されています。
髪の毛だけでなく身体にもいいので牡蠣を食べることをおすすめします。