皆さんは傷んだ毛先をどうしていますか?
トリートメントやオイルでケアをしている人、放置している人…いると思います。
どれが髪にとって1番良い方法なのか…気になりますよね?
どうやら、ダメージが酷い場合は”切った方がいい”ようなんです!
でも、なぜ”切った方がいいのか”とか”何センチ切ればいいのか”、わからない人は多いと思います。
これから、毛先のダメージについて・切るメリット・切り方について紹介していきます。
この記事を読めば、正しい方法で毛先を切って、ケアをすることができます。
ぜひ、今日からの毛先のケアの参考にしてみて下さいね。
毛先は、なぜダメージが酷いの?
年数が経っているからです。
髪の毛は、毎日様々なダメージを受けています。
そのため、年数が長ければ長いほど、ダメージの蓄積量も多いのです。
毛先は髪の毛の中で1番長生きしている部分なので、ほとんどの人は傷んでいます。
では、一体何からダメージを受けているのか?というと…
熱
紫外線
まさつ
強い洗浄力のあるシャンプー
1.濡れた乾かすためのドライヤーや、スタイリングに使うアイロンやコテなどの熱です。
実は…40℃以上の熱で髪に”タンパク質変性”がおきて、髪が硬くなります。
生卵をお湯で茹でると、硬くなってゆで卵になりますよね?
これが”タンパク質変性”。髪にも同じ現象がおきるんです。
日差しが強い日も危険です。
髪(頭)が1番空に近いため、日差しの熱をそのまま受け続けしまうからです。
それに、日本人は髪を染めていなければ…ほぼ黒いですよね?
だから熱が髪の毛の中にこもりやすいため、日差しが強い日も危険なんです。
2.紫外線も、キューティクルを傷つけたり、頭皮にもダメージを与えたりします。
しかも頭皮の皮膚だけではなく、中の細胞にまで影響を与えてしまうんです。
3.髪を触ったり、ブラッシングしたりするときの”まさつ”です。
指でもゴムでも…髪をこすってまさつすると、キューティクルが傷つきます。
最悪…剥がれてしまうことも。
4.”高アルコール”シャンプーです。
安価で、他のものに比べて洗浄力が強く、髪を傷めやすいんです。
皮膚もそうですが、強い成分のものに触れると赤くなったり、痛くなったりしませんか?
それと同じで髪にもダメージを与えてしまうんです。
毎日のシャンプーや紫外線、まさつ…様々なダメージを受け続けながら月日が経っている毛先、傷んでしまうことは仕方がないのです。
そのためベリーショートや、男性のような短髪でない限りは、毛先はかなり傷んでしまっているでしょう。
切るメリットって何?
傷んだ毛先がなくなること。
切っちゃいますからね。
切れば見た目が良くなり、もうオイルなどで誤魔化す必要がなくなります。
そのぶんのお金も、かからなくなりますよ。
傷んだ毛先を何とかしたくて、高いトリートメントやオイルを使っている女性は多いですよね。
”なかなか改善しないなぁ”と悩んでいる人も多いのではないでしょうか。
その原因については、下記でお話ししますね。
傷みが深刻な髪を、全て切るのは難しいですが、それでもトリートメントやオイルよりも”この場合はコチラの方が効果的”だと言えます。
それはなぜか?を説明していきますね。
毛先の痛みが酷いと戻らない
毛先のダメージが深刻な場合は…ほぼ直りません。
それはなぜかというと、キューティクルは”再生しない”からです。
補修はできても修復は不可能なんです。
キューティクルは3つの層で、できています。
えんぴつのような感じです。
中の芯のメデュラ(芯)・真ん中のコルテックス(木の部分)・外側のキューティクル(外側の色がついている部分)
キューティクルは髪を守る役割をしています。
衝撃から守ったり、コルテックスが含んでいる水分や栄養素を、外へ出さないようにしたりしているんです。
キューティクルが守ってくれているんですが…上記でお話しした4つの原因によりボロボロになり守れなくなります。
キューティクルは、ウロコが折り重なっているカタチをしています。
しかし、傷んでくると…閉じているはずのキューティクルが開いてしまいます。
そこから水分が蒸発し、髪の中から乾燥してパサパサになるんです!
この状態でしたら、トリートメントやオイルの補修は可能です。
開いている状態を、閉じさせて潤いを補えばいいのですから。
しかしキューティクルが剥がれてしまうと…修復は不可能です。
再生しないので、コルテックスがむき出しのままになります。
乾燥し放題でボロボロになり…枝毛や切れ毛になるんです。
”でもトリートメントすると、つるつるになるよ?”と思いますよね。
トリートメントやコンディショナーには、シリコンが含まれています。
シリコンは、キューティクルの代わりをしてくれるんです。
そのため、傷んだ毛先がつるんとした見た目や手触りに”一時的に”なります。
あくまで、それはシリコン。
洗ってとってしまえば、元の傷んだ毛先に戻ってしまうんです。
”キューティクルは戻らなくていいから、傷んだ毛先を綺麗に見せたい”場合は、ダメージ補修効果のあるトリートメントやオイルのケアで良いと思います。
誤魔化しじゃなくて、毛先そのものを何とかしたい場合は切ることをおすすめします。
セルフカットの方法
気になる毛先(枝毛・切れ毛)から5センチ上を垂直に切りましょう!切れ味の良いハサミを使って下さいね。
なぜ5センチなのかというと、それくらい上でないと、また枝毛や切れ毛ができてしまうからです。
キューティクルは剥がれている・いないは目ではわかりませんよね?
枝毛のすぐ上では、同じくらいボロボロ状態の可能性が高いのです。
だから傷んだ髪だけ切っても、すぐに枝毛や切れ毛になる可能性があります。
”そこまで傷んでいないであろう”というのが5センチ上なんです。
私は子供の頃から髪をロングにしていたので、毛先がかなり傷んでいました。
傷んでいても伸ばしたかったんですが、親に”みっともない”と言われて仕方なく、定期的に美容院へカットに通っていたんです。
「あまり切らないでほしい、傷んだ毛先だけ切りたい。」と説明しても、けっこうバッサリ切られていました。
あの頃は”なんで!いつもこんなに切るの!”と帰りながら怒ってましたね。
今は”5センチ上を切っているんだな”と納得しているので、バッサリ切られても怒りは湧いてきません。
私のように”美容師さんに伝えたはずなのに、思った以上に髪を切られた!”と感じた人は多いのではないでしょうか。
意味のある5センチなので…悲しいですが我慢しましょう!
なぜ垂直に切るのか?というと切り口を広げないためです。
斜め切りにすると、髪の断面が大きくなります。そこから水分や栄養が出てしまうので、なるべく切り口を小さくする方がいいんです。垂直に切ることを心がけましょう。
切るときは、切れ味の良いハサミを使いましょう!切れ味が悪いと、必要以上に毛先を傷つけて切ることになるからです。
切れ味がわからない場合は、自分の髪を少し切ってみて、切れ味を確認してからにした方がいいかもしれません。
まとめ
髪は毎日ダメージを受けて蓄積している
熱・紫外線・まさつ・強い洗浄力に弱いなどの弱点がある
毛先は1番月日が経っているため、ダメージ量が多く傷んでいる
キューティクルは剥がれたら戻らない
5センチ上を切れ味の良いハサミで垂直に切る
いかがでしょうか、毛先のダメージやセルフカットなどについて、わかりましたでしょうか。
毎日いろいろなダメージを髪は受けています。
毛先は生えてから時間が経っているので、いっぱい傷ついているんです。
そのため、キューティクルが剥がれて枝毛や切れ毛になってしまいます。
ダメージが酷い毛先を何とかしたいなら、5センチ上を切りましょう!
傷んだ毛先が多い人は、美容院でカットしてもらうことを、おすすめします。
今日、傷んだ髪の毛をセルフカットしてみませんか?