素敵な髪形の土台となるのは、美しい艶髪です。
どんなに素敵なデザインやパターンの服でも、素材の質が悪ければ全体的に安っぽいイメージがついてしまい、ムードを付けることができません。
素材となる髪の毛の質を上げるためには、自宅で行う毎日の髪のお手入れが重要です。
そこでこの記事では普段何気なく行っている毎日のシャンプーやトリートメント、スタイリングの正しい方法をご紹介していきます。
毎日のことですので、間違ったケアを積み重ねないように、改めてチェックしてみてください。
Contents
コーム・ブラシの選び方
ブラシやコームは、本来、髪型や用途によってタイプやサイズ、素材を使い分けます。
これから新しくそろえる場合は、それぞれの用途を知って使い勝手のいいアイテムを選ぶようにしましょう。
ヘアブラシ
家族全員で使えるオールマイティな1本。
髪の毛をとかす以外に、頭皮を適度に刺激し、血行を促進する用途も。
その場合は、動物毛など頭皮を傷めない素材を選びましょう。
ロールブラシ
360度に毛が付いたヘアブラシ。
髪を巻き付けやすく、ドライヤーと一緒に使うことでくせ毛を伸ばすだけでなくカールやふんわりとしたボリュームを手軽に出すことができます。
ジャンボコーム
他のコームに比べて櫛の目が粗く、髪の毛に摩擦が起きにくいのが特徴的。
濡れている髪の毛をとかす必要があるときや、シャンプー前のブラッシング二も最適。
テールコーム
目の細かい櫛に、先端が細くなった持ち手がついているコーム。
髪の毛を溶かすだけでなく、反対側の持ち手で分け目を付けたり髪の毛を分けとるなど細やかな作業に便利。
カットコーム
美容師がカットの時に使用するカットコーム。
粗い目と細かい目があり、粗いほうで塗れた髪の毛や絡まった髪の毛をとかし、細かいほうで整えるなど使い分けができます。
基本のシャンプー&トリートメントの方法
シャンプーの目的は髪の毛と頭皮の汚れを落とし、清潔かつ美しく保つことです。
トリートメントは、髪の毛に対して必要な栄養や手触りを補うもの。正しい方法で艶髪を目指しましょう。
1.ロングの方は髪の毛を濡らす前にブラッシングをする。絡まりによる髪の毛のストレスが減り、シャンプー時に汚れが落ちやすくなる。
2.髪の毛の汚れやスタイリング剤、頭皮の汚れを落とすつもりで十分に予洗いする。これまで自分で行っていたすすぎプラス1分を目安に。
3.シャンプーを手に取り、手のひらでしっかり泡立てる。量は、ミディアムなら1~2プッシュ、ロングなら2~3プッシュが目安。
4.爪を立てずに、指の腹で頭皮をやさしく洗います。髪の毛を洗うというより頭皮をやさしくマッサージするイメージでOK。力の入れすぎは禁物。
5.泡が完全に落ち、ぬめりが取れるまで洗い残しのないようにしっかりとすすぎます。シャンプーの作業よりもすすぎ作業の方が重要です。
6.トリートメントはミディアムなら1~1.5、ロングで1.5~2プッシュを目安に使用。毛先を中心になじませ、しっかりすすぎます。
タオルドライ
水分を含んだ髪の毛は非常にデリケート。
乾かすときはゴシゴシ擦らず、タオルを持った手で挟み込むように水分をとるのがポイント。
ロングの人にはドライヤーの時間を大幅短縮できるクルクル巻きがおすすめです。
1.ある程度水分を摂ったら、下を向いて髪の毛全体を前に持ってきます。タオルの幅の中心に毛束が来るよう、タオルの位置を合わせる。
2.根元が動かないようにタオルと毛束をうまく固定しながら、毛束ごとタオルを1/3程度までひねります。
3.残りの2/3をひねりながら、蛇がとぐろを巻くようにタオルを巻く。タオルの先を、頭とひねったタオルの間に挟む。
4.うまく固定できればできあがり。お風呂上り後にまずおの状態にして置けば、スキンケアなどができ、ドライヤーの時間も短縮。
髪を洗ったら、一刻も早く乾かす
髪の毛が濡れている状態では、髪の表面を覆っているうろこ状のキューティクルが開いています。
そのため髪の保護成分であるキューティクルがはがれやすく、内部が刺激を受けや素くなっています。
この敏感な状態を少なくするためには髪を洗ったら一刻も早く、しっかり乾かすことが大切です。
ドライヤーの正しい選び方
ドライヤーをかけるときはキューティクルに沿って、根元から毛先にかけて風を当ててください。
その点も踏まえ、ドライヤーを選ぶときは、第一に速乾性に優れた商品がおすすめです。
特に、毛の多い方やロングで乾かすのに時間がかかるという方は風量のあるタイプや低温でも短時間で乾かすことができるタイプを選びましょう。
さらに、最近のドライヤーには艶出しや頭皮ケアなど、髪の毛を乾かす以外の機能が付いたものも一般的になっています。
髪の毛のダメージや用途に合わせてセレクトするといいでしょう。
冷風機能の付いているドライヤーがおすすめ
あまり使っている方も多いかもしれませんが「冷風」機能は必須です。
髪の毛には、温めると動きが付き、冷える瞬間に形を記憶するという性質があります。
髪の毛には、温めると動きがつき、冷える瞬間に形を記憶するという性質があります。
ヘアアイロンもこの性質を用いたツールで、急激に熱することで髪に動きを付け、アイロンで離すことで冷まします。
ドライヤーはアイロンほど髪の毛を温めるものではないので、温風のあとに冷風のエアシャワーを浴びせることが、スタイルキープにつながるのです。
使い方としては、温風で髪の毛を乾かした後に上から下に向かって全体に冷風を当てます。
髪の毛を乾かすときだけでなく、根元を立ち上げたり、ボリュームを抑えるといったスタイリング時にも、温風&冷風のハイブリットが効果的です。
基本のドライヤーのかけ方
髪の毛が濡れている状態は、ダメージを受けやすい繊細な状態。
正しくドライヤーを使うことで髪や頭皮をケアできるだけでなく、スタイリングがしやすくなり、スタイルをキープすることができます。
1.頭を少し前に向け、上からドライヤーをあてて手で髪の毛を左右に振りながら乾かす。分け目は無視してOK。
2.襟足は、最も髪の毛が密集していて太い箇所。乾くのに時間がかかりますので、根元からしっかり乾かしましょう。
3.耳周りは、襟足の次に髪の毛が密集している場所です。髪の毛を持ち上げながら効率よく乾かします。
4.頭を前に倒しながら、つむじを風に当てて根元を乾かす。
5.つむじからトップの髪の毛の流れに沿って乾かします。ここでも分け目は無視してOK。
6.8~9割乾いたら上から下に向かって冷風を当ててできあがり。髪の毛の長い人は、さらに根元から毛先に向かってドライヤーをあてて全体を動かします。
【まとめ】正しいヘアケアを身に着けて美しい髪の毛を保ちましょう!
いかがでしたでしょうか?
この記事では忙しい女性でもできる正しいヘアケア方法について解説してきました。
日々忙しくても、シャンプー、トリートメント、ドライヤーを正しく使うことで特別なことをしなくても十分頭皮または髪の毛を清潔に保つことができます。
また、ブラッシングや日々の頭皮マッサージは、薄毛や抜け毛を予防するのにも有効的ですので、是非試してみてください。
ヘアケアは継続が大切です。
継続しながら日々を過ごすことで、老けやかゆみなどの頭のトラブルを防ぐことができますので、将来的な髪の毛のトラブルを回避するためにも、取り入れましょう!