髪の悩みはいろいろなものがありますが、大きな問題となるのは白髪と抜け毛でしょう。
薄くならないとしても、白髪になるのは気分的にいいものではありません。
そこで注目しなければいけないのは、白髪になると薄毛にはならないのかという点です。
白髪になる原因
日本人の女性の髪といえば、黒髪というイメージがありました。
現在では、おしゃれな茶髪なども多くなり、個性的なカラーリングをする人も増えています。
様々な楽しみ方ができる一方で、白髪になってしまうとお悩みのタネになる場合も少なくありません。
髪をセットしようとした時に、ふと白髪を発見する場合もあります。
美容室なので白髪が増えたことを指摘される場合もあるでしょう。
これまで言われてきたことの一つとして、白髪になると薄毛にならないという関係性がありました。
どこかで安心するような気持ちが出てきたりもしますが、本当に関連性があるのかないのか理解しておく必要があるでしょう。
後になって薄毛に悩んだとしても、時すでに遅しとなってしまうからです。
白髪になってしまう原因はいくつもあります。
漫画やドラマなどでも、極端に強いストレスが掛かった瞬間に白髪になってしまうような瞬間が描かれていることもあるでしょう。
このような精神的なストレスも白髪になる原因ではありますが、細胞分裂して生み出された段階で細胞が死んでしまうのが髪の特徴です。
後から白髪になるというケースは、そこまで多いものではありません。
髪の内部が空洞となり、白髪のように見える場合はあります。
しかし、白髪の基本となるのは、生み出された瞬間から白くなってしまっている状態です。
精神的なストレスによって生み出される場合もありますし、睡眠不足頭がの引き金となる場合も少なくありません。
白髪とは、色素が不足した状態となるため、栄養不足や過度なダイエットによる血行不良も原因です。
出産や遺伝によってなりやすい人もいますし、加齢ももちろん原因として挙げられます。
生活習慣が引き金となり複数の条件が組み合わさってしまうのが一番の問題点と言えるでしょう。
このような原因が解消されると、白髪が治るケースも出てきます。
黒い髪に戻って行く可能性はゼロではないのです。
正しい適切なケアをしなければいけないのは確かであり、黙って待っていても黒くなるわけではありません。
白髪とダメージ
白髪と薄毛の関係性をひも解く上で大事なことは、抜いてしまうと白髪が増えるという話です。
誰もが一度は聞いたことがある内容となりますが、引き抜く際には毛根にダメージを与えます。
毛根がダメージを受けてしまうと、ヘアサイクルに狂いが生まれてくるのです。
髪が生え変わった時にもダメージが残ったままとなり、白髪になる可能性は十分に考えられるでしょう。
それだけではありません。
毛根にダメージがあれば、薄毛になる可能性が出てきます。
ヘアサイクルの乱れは薄毛の大きな原因であり、抜いてしまうことで直接的に本数も少なくなるのです。
本来抜けなくてもいい髪が抜き取られてしまうのですから、普通に考えても自らの手で薄毛にしていると言えるでしょう。
白髪でも薄毛の人はいる
原因などを見ていくと、薄毛と同じような原因が隠れていることに気がつかなければいけません。
精神的なストレスや加齢など、薄毛の原因としてよく知られているものです。
睡眠不足や遺伝などもありますが、これも薄毛の原因として知られているでしょう。
つまり、白髪と薄毛は原因が同じようなものであり、違いはほとんどないと言い換えることができます。
ここから考えられることは、ダメージとして現れるのが髪の色素だとすれば、毛根にダメージが出てくると薄毛になる可能性が高まります。
白髪になるからといって、薄毛にならないことはありません。
ダメージがどちらかに偏るような状態が考えられるため、白髪と薄毛は両立しにくいイメージがあります。
実際に白髪でも髪の薄い人はいらっしゃるでしょう。
薄くなってから白髪になる人もいますし、白髪のまま毛量が減ってしまう人も出てきます。
白髪になったら薄毛にならないというのは根拠のない話であり、どちらも十分に注意しなければいけないのです。
将来両方の状態になった時に、そんなことはないといったところで、もう間に合わない状態になるかもしれません。
若い時に白髪が増えたら要注意
白髪の中でも問題となりやすいのは、若い段階で起きた時です。
若い段階で白髪になるというのは、本来あまりあってはならないことです。
若白髪と呼ばれるような少々出てくる程度は問題ありませんが、目立つことの本スレになってきた時には注意しなければいけません。
本来年齢と共に現れてきやすい白髪ですので、何らかのダメージが働いていると考えられます。
この時のダメージがたまたま色素に働いたというだけで、毛根にダメージを与え薄毛になる可能性はゼロではないからです。
もっと深刻な状態になる可能性もあるので、原因を考えてみなければいけません。
女性の場合によくあるのは、ストレスから起きる円形脱毛症です。
白髪の原因が円形脱毛症に繋がるかどうかは確実ではありませんが、同様の原因をもつケースが多いことに注目したほうがいいでしょう。
原因が不明のケースも多い円形脱毛症は、ストレスが起因しているケースが多いと言われています。
何らかのストレスで白髪が出ているようであれば、そのまま薄毛になる可能性もあるのです。
対策も共通していく
白髪の原因が薄毛の原因と共通項を持っているのであれば、お互いの対策が有効であるのも確かです。
例えば薄毛を改善させるために頭皮環境を正すというのは、一般的に行われる方法と言っていいでしょう。
マッサージをしてみたりするのも対処方法になりますし、清潔な状態を保つのも有効です。
その背景にあるのは、正常な髪を育てる点です。
正常な状態で髪が育てば、白髪も薄毛も解消できる可能性が出てきます。
そのために必要なことは色々とありますが、栄養を届けるのは何よりも大切です。
マッサージをして血行を改善させるのも、血液に栄養を運んでもらうために行われます。
頭皮にある毛細血管は非常に細く、血行を改善させていかなければ血液の流れも滞ってしまうからです。
栄養摂取に気を使うのは白髪も薄毛も同じです。
良質なタンパク質や亜鉛を中心とするミネラル部などは、正常な働きをさせ色素を作る上でもなくてはなりません。
単純にどこかの栄養だけを摂取すると言ったか偏りを持たせるのではなく、栄養を総合的に摂取し、相互作用を高めるのも方法です。
普段の食生活を見直してみるだけでも、どこかに偏りがあるかもしれません。
この部分を改善できれば、白髪も薄毛も予防できる可能性が出てきます。
サプリメントなどで栄養摂取する方法もありますが、過剰摂取などの問題に注意しなければいけません。
栄養素によっては体の中に蓄積できないものもあります。
過剰摂取の心配の少ない栄養素ですが、逆に蓄積されやすい場合には、十分に配慮し利用していきましょう。
ビタミンAや亜鉛などには特に注意して摂取するのが大切です。
まとめ
白髪と薄毛は、関係性が高い原因を抱えています。
同じような原因と言い換えることができるほど類似しているため、対処方法もしっかりと取っていけばいいでしょう。
特に頭皮の状態を改善させる必要があるため、栄養もしっかりととり、睡眠不足にも陥らないようにしていくのが大切です。