新型コロナウイルスの影響による自粛生活が続いている中、テレワークで仕事をしているという女性も多いのではないでしょうか。
実は女性は男性よりもテレワークによる肩こりや首コリが起こりやすいと言われており、さらにパソコンなどを使ったテレワークを長期間行っていると、抜け毛や薄毛の原因になりやすいともされています。
そこで今回は、なぜテレワークによる肩こりや首のこりは女性に多胃のか、またそれがなぜ薄毛や抜け毛につながるのか、その原因と改善策について詳しく見ていきたいと思います。
Contents
テレワークが薄毛や抜け毛の要因となる理由とは?
以下では、テレワークの際のデスクワークやパソコン操作が薄毛や抜け毛を招く理由について詳しく見ていきたいと思います。
疲労の蓄積による栄養不足
長期間パソコンの操作を行うことにより眼精疲労が起きてしまうと、体内のビタミンBやL-システインという栄養素が多く消費されてしまいます。
実はこの2つの成分は、体や筋肉の疲労回復の他にも、髪の主成分であるケラチン、つまりタンパク質を作るためにも非常に重要な成分となっています。
しかし体の疲れを回復させるためにビタミンBなどが多く使われてしまうと、髪の成長を促すために必要な栄養素が不足してしまい、抜け毛や薄毛につながると言われているため注意する必要があります。
ブルーライトの影響による睡眠の質の低下
パソコンからスマホから出ているブルーライトは、睡眠ホルモンと呼ばれているメラトニンに直接影響を与えて、メラトニンを生成している松果体への刺激により睡眠の質が低下したり、不眠気味になってしまう可能性があります。
また髪の成長ホルモンが最も多く分泌されるのは22時~2時までの間と言われているため、夜更かしをしたり遅い時間までテレワークでパソコンを使用していると、眠りの深いレム睡眠を得ることができなくなり、その時間に睡抜け毛や薄毛の引き金となってしまいます。
外出できないことによるストレスの蓄積
テレワークにより栄養不足に陥ったり、質のよい睡眠が取れない状態が長引くと、慢性的な倦怠感や疲労感が起こりやすくなりストレスの蓄積につながります。
ストレスを感じると自律神経のバランスが乱れて血管が収縮し、血液の流れが悪くなります。
そうすると、健康的な髪を育てるために必要な栄養素や酸素が頭皮にある毛母細胞にまで行き届かなくなり、髪の成長が阻害されるだけではなく薄毛になる場合もあるためくれぐれも注意が必要です。
女性ホルモンのバランスの乱れ
ストレスにより自律神経に悪影響を与えると、ヘアサイクルやホルモンバランスに乱れが起きやすい状態になってしまいます。
ヘアサイクルが乱れると古い髪が抜けて新しい髪が生えてくるまでに通常よりも時間がかかってしまったり、ホルモンバランスの乱れは薄毛の直接的な原因となってしまうため、気を付けなければなりません。
女性に肩こりや首こりが多く薄毛になりやすいのはなぜ?
元々女性は男性と比較して筋肉の量が少ないため、肩こりや首コリが起こりやすいと言われています。
また筋力が弱いために猫背になりやすく、なおさら肩や首が凝りやすい状態になってしまいます。
さらにテレワークでデスクに向かい長期間同じ姿勢でい続けると、筋肉が硬直して血管を圧迫するため、首や肩の血行が悪くなります。
髪を育てるためには、頭皮の毛母細胞に酸素と栄養素を運ぶ必要があるため、血流が滞ると十分な栄養素が行き渡らなくなってしまい髪の成長を阻む要因となってしまいます。
また毛母細胞への栄養素の不足はヘアサイクルの乱れを招き、新たに生えてくる髪だけではなく、現在生えている髪や頭皮にも悪影響を及ぼします。
ヘアサイクルによる髪の成長期は一般的にはだいたい3~6年であると言われていますが、頭皮の血行が悪いと髪が十分に成長しない短いうちに抜けてしまい新たな髪がなかなか生えてこなくなるため、薄毛になってしまいます。
テレワークによる薄毛を防ぐ方法とは?
以下ではテレワークによるデスクワークやパソコン操作による抜け毛や薄毛を防ぐためにはどうすればよいのか具体的に見ていきたいと思います。
適度に休憩を取りながら仕事を行う
どうしてもテレワーク中はパソコンなどに向かう時間が長くなってしまいますよね。
そんな場合には時々パソコンから目を離し、遠くの景色を眺めたり、適度に休息を取るなどして目を休めて、眼精疲労などから起こる肩こりや首コリを防ぐようにしましょう。
軽くストレッチしたり肩や首をマッサージする
デスクワーク中にパソコンの画面に集中すると、自然に肩に力が入り血管が収縮して血流が悪くなるため、時々軽く背筋を伸ばなどしてストレッチを行い、意識して血行を促すように心がけましょう。
また目の周囲を軽くマッサージするのも大変効果的です。
マッサージする際には目を閉じて、軽く指の腹で目頭とまぶたを押すようにすると血流がスムーズになり少しスッキリしますよ。
栄養バランスの取れた食生活を送る
体や髪の栄養不足を防ぐためには、自粛生活中でもバランスのよい食事を摂ることが大切です。
デリバリーやコンビニのお弁当などの食事を取る機会が増えると、どうしても脂質を摂る量が増えてしまい、頭皮から頭皮が過剰分泌され毛穴をふさぎ、髪の成長を妨げる可能性もあるため注意が必要です。
また糖分や塩分の摂りすぎは血液がドロドロになる原因となってしまい、頭皮の血流が滞りがちになる引き金となってしまいます。
ですから砂糖などの摂取はできるだけ控えるようにして、髪の成長に必要なたんぱく質やミネラル、ビタミン類はもちろん、健康的な生活を送るために必要な栄養素をしっかり摂ることが非常に重要です。
さらに女性の場合、体内で女性ホルモンと同じ役割を担う、豆腐や豆乳などの大豆製品に多く含まれている大豆イソフラボンを積極的に摂取するようにすれば、女性ホルモンや自律神経のバランスを整えて、薄毛や抜け毛を防ぐことにもつながります。
適度に体を動かす
テレワーク中はどうしても普段より運動不足になりがちなので、人が少ない早朝などにウォーキングやランニングを行ったり、家の中でもできるストレッチやエクササイズなどを取り入れて定期的に体を動かすようにしましょう。
早寝早起きを習慣づける
テレワーク中は夜更かしをしたり朝寝坊を繰り返したりしがちですが、できれば平日は普段働いている時と同様のルーティンで過ごすようにして、早寝早起きして規則正しい生活を心がけていきましょう。
入浴時には湯船に浸かり筋肉の疲れをほぐす
入浴はシャワーだけで済ませてしまうという女性も多いかもしれませんが、筋肉の疲れを取り首や肩のこりを改善したり、頭皮への血行を促すためにも、できれば毎日37~40℃のお湯にゆっくり浸かるようにしましょう。
まとめ
男性よりも体の筋肉の量が少ない女性は、テレワークの影響により肩こりや首のこりが起こりやすく、血行が悪化して抜け毛や薄毛が起こるリスクも高いため注意する必要があります。
頭皮の血流を促し薄毛を防ぐためには、適度に休息を取りながら仕事を行い、時々軽く肩を回して見るなどして血流を促すことが大切です。
また栄養不足にならないように食事の栄養バランスに気を配ったり、定期的に運動する、また早寝早起きなど規則正しい生活習慣を身につけることもとても重要ですよ。