ヘアケア

髪のゴワつきパサつきの原因5選!薄毛女性も気になるケア方法とは?

髪の毛のゴワつきパサつきは女性の天敵です。

髪の毛は女性の命です。

女性は髪の毛にまで神経が通っているのではないかというほど髪に対して敏感です。

だから髪の毛のヘアケア剤が非常に売れるのです。

でも、無数にあるヘアケア剤でもなかなか自分の髪に合ったもを探し当てるのがとても難しいと感じている女性も多いはず。

それは自分の髪の毛のゴワつきやパサつきの原因がわかっていないからヘアケア剤も手当たり次第購入し失敗を続けている結果になっているのです。

そこで女性の髪の毛のゴワつきやパサつきの原因を簡潔にまとめてみました。

これに照らし合わせて自分の髪の状態を確認しながらヘアケア剤を購入すると失敗を少なくすることが可能です。

髪の毛のゴワつき、パサつきはキューティクルが原因

髪の毛のゴワつきやパサつきはキューティクルが剥がれてしまったことが原因です。

髪の毛は3層構造になっており中心部が核であるメデュラ、髪の毛の中でも最も成分の多い中間層がコルテックス、それらを守るように鱗上になっているのが一番外の部分のキューティクルになっています。

ですからキューティクルが剥がれてしまうと、髪の毛の大半の成分を形成するコルテックスにあるタンパク質や水分などが外へ流れ出てしまい、髪の毛に空洞ができ髪がゴワついたりパサついたりするのです。

これが髪がダメージする根本的な原因となります。

髪がゴワつくパサつく原因5選

キューティクルのダメージの原因には様々な理由が考えられます。

その中でも特に多い原因を多い順に5つピックアップしてみました。

1位 カラーやパーマによるダメージ

カラーやパーマによるダメージは最も髪ダメージの多い原因となります。

カラーによるダメージ

カラー剤は通常アルカリカラーを使っており1剤(アルカリ剤)と2剤(過酸化水素)を混ぜて使います。そうすると化学反応が起き髪の毛に反応していきます。

カラー剤の髪に対する反応はまず、キューティクルを開きます。

その後アルカリ剤が髪の中間層に侵入し髪のメラニン色素を破壊し、髪の明るさを明るくし、色素を定着させます。

この作用のせいで髪はダメージします。

しかもカラー剤によるアルカリは1ヶ月間髪にずっと残り髪の毛をその期間ダメージさせ続けます。これを残留アルカリといいます。

カラーによるダメージは髪のダメージの中では最も大きく長いダメージとなります。

パーマによるダメージ

パーマは髪の毛を1剤(アルカリ剤)で断毛し中間処理剤(中和剤)でアルカリを中和し、2剤で再結合するという工程を行います。

パーマは途中でアルカリ剤を中和するのでカラー剤ほど残留アルカリは残りません。

そのためカラー剤よりは薬剤によるダメージは最小に抑えられます。

しかしパーマはもともとの髪の形状を変えるため髪の毛への栄養素が絶たれてしまい、時間が経つごとに髪のゴワつきやパサつきを感じやすくなります。

ヘアケア方法

カラーやパーマは頻繁にするのではなく一定期間開けるのがベストです。

しかしカラーなどは根本が黒くなったり、白髪染めの場合白髪が木になってくると思いますので、髪のダメージのことを考えて直近ではリタッチだけにし、全体をカラーリングするのは3〜4ヶ月に一度と決めておいたほうが良いでしょう。

ショートやミディアムヘアならカットもまめにできますが、ロングヘアの方はカットでダメージ部分を切るということがあまり出来ないと思いますので、できればカラーやパーマはかけないほうが良いでしょう。

カラーやパーマによるダメージを極限に抑えたい場合は美容院でのトリートメントメニューとゴワつきパサつきを抑えるためにオイル系のトリートメントをおすすめします。

2位 乾燥によるダメージ

髪の毛のダメージは薬剤だけでなく空気の乾燥によってもおこります。

特に冬場の乾燥の時期に髪の毛のゴワつき、ぱさつきを感じる方も多いです。

髪はお肌と同じようにタンパク質やコラーゲンで作られています。そのため空気が乾燥していることでタンパク質やコラーゲンなど保湿成分などが自然乾燥し髪のダメージを感じてしまいます。

ヘアケア方法

乾燥によるダメージは髪の成分が乾燥するからです。

そのため乾燥させないためのヘアケア対策が必要です。

具体的にはシャンプー後のトリートメントは保湿力の高いものを使い、さらに乾燥を防ぐためにオイル系のトリートメントでアフターケアをするといった2重のコーティングが大切です。

3位 コテやストレートアイロンによるダメージ

コテやストレートアイロンはマックス180度から200度まで温度が上がるものがあります。

そして高温であるほど手早く髪に形が付きやすくスタイリングも楽です。

しかしこの高温処理が髪のダメージを大きくしゴワつきやパサつきの原因となります。

髪の耐えられる熱温度は90度未満です。

そこへその2倍もの熱を当てるということは髪にとっては自殺行為です。

またコテやアイロンを毎日使っている方の髪は本当にダメージが酷く、タンパク変性といって髪の中のタンパク質がゆで卵の状態になっている場合が多いです。

このような状態の髪は時間の経過とともに切れてしまいます。

ヘアケア方法

コテやアイロンによる熱処理のダメージは侮ってはいけません。

どうしてもくせ毛が気になったり直毛をアレンジしたいなら週1,2度程度のスタイリングにしておいたほうが無難です。

またコテやアイロン用のトリートメントがありますので、コテやアイロンを使う前にそれらのトリートメントでしっかり髪の毛の保護をしてから熱処理を行うようにしましょう。

また、スタイリング時にも保湿力の高いトリートメントを使ってスタイリングすると髪のダメージを最小に抑えることができます。

4位 シャンプーによるダメージ

一般的に安価で売られているシャンプーは非常に洗浄力が強いため頭皮へのダメージも大きくなります。

それらの洗浄力は毛穴から皮膚の奥にまで浸透しやすく、毛穴の中のもう母細胞などの髪の核近くにある栄養まで根こそぎ洗い流してしまうことがあります。

そのせいでダメージを受けたもう母細胞はうまく機能しなくなり髪の成長の妨げとなります。

髪の成長がうまく行かないことで髪の毛の中の成分不足のまま髪が伸びていき、髪がある程度長くなる頃には髪がゴワついたりパサツイた状態となっているのです。

ヘアケア方法

ラウレル硫酸やラウレス硫酸と表記のあるシャンプー剤を使わずに洗浄成分の優しいものを使うことが大切です。

特に髪のダメージが進んでいたり、地肌が敏感であったりする場合はアミノ酸系のシャンプー剤などを検討しても良いでしょう。

5位 紫外線によるダメージ

髪の毛はお顔よりも上の方にあり、さらに紫外線を浴びる面積も大きくなります。

そのためお顔よりも3倍もの紫外線を浴びていると言われています。

紫外線はキューティクルを剥がしてしまい、髪の中の水分やタンパク質を蒸発させて髪のゴワつきやパサつきを引き起こしてしまいます。

また紫外線は頭皮の日焼けの原因となり頭皮へのダメージも与えてしまいます。

ヘアケア方法

紫外線の強い季節は帽子や日傘で対処します。

何よりも紫外線を浴びないことが大切です。

それに加えスプレータイプで頭皮用の日焼け止めスプレーを使ったり、髪の毛のやけにはクリーム系のトリートメントが良いでしょう。

オイル系のトリートメントを直射日光の強い時期に使うと毛先のやけが大きくなってしまうので気をつけましょう。

まとめ

髪がゴワついたりパサツイたりする原因に心当たりが合ったかもしれません。

もしくはそんなこと知っているよという声も聞こえてきそうですが、大切なのはまず第一に髪の毛をダメージさせないことが大切です。

でもオシャレをしたいと思うのが女性なので、正しいヘアケア方法で自分に合ったヘアケア剤を上記を参考にチョイスしてみてください。