着けるだけでガラリとヘアスタイルを一新できるウィッグ。
「最近分け目が薄くなってきた…」とお悩みの方から、「手軽にヘアチェンジしたい!」というオシャレに敏感な方まで、幅広く注目されているアイテムです。
ですがウィッグって、あまり売っているお店を見かけないのでどんなものがあるのか、どのくらいのお値段なのかいまいちわかりませんよね。
この記事では、そんなウィッグについての疑問を詳しくまとめています。
ぜひ参考にしてくださいね。
Contents
ウィッグにはどんな種類がある?
・フルウィッグ
頭全体を包んで被るタイプのもの。ショートヘアがロングヘアに、逆にロングヘアからショートヘアへ、などガラリとイメージチェンジすることができます。
また、被るだけなのでスタイリングが比較的容易であることから、意外にもウィッグ初心者向きでもあります。
・ハーフウィッグ
襟足と耳回りの部分がないタイプのハーフウィッグは、地毛と馴染ませることでフルウィッグよりもナチュラルな仕上がりとなるのが特徴です。
トップのボリュームを自然と底上げしてくれるので「少し髪にボリュームがなくなってきた…」という方にピッタリです。
・部分ウィッグ
「ちょっと分け目の部分が気になる…」というお悩みから、「今日は気分転換に前髪を作ってみたい!」というイメージチェンジまで簡単にカバーできる部分ウィッグ。
カバーしたい場所に応じて形や大きさを選ぶことができるので、髪の流れやボリューム感など、なりたいヘアスタイルを手軽に作れちゃいます。
お値段もフルウィッグやハーフウィッグに比べお手頃なので、トライしやすくなっています。
・人毛ウィッグ
本物の髪の毛を使用して作られたウィッグ。
見た目だけでなく手触りなどもよりナチュラルな仕上がりとなる部分、お値段もお高めであることが多いです。
スタイリングのやり方も地毛と同じように扱っていいものの、日に当たり過ぎると色落ちする、こまめなシャンプーが必要、といったデメリットもあります。
・合成繊維ウィッグ
人毛ウィッグと比べお手頃価格で手に入る合成繊維でできたウィッグ。
お値段が安い分、質のよくないものを選んでしまうととても不自然な見た目になってしまうため、買い求める際は慎重に見極める必要があります。
また、手触りはやはり「人工」という感じが否めず、長期間使用すると劣化してしまうというデメリットがあります。
・ミックスヘア
人毛と合成繊維を混ぜて作られる「ミックスヘア」と呼ばれるウィッグは、両者の良いところ取りをした最近注目の素材です。
メンテナンスやスタイリングが簡単なのでこちらを選択する方も増えてきています。
デメリットは人毛と合成繊維の配合の仕方次第でクオリティが全く変わってくるというところです。
実際に入念なチェックや試着が必要なので、ウィッグ初心者の方だとどこを見て選べばいいのか困惑してしまうかも知れません。
ウィッグの価格をチェック
「ウィッグってなんだか高そう」というイメージですが、最近ではリーズナブルなものもかなり増えてきています。
ウィッグは主に3つの価格帯に分かれており、用途や使用頻度に合わせて最適なものを選びましょう。
・~20,000円台
いわゆるファッションウィッグと呼ばれるものは、比較的安価となっています。特に安いものだと5,000円を切ることも。
合成繊維で作られていることからこの価格を実現しており、安すぎるものだと独特の「THE・カツラ」という人工的なツヤ感は否めません。
しかしメーカーによっては安価でも自然に見えるよう細かな改良が加えてあるため、購入の際はよく吟味する必要があります。
特に「激安」を謳う通販サイトなどの中には、質の悪いものが紛れこんでいるため注意が必要ですよ。
・~50,000円台
この価格帯はミックスヘアでできているものや100%人毛のものなど、選択に幅が広がってきます。セミオーダータイプのものなど、ある程度こだわりたい方向けの価格帯です。
・100,000円~
その人の頭に合わせて作るオーダーメイドのウィッグが欲しい方はだいたいこのあたりのお値段になります。
金額は高くなりますが、メンテナンスやアフターフォロー体制もしっかりしており、結果的に長く使えるようなものが多いです。
ウィッグを使う機会が多い方や、しっかりしたものが欲しい方にはこちらの価格帯がオススメです。
大きな買い物になるため、比較検討は必須です。色々な会社のサイトを見たり、資料を請求したりして自分に合いそうなお店を見つけましょう。
ウィッグを長持ちさせる手入れの仕方
せっかく購入したウィッグは、少しでも長く使いたいですよね。
ウィッグは日ごろのお手入れがとても大切。全くお手入れしないでいると、買ったばかりでも絡まってぐちゃぐちゃになってしまった…なんてこともあります。
ウィッグのお手入れの仕方
とにかくブラッシング
ウィッグはとても絡まりやすいです。
使う前と使った後、どちらにも必ずブラッシングをする癖を作りましょう。
ブラッシングの際は自分の髪の毛と同じように、毛先から根本へと順番に梳かしていきます。
絡まりがある場合も毛先から梳かすことで解消しやすくなりますよ。
ブラッシングの際はウィッグ専用のブラシや、オイルスプレーを使用すると絡まりにくく、手触りも良くなりますよ。
ウィッグを購入した時にお手入れグッズも一緒に買っておくことをオススメします。
痛みやニオイはシャンプーで解決
ある程度使用していると、ウィッグのツヤ感がなくなってきたり、ニオイが気になってくる場合もあります。
「もう寿命なのかな?」と捨ててしまう前に、まずはシャンプーとリンスをして洗ってみましょう。
新品同様とはいきませんが、ある程度綺麗な状態になりますよ。
また洗い過ぎもウィッグが痛む原因となるので、10回着用するごとに1度洗うくらいの頻度が丁度良いです。
シャンプーやリンスは普段使っている人毛用ではなく、ウィッグ専用のものを使うようにしましょう。
市販の人毛用を使用するとウィッグが痛む原因となってしまいます。
洗う際はゴシゴシこするのではなく、洗面器などの中で優しく押し洗いをしてください。(セーターを手洗いする時のようなイメージです!)
洗い終わったらタオルで優しく包み、ポンポンと軽く叩いて水気を落としましょう。その後はタオルの上に寝かせ、乾燥させます。
ウィッグによってはドライヤーが使えるタイプもありますので、自分のウィッグが耐熱性のものかよく確認しておきましょう。
お手入れの方法は使用するウィッグによって様々です。
購入時にスタッフへよく聞いておくか、販売サイトがお手入れ方法を動画で説明しているところもあるのでチェックしてみましょう。
まとめ
髪のお悩みの解決策としてとても心強いウィッグ。使用頻度や用途によって種類や値段も千差万別。
ネット通販などで気軽に購入もできますが、着け心地や触り心地を確認する意味でも、できれば直接自分の目で見て決める方が安心です。
オーダーメイドのウィッグの場合は、カウンセリングの際家族の方に見てもらって進めていくのもオススメです。
自分では気にならない点も、意外とご家族の方がしっかり見ていることが多いです。
ウィッグを使いこなせるようになれば、憂鬱なヘアセットの時間がとても楽しいものになります。
この機会にウィッグデビューを検討してはいかがでしょうか?