女性でも年齢を重ねると、抜け毛が増え髪のボリュームがなくなってきた、また白髪が目立つようになってきたと悩む方が多くなってきます。
実は大人の髪の悩みが特に多いのが、頭頂部のつむじあたりの薄毛であると言われています。
そんな悩みを解決してくれるのがウィッグです。
ウィッグにも材質は人毛や人口毛のもの、また形にはフルウィッグやハーフウィッグ、ポイントウィッグなどさまざまなの種類があり、髪の悩みが増えてくるエイジング世代におすすめのアイテムとなっています。
そこで今回は、人毛と人工毛のウィッグのそれぞれのメリットやデメリット、またお手入れ方法や、ウィッグを上手に使いこなすポイントなどについて詳しく見ていきたいと思います。
Contents
人毛と人工毛のウィッグのメリット・デメリットとは?
以下では人毛・人口毛のウィッグのそれぞれのメリットやデメリットについて詳しく見ていきます。
人毛のウィッグのメリット・デメリットとは?
人毛から作られているウィッグは、手触りやツヤなどが自然でつけていてもほとんど違和感がありません。
またヘアアレンジはもちろんヘアカラーも可能ですし、パーマをかけることも可能となっています。
ただし自毛と同様に人毛のウィッグは、色褪せたり痛んだりしますので、定期的にメンテナンスしなければならずその分手間がかかります。
また人毛なのでからみやすく、枝毛といったヘアトラブルが起こる場合もあり、また洗った際に乾燥に時間がかかるのもデメリットであると言えます。
人工毛のメリット・デメリットとは?
人口毛は水をはじく素材でできているため、洗っても乾きやすくヘアスタイルをセットする必要もありません。
また色褪せやからみ、枝毛になるといった心配もほとんどありません。
ただしヘアカラーやヘアアレンジを楽しむことができません。
また特有の光沢や手触り、また雨の日などに水をはじいてしまうなど、人毛と比べどうしても不自然さは残ってしまいます。
また劣化すると縮み、付けた時に地毛から浮いてしまうこともあるため注意が必要です。
ウィッグのお手入れ方法をご紹介
ここでは、人毛ウィッグと人口毛ウィッグのそれぞれのお手入れ方法についてご紹介していきます。
人毛ウィッグのお手入れ方法
①ウィッグを洗う前に、毛のほつれや汚れをブラシなどで丁寧に落としておきます。
②洗面器にぬるま湯を入れ、人毛用シャンプーを入れて泡立て、ブラシなどで丁寧に髪をとかしながら洗っていきます。
③シャワーで毛先から頭頂部にかけて丁寧にシャンプーを洗い流します。
④人毛用トリートメントをなじませた後に軽くすすぎます。
⑤タオルで軽く押さえながら水気を取り、半乾きの状態でスタイルを整えたらドライヤーなどは使わずに自然乾燥させましょう。
水分がついたままにしておくとカビや傷みの原因になりますので、しっかりと乾かして水分を取り除くようにしてください。
人口毛ウィッグのお手入れ方法
①シャンプーの前にしっかりとブラッシングして、髪のほつれや汚れなどを取ります。
②洗面器にお湯を入れ、ウィッグ専用のシャンプーを入れて泡立て軽く押し洗いをした後、シャワーで丁寧にシャンプーを洗い流します。
③ウィッグ専用のリンスを入れた水にウィッグを浸けます。
リンスは洗い流す必要はありません。
④乾いたタオルでウィッグを包むようにして軽く押さえて拭き、水分をしっかりと取ったら自然乾燥させます。
乾いたら軽くブラッシングして形を整えましょう。
自然に見えるウィッグのつけ方とは?
ウィッグをうまく使いこなすためには、できるだけ自然に見えるようにつけることも大切です。
ここでは、自然に見えるフルウィッグやハーフウィッグなどの付け方について詳しく見ていきましょう。
フルウィッグの付け方
①まずはウィッグネットを頭からかぶります。
この時自分の髪が多かったり長い場合には、ひとつにまとめておきましょう。
②ゴムの太い方をひたい側にして、ウィッグネットをヘアバンドのように髪の生え際まであげます。
まとめた髪はネットの中に入れ、ネットの先をピンでしっかり止めます。
③ウィッグの前髪の生え際と自分の髪の生え際を合わせ、前から後ろに向かってウィッグをかぶります。
この時生え際を片手でしっかりと押さえて、反対の手で後ろへぐっと引っ張ると深くかぶることができます。
④ヘアブラシで丁寧に髪を直し、ウィッグネットとウィッグ、自分の髪をまとめてピンで止めてください。
ハーフウィッグの付け方
①自分の髪が長い場合はひとつまとめ、できるだけ平らになるように形を整えましょう。
②自分の前髪の生え際にウィッグの留め具を差し、そのままウィッグから手を離さないようにして位置を調整します。
③ウィッグの前の部分と自分の前髪となじませ、境目をしっかりと隠します。
ポイントウィッグの付け方
①ポイントウィッグを取り付ける部分は、自分の髪を団子状にして土台を作っておきます。
②土台部分にウィッグを取り付け、ピンで止めます。
おしゃれに見える活用方法とは?
せっかくウィッグをつけるのなら、できればおしゃれに見えるようにしたいですよね。
そこでここでは、おしゃれに見えるちょっとしたコツについて見ていきます。
低い位置でまとめる
フルウィッグは生え際や襟足部分のキャップが見えてしまう可能性があるため、アップスタイルにはあまり向いていません。
フルウィッグの髪をまとめてアレンジしたい場合は、低めの位置でゆるくまとめると簡単で女性らしく見えます。
ヘアバンドを使っておしゃれに
ウィッグを付ける前に、毛先を巻いておくとウィッグと自分の髪がなじみやすくなります。
ヘアバンドを付けたら、後ろの髪を持ち上げ、少しずつ外側に向けて引っぱりましょう。
この時ヘアスタイルがまとまりすぎていると、ウィッグがかえって目立ってしまうことがあるため、あえてラフに仕上げます。
また耳を3分の1ほど隠すようにスタイリングすると、現代風のアレンジとなりおしゃれに見えますよ。
まとめ髪にはポイントウィッグが最適
ポニーテールなどまとめ髪をする時には、頭頂部から1~2㎝ずらした所からポイントウィッグをつけるようにしましょう。
ウィッグをつけてから自分の髪をひっぱり出していくと、抜け感が出ておしゃれに見えます。
人毛100%ウィッグであればヘアカラーもOK
人毛100%のウィッグであれば、自分の髪を染めるのと同じように市販のヘアカラーで染めることができます。
ただ黒く染めてしまうと、人口毛のような感じのウィッグになってしまうため注意が必要です。
また頻繁にヘアカラーを繰り返すと、ダメージの原因になりますので気をつけましょう。
ダメージが心配な方は、美容院やウィッグの専門店などで行うようにするといいですよ。
まとめ
今回はウィッグの種類やそれぞれのメリットやデメリット、またお手入れ方法やうまく使いこなす方法について詳しく見てきました。
ウィッグには人毛や人口毛、またフルウィッグやハーフウィッグなどさまざまな種類があります。
どのウィッグにもメリットやデメリットがあるため、自分が使う目的に合ったものを使うようにしてくださいね。