女性の中には、髪の量が多くて朝の出勤前や外出前にヘアスタイルを整えるのに時間がかかるなどの理由で、もっと髪をボリュームダウンさせたいと悩んでいる方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、ボリュームが出やすい髪の原因や、ボリュームを抑える方法などについて、詳しく見ていきたいと思います。
Contents
髪のボリュームアップする原因とは?
髪が太く量が多いと、髪がまとまりにくくどうしても広がってしまいボリュームが出やすくなってしまいます。
また髪にうねりや縮れが生じているくせ毛である場合は、余計に髪が広がりやすくボリュームアップします。
さらに髪が傷んでいると、髪の内部にとどまるべき水分が外に流出してしまうため、髪が乾燥しやすくなります。
髪は乾燥して水分が不足すると、パサつきやすくますます髪がまとまりにくくなるため、やはりボリュームが出やすくなってしまいます。
パーマやヘアカラーを繰り返し行っていると、髪のキューティクルが開いてしまい余計に乾燥が進んでしまうため注意が必要です。
髪をボリュームダウンする方法とは?
以下では、髪をボリュームダウンさせ、広がりを抑える方法をいくつかご紹介していきます。
シャンプーを変えてみる
髪のボリュームを抑えるためには、これまで使っていたシャンプーを見直してみることが重要です。
シャンプーを見直す際には次のようなことをチェックするといいでしょう。
商品の成分表示をチェックする
シャンプーを選ぶ際には、低刺激でできるだけ髪へのダメージが少ない商品を選びましょう。
特に髪がダメージを受けているという方には、保湿効果の高いアミノ酸系のシャンプーがおすすめです。
アミノ酸を洗浄成分として配合しているシャンプーは、他のシャンプーに比べ肌に優しいのがおすすめポイントとなっています。
成分表示にココイルグルタミン酸やココイルアラニン、ラウロイルアスや、パラギン酸Naなどの表記があるもの目安に選ぶとわかりやすいですよ。
シリコン入りのシャンプーを選ぶ
一時期はノンシリコンシャンプーが髪に良いと言われていましたが、パサつきがひどくダメージが進行している髪の場合は、むしろシリコン入りのシャンプーを選ぶことをおすすめします。
多くのスキンケア商品や軟膏にも使用されているシリコンは、髪をコーティングしてくれる役割があるため、指通りを良くしてまとまりある髪にしてくれます。
なおシリコン配合のシャンプーの場合、成分表示にはシリコンではなく、ジメチコノール、ジメチコン、シクロメチコンなどど表記されている場合が多いため、それらをチェックしてシャンプーを選ぶと良いでしょう。
コスパの良さや詰め替えの有無も重要
シャンプーは毎日使用するものであるため、やはりコスパの良さも非常に大切です。
たとえ効果のあるシャンプーであっても、高額過ぎて継続して使えなければあまり意味はありませんよね。
また詰め替え用があるシャンプーを選べば、毎回ボトルで購入するよりもコストを抑えられますし、何よりエコになり地球にも優しいためおすすめです。
トリートメントやコンディショナーで髪を保湿する
乾燥してパサついた髪は広がりやすいためボリュームが出やすく、スタイリングもなかなかうまくいきません。
そんな場合には、シャンプーの後にトリートメントやコンディショナーを使い髪を保湿することが非常に効果的です。
毛先を中心にトリートメントをつけたら、ある程度時間をおいてからシャワーで流しましょう。
ちなみにコンディショナーは、髪につけたら時間をおかずにすぐ洗い流す必要があります。
また洗い流さないトリートメントを使うのもいいですよ。
さらに1~2週間に一度は、ヘアパックをするのもおすすめです。
すぐには効果がはっきり見えにくいかもしれませんが、継続することで髪の状態が改善し、ボリュームダウンさせることができるはずです。
ヘアクリームを使用する
ヘアクリームはシャンプー後の髪が濡れている状態で塗ると、ボリュームを抑えることができます。
ヘアクリームによってはダメージケアに特化した商品もあるため、髪のボリュームとともにダメージが気になる方にはそちらがおすすめです。
ドライヤーの使い方を工夫する
シャンプー後にドライヤーで髪を乾かす際には、まず根元をしっかり乾かしましょう。
高温で素早く根元を乾かすことで髪のふくらみを抑え、広がりにくくすることができます。
また髪全体を乾かす際には、まず後頭部を乾かしてから側頭部を乾かすようにしてください。
ドライヤーを下から当ててしまうとボリュームが出るため、常に上からあてることを心がけましょう
ドライヤーで髪を乾かす際には、髪にヘアオイルをつけておくことも効果的です。
オイルにより髪をコーティングしておくことで髪をドライヤーの熱から守り、まとまりがよくなりボリュームも抑えることができますよ。
ブラシ選びにも注意が必要
ヘアブラシにはさまざま種類があります。
もちろんボリュームを抑えるためのブラシもあるため、それを使うことで髪のふくらみや広がりを抑えることができます。
髪の量が多い方には髪同士が絡まりにくいスケルトンブラシ、ボリュームダウン効果の期待できるデンマンブラシなどが特におすすめとなっています。
またプラスチックのブラシは、静電気が起きるため髪が痛んだり広がる原因になるため、できるだけ避けた方がいいでしょう。
美容院でカットやストレートパーマや縮毛矯正を行う
美容院に行った際に、カットの際にボリュームダウンをしてほしいと頼めば、美容師さんをうまく調整してカットしてくれます。
その際に、どの部位のボリュームを抑えたいのかなどをしっかりと伝え、自分の理想のヘアスタイルを思い描いてみることも大切です。
また自宅で自分でヘアケアしてみてもうまくボリュームを抑えることができないという方は、思いきってストレートパーマをかけるのもひとつの方法です。
ただし髪の痛みの進み具合によってはかえって逆効果になる場合もあるため、美容師さんとよく相談して行いましょう。
またストレートパーマの他にも、縮毛矯正を試してみるのもいいかもしれません。
熱を加えて施術を行うため、時間もかかりコストも大きくなりますが、髪のうねりが改善され、まとまりやすく扱いやすい髪になります。
縮毛矯正にはデメリットも
縮毛矯正は、髪のボリュームを抑えうねりを改善できるというメリットがある反面、ヘアカラーやパーマ比べて髪へのダメージが大きいというデメリットもあります。
しっかりと髪のくせやうねりを伸ばそうとすればするほど強い薬剤を使用しなくければならないため、髪への負担が大きくなると言われています。
またたとえ縮毛矯正をかけても、時間が経過すれば再び髪が伸びてくると、そのまま放置しておけばまた元の状態になってしまいます。
ですから縮毛矯正をかける際には、自分の髪の状態をチェックしたり、美容院で相談してから行うことが大切であると言えるでしょう。
まとめ
髪の量が多く太い、またくせ毛などにより髪のボリュームに悩まされている方は、使っているシャンプーを変えてみたりヘアクリドライヤーの使い方を工夫し、さらにヘアクリームやブラシをうまく利用するなどしてうまくボリュームを抑えるようにしましょう。
また本格的に髪のボリュームを抑えたいという方は、美容院でカットしたり、ストレートパーマや縮毛矯正することを検討してみるのもひとつの方法です。
しかし縮毛矯正する場合はコストや時間がかかり、また非常に髪に負担がかかるためよく考えてから行うようにしてくださいね。