トリートメント、きちんと流せていますか?
トリートメントやコンディショナーは流しても流しても、ヌルっとしていますよね。
自信を持って「キチンと流しています」と言える人は少ないのではないでしょうか?
実はこのトリートメントの流し残しが、薄毛の原因になってしまうんです。
今回はトリートメントを流しの残すと薄毛になってしまう理由や、トリートメントを流す目安などをご紹介します。
Contents
トリートメントの流し残しが薄毛の原因になる理由
トリートメントを流し残してしまうと、
・頭皮の炎症
・フケ
・頭皮のかゆみ
の原因になってしまいます。
さらに、髪の毛にいいはずのトリートメントなのに、流し残して髪の毛に付着したままのトリートメントは酸化してしまい、髪の毛のツヤまで奪ってしまうんです。
頭皮の炎症やかゆみ、フケの原因になってしまうのは、流し残したトリートメントが毛穴を塞いでしまうから。
トリートメントには髪の毛をコーティングして水分や栄養を閉じ込めたりする成分が配合されています。
髪の毛にいいその成分も、毛穴に詰まってしまうと、なかなかの曲者。
また、油分も含まれています。製品によってはシリコンも配合されています。
それらが毛穴に詰まることで、炎症や痒み、フケの原因になると考えられています。
トリートメントは頭皮に付けないようにしている、という人も多いと思います。
トリートメントやコンディショナーは髪の毛のためのものなので、基本的には頭皮にはつけないというのは正解です。
しかし、いくら頭皮につけない様にしていても、流すときに頭皮に付着してしまうのです。
それを流し残してしまうと、頭皮に付着したまま、ということになってしまいます。
そして、毛穴の詰まりで雑菌も繁殖してしまいます。
雑菌の繁殖、頭皮の炎症などは髪の毛の生成や育成を阻むことがあります。
髪の毛が抜けやすくなり、新しく生えてこない、つまり抜け毛と薄毛の原因になってしまうのです。
トリートメントどこまで流したら良い?
トリートメント、しっかり流しているつもりだけど、頭皮がかゆい、フケが出る、という人はもしかしたら流し残しかもしれません。
しっかりと流しているつもりでも、流し残しが多いのがトリートメントとコンディショナーです。
シャンプーのように、キュッとなるわけではないので、そこまで流したら良いのか、わかりにくいのも、流し残しの多い理由のひとつです。
流しても流しても、ヌルっとした感じがしますよね。
トリートメントやコンディショナーは基本的に、もういいかな、と思ってからもう少し流しましょう。
目安はお湯の色。流したお湯が濁っていればまだ、流すことが必要です。
お湯が透明になるまで流しましょう。
トリートメントやコンディショナーの種類によって、説明書に流す時間の目安が記載されている場合があります。
頭皮に塗布していなくても、流している間に付着していますので頭皮は特に念入りに流しましょう。
月に1回頭皮クレンジングする
シャンプーにはクレンジングシャンプーという頭皮をクレンジングする用途のシャンプーがあります。
いくら気をつけていても、毛穴は詰まってしまうもの。
月に1回はクレンジングシャンプーで毛穴の詰まりを解消しましょう。
頑固な毛穴の詰まりは、ヘアサロンの頭皮クレンジングを。
月に1回頭皮をリセットすることで、炎症や詰まりによる抜け毛や薄毛も予防することができます。
頭皮専用のクレンジングオイルも販売されていますので、クレンジングシャンプーをしても頭皮が油っぽい、脂っぽい匂いがする場合は試してみてもいいかもしれません。
使い方は、お顔のメイク落としと一緒です。頭皮用のクレンジングオイルを手に取ります。
冬などの気温が低い季節は、そのまま手のひらで少し温めましょう。
クレンジングオイルを頭皮に塗布して、マッサージします。
あとは洗い流して、いつものようにシャンプーをするだけです。
トリートメントの流し忘れ
トリートメントやコンディショナー、流し残しではなくて流し忘れた経験のある人も少なくないと思います。
お風呂から出て、髪の毛を拭こうとしたらヌルっとしたり、乾かしたら白い脂のような塊が付いていたり。
「シャンプーして、トリートメントのあと流したっけ?」という経験がある人も多いのではないでしょうか?
疲れていたりするとやってしまいがちな、流し忘れ。
特に、一回トリートメントを浸透させようとしてヘアパックしながら湯船に使ってしまうと忘れてしまいがち。
気がついてすぐに流せばいいけれど、気がついたのが乾かしたあとだったり、朝置きてからだったりしたら、どうしたらいいのでしょうか?
一番いいのは、もう一度シャワーを浴びて流すこと。
でも、なかなかそうはいかない時もありますよね。
そのまま放っておくと、痒みやフケの原因に。
そんな時はホットタオルで拭き取ります。
頭皮を中心にタオルを何回か変えて拭き取りましょう。
ホットタオルはレンジで簡単に作ることが出来ます。
<ホットタオルの作り方>
タオルを水で濡らし、しぼります。
水滴が垂れない程度に絞りましょう。
絞ったタオルを耐熱皿に置きます。
レンジ500wで約1分間、加熱します。
ぬるかったら、様子を見ながら5秒〜10秒づつ加熱します。
取り出す際に火傷には注意しましょう。
トリートメントが塊になってしまっている場合は、塊を指や爪でつまみ、そっと髪の毛から取り除きます。
おもむろにタオルでゴシゴシと擦ってしまうと、ボロボロになって大変になってしまいます。
トリートメントの流し残しで痒みや炎症がでたら
トリートメントの流し残しや、流し忘れで炎症や痒みが出てしまったら、速やかに皮膚科に行きましょう。
頻繁に炎症などが起こってしまう場合は、トリートメントを変えてみましょう。
よく流すようにしても改善しない、つい流し残してしまう、という場合は洗い流さないトリートメントに変更するのも方法のひとつです。
洗い流さないトリートメントは、そもそも洗い流す必要がないので「流し残し」という概念がありません。
ついうっかりしてしまう人にはおすすめです。
髪の毛にも影響がある
トリートメントの流し残しは、頭皮ばかりに目が行きがちですが、髪の毛にも影響があるんです。
1回流し残しがあったからといって、すぐに影響があるわけではありません。
しかし、流し残しは習慣によるもの、流し方の癖などによるものが多いので、気が付かないうちに習慣化している場合も。
流し残しが習慣化、長期化している場合、髪の毛のツヤ、コシにも影響します。
そして、うねりなどの癖が出てしまう場合もあります。
年齢によるうねりかと思ったら、トリートメントをよく流すようにしたら、うねりが収まった、という人も。
うねりや髪の毛のエイジングケアをしようと、トリートメントをしてもこれでは本末転倒ですよね。
まとめ
いかがでしたか?
トリートメントの流し残しは
・薄毛
・抜け毛
・頭皮の炎症
・フケ
・かゆみ
・髪の毛のうねり
・髪の毛のツヤ、コシの減少
などの原因になることがわかりました。
しっかりと、お湯が濁らなくなるまで流しましょう。
それでも、うっかりしてしまう人は、洗い流さないトリートメントに変えてみるという方法もご紹介しました。
ぜひ、参考にしてキレイな頭皮と髪の毛を保ってみてください。