女性の薄毛

女性の髪にたまった毒素を除去して薄毛を改善しましょう!

髪には、体内に蓄積された毒素を除去する「デトックス機能」があるから、それを機能させれば薄毛も改善できます。
ただし、頭皮と髪が健康でなければ、きちんとデトックス機能を働かせることができません。

逆に、頭皮や髪が不健康だと、体内の毒素が排出されずに頭皮に蓄積されたままとなり、より一層薄毛の進行を招いてしまうのです。

そこで今回は、体内にどのように毒素が取り込まれ、いかに排出させるのか仕組みをお話しするとともに、そのデトックス機能を正常に働かせるには、どのように対策を取るべきがご紹介したいと思います。

それにより、気になる薄毛の改善も見込めますよ!

体内にどのように毒素は取り込まれるの?

体内に毒素が取り込まれてしまうなんて、何だか恐ろしい話ですが、実際には3つの経路から侵入してきます。

①経口吸収
食べ物を口から摂取することで、それに付随した農薬や添加物、有害重金属などが取り込まれます。

②経気吸収
呼吸により体内に取り込まれます。車の排ガスといった大気汚染が主です。

③経皮吸収
皮膚から空気中の有毒物質を吸収することです。代表的なものとして、紫外線がそれに当たりますね。

このようなルートから吸収されます。

では次に、体内に蓄積された毒素がどのように体外に排出されるのかご説明します。

どのように毒素が体外へ排出させるの?

先にお話しした3つのルートから吸収された毒素は、血液にのって肺、心臓を経て、胃腸、腎臓、肝臓ら内臓へと運ばれます。

そのうち約50%は、便や尿とともに排出されます。残りは、肝臓を経て血流に従い、頭皮から毛乳頭へと運ばれるのです。

ここで、メラニン色素と結合し、髪の中に吸収され、やがて抜け落ちることで体外に排出されます。

実際には、全ての体毛にこのデトックス機能があるのですが、髪の毛はその中でも一番太く長く伸びるため、多くの毒素を溜めることができるのです。

それは逆に、多くの毒素を排出できるということにもなりますね。

当然のことながら、髪が細くなってきたり、薄毛が進行してくると、髪のデトックス機能も衰えてきます。排出先を失った毒素は、頭皮に蓄積され、貧血や皮膚障害、痺れといった症状を引き起こします。

特に有害重金属は、長く蓄積されていると活性酸素(体を錆びさせ、老化を進める物質)を作り出し、髪の成育をも妨げるようになりるのです。まさに悪循環ですよね。

また、体内に取り込まれ毒素は、脂肪に蓄積されやすいという特徴があります。

よって、皮脂分泌を行う皮脂腺が、他の体の部分より多く集中している顔や頭には、より一層毒素が溜め込めまれやすくなるのです。頭皮も例外ではなく、毒素が蓄積されやすい箇所となりますね。

以上より、髪を見ればその人の健康状態が分かると言われており、髪はいわばバロメーター的な役割を持っているのです。

更に我々は髪に追い討ちをかけている?!

前章でお話ししたルート以外からも、直接頭皮や髪を毒素にさらしているものがあります。例えば、

・無防備にさらされている「紫外線」
・「塩素」が含まれた水道水での洗髪
(プールにも塩素が含まれている場合がありますね。)
・化学合成の「シャンプー」や「リンス」、「トリートメント」、「整髪料」の使用
・良かれと思って使用している、アルコール配合の「育毛剤」

何気なく、普段の生活で使用しているものばかりではないでしょうか。

また生活習慣の中にも、髪に毒素を蓄積してしまう要因が隠れています。

・頭皮の乾燥
(紫外線や洗髪のやり過ぎ、加齢によるものなど原因は多々あります。)
・血行不良
(運動不足や冷え性、偏った食生活、無理なダイエットなど様々な要因があります。)
・栄養不足
・ストレス
・不眠
・眼精疲労や肩こり・首こり

等があります。

前章とこの章を通して、髪のデトックス機能を復活させることが、あなたの体にとっても大切であるとお分かりいただけたかと思います。

では次に、そのために頭皮と髪の健康を取り戻すための対処法をご紹介します!

きちんと毒素を排出するには何をすべきなの?

まずは、余計な毒素を取り込まないようにするための対処法と、次に、既に取り込まれてしまった毒素をきちんと排出するために、髪と頭皮を健やかにする対処法についてお話しします。

前者の5つをご紹介します。

①シャワーヘッドに塩素をブロックするためのフィルターを付ける。

水道水には消毒のための塩素が含まれているのは、もうすでにご存知ですよね。
そのため、飲み水はミネラルウォーターしている方も多いのではないでしょうか。
洗髪に使う水も塩素をブロックしないと、毒素を経皮吸収してしまいますよ。

②シャンプーを変える。

量販店などで安価で売られているシャンプーは、化学合成ものです。

当然、添加物を経皮吸収してしまいます。

これを機に多少高価になりますが、天然成分のものに替えましょう!アミノ酸系のシャンプーがお勧めですよ。

それにより、頭皮環境も整い、抜け毛も減るため、薄毛の改善も見込めます。

また、髪も健やかに成育されるようになるため、デトックス機能も復活しますよ。

③食生活を見直す。
経口吸収の毒素を減らすために食生活を見直すことは非常に重要です。

まずは、何が添加されている分からず、農薬混入の心配のある外食や出来合いのお惣菜、お弁当、冷凍食品はなるべく避けた方が賢明ですね。

次に、バランス良く食事を摂ることで、頭皮環境も整い、髪も健やかに成育されます。

髪の主成分であるタンパク質を肉、魚、卵、大豆製品といった多品目から、また、その働きを手助けするビタミン・ミネラル類を野菜、果物、海藻類から積極的に摂りたいですね。

④リンスを止める。

かつて固形石鹸で洗髪していた時代の名残です。ゴワゴワの洗い上がりだったので、指通りを良くするためにしていたのがリンスなのです。

ですから、最近のシャンプーにはその必要がありません。ただ単に、経皮吸収で毒素を取り込んでしまうだけですので、この際止めてしまいましょう。

⑤トリートメントや育毛剤を見直す。

化学合成のトリートメントは、シリコンコーティングをして人工的にツヤを与えているだけです。

止めてしまうか、天然成分のものに替えましょう。

育毛剤も成分表示をよく確認し、アルコールや化学合成の成分が添付されていないものを選ぶようにして下さいね。

後者も5つご紹介します。

①シャワーの温度設定を替える。

洗髪の際に使用するシャワーの理想的な温度は、37~39℃の間です。
低すぎると頭皮に溜まった皮脂汚れが充分に落とせなくなり、高すぎると頭皮を乾燥させ、かゆみや炎症の原因になります。

それを放置すると、体の防衛本能が働き、逆に過剰に皮脂を分泌し始めるのという悪循環になりますよ。

②洗髪方法を見直す。

いきなりシャワーでさっと髪を濡らし、シャンプーの原液を髪につけて、ゴシゴシ爪を立てて洗い、さっとシャワーで流しているだけ、なんて状態になっていませんか?

これ全ての誤った洗髪のやり方です。大切なポイントをお知らせしますね。

・髪が乾いた状態で、丁寧にブラッシングをします。
・38℃前後のぬるま湯で頭全体をしっかりと濡らし、指の腹を使って、マッサージするように頭皮を予洗いします。
・手を清潔にしてから、シャンプーをしっかり泡立て、頭皮にまんべんなく塗りつけます。
・ここでも予洗いと同様に、指の腹を使い、マッサージするように頭皮を洗います。
・最後は、時間をかけて丁寧に隅々まですすぎます。その際も、湯温は38℃前後のぬるめで行います。

最初は物足りなく感じるかもしれませんが、このやり方だと、頭皮も髪もダメージを与えることなく、皮脂汚れを落とすことができますよ。

③洗髪後にすぐ乾かす習慣をつける。
自然乾燥にしていると、いつまでも頭皮が濡れたままで、雑菌の温床になってしまいます。

お風呂から上がったら、すぐにタオルで髪を包み込み、押すようにして水気を拭き取ります。

その後は、ドライヤーの温風で頭皮を完全に乾かします。その際は一ヶ所に長く風を当て続けないように、髪を少しずつ持ち上げながら、場所を替えつつ行いましょう。

次に髪を乾かし、最後は冷風でクールダウンさせ、髪にツヤを出します。

④頭皮マッサージを行う習慣をつける。

頭皮は、筋肉が少ない箇所なので、直接触れてマッサージをしてやることが血流を促すための最善の道です。

今は頭皮マッサージのアイテムや、シャンプーブラシも兼ねているもの等、多彩です。あなたが使いやすいものを選択して、頭皮マッサージを習慣化しましょう。

⑤運動をする習慣をつける。
先に頭皮マッサージのお話をしましたが、やはり、何よりも全身の血流が促すことが先決です!そのためには、運動が一番ですよ。

血流を促すことを目的とするなら、きつい無酸素運動ではなく、有酸素運動を毎日習慣づけて行う方がより効果的です。

あなたが続けやすい運動を選んで下さいね。ウォーキングやスイミング、階段の昇降、ヨガ、ストレッチ等お勧めですよ。

髪には毒素を除去する機能が備わっており、それをきちんと機能させることで、気になる薄毛の改善も見込めるというお話をしてきました。

髪には体内に取り込まれ毒素を排出する「デトックス機能」の役割があります。ですが、それは健康な頭皮と髪があってこそなのです。

ご紹介した対処法を実践して、まずは余計な毒素を取り込まない生活を心掛け、同時に健やかな髪と頭皮を取り戻せるように心掛けてみて下さいね。

次第に、体内の毒素をきちんと排出できる健やかな髪を取り戻すことができ、それは薄毛の改善にも繋がりますよ!