ヘアケア

女性のハリやコシを失った薄毛髪にヘアパックは効果的!?自宅で作れるツヤ髪ヘアパック!

髪のハリやコシが失われてボリュームもなくなってくると、分け目も目立つようになって薄毛が気になってきますよね。

そんなハリやコシを失った髪に、ヘアパックが効果的だというのは本当でしょうか?

結論からいうと、ヘアパックをすることで髪に元気を取り戻すことはできます。

ただ、美容室でトリートメントなどをして栄養補給してもらうのが良いとは分かっていても、頻繁に通うにはお金もかかります。

薬局やネットではたくさんのトリートメントやヘアパックが販売されていますが、安全性も気になりますし、種類が多すぎてどれがいいのかも分からないという状態になるときもありますよね。

そこで今回は、ハリやコシを失った髪にヘアパックは効果があるのか?ということと、自宅で作れる安全なツヤ髪ヘアパックを紹介します。

ハリやコシを失った髪にヘアパックは効果的!?

人間の髪にはヘアサイクルが存在し、成長期・後退期・休止期という周期を繰り返すことで、髪が生えては抜け落ちていくという循環をしています。

このサイクルは健康な髪の場合は約4~6年といわれていますが、ヘアサイクルに異常が発生すると、髪が痩せてきたりハリやコシがなくなってきたりと、髪の健康が失われます。

そこで髪の内部から補修して、髪を健康な状態に導いていく効果があるのが、ヘアパックです。

ではここからは、ヘアパックが髪に与える効果や、コンディショナー・トリートメントなどとの違いを説明していきます。

ヘアパックの効果とコンディショナーの違いとは?

ヘアパックとコンディショナーは、どちらもシャンプー後に使用するヘアケア用品のため、何が違うのか不思議に思ったことがある人もいるでしょうから、簡単に説明しましょう。

コンディショナーは、洗髪後にダメージを外側から補修し、髪の表面をコーティングする働きがあり、日常的に使用するヘアケア品です。

そしてヘアパックは髪のダメージを内側から補修する役割があり、週に1~3回程度使用することが多いヘアケア品です。

【効果的に使用する方法】

・ヘアパックはシャンプーをした後、頭皮につかないようにしながら使います。

・頭皮に付着すると頭皮のトラブルとなる可能性もあるので気をつけましょう。

・ヘアパックを使用した後は、蒸しタオルで包んで少し時間を置くと、しっかりと髪の内部まで浸透していきます。

もしコンディショナーを使う場合は、ヘアパックの後に使用してください。

ヘアパックで内部の補修を行い、コンディショナーで外側をコーティングして栄養を閉じ込めることで、ハリやコシの効果が高まることが期待できるでしょう。

髪の傷みが酷く、細くてコシがない場合は、週に1回からでも良いのでヘアパックを試してみてください。

トリートメントとヘアパックの違いはなに?

ヘアパックは内側からの補修を行いますが、髪に栄養を与えて補修するというトリートメントとは何が違うのでしょうか?

大きな違いは、ヘアパックは通常、使用した後は洗い流してしまいますが、トリートメントには洗い流さないタイプもあり、寝る前などに使用することで寝ている間に効果を期待する商品もあることです。

ですが実際のところ、トリートメントとヘアパックは、成分や濃度の違いは多少あっても、名称が違うだけで同じ役割をするヘアケア用品です。

髪に対しての働きは同じですので、メーカーの違いといっても良いでしょう。

自宅で作れるツヤ髪ヘアパック!3つ

髪の内部から補修し、髪にツヤとコシを取り戻す効果が期待できるヘアパックは、自宅で手作りすることができます。

化学成分が入らない、自宅にある物で作れるため、髪にも優しく自然素材のヘアパックです。

手作りヘアパックを使用した後は、トリートメントを使用する必要はありませんが、リンスやコンディショナーは、髪の表面をコーティングするため、ヘアパックで浸透した栄養成分を閉じ込めるために使用しても構いません。

髪の傷み具合にもよりますが、週に1回~3回程度行うと、効果が見られます。

では、ここでは手作りできるヘアパックを紹介します。

オリーブオイルとタマゴのヘアパック

最初にオリーブオイルとタマゴでできる、手作りヘアパックです。

卵の黄身に含まれる成分のレシチンには、ビタミンや脂質、アミノ酸などの栄養成分があり、オリーブオイルと混ぜることで髪に浸透してダメージを修復してくれます。

【ヘアパックの材料】

・オリーブオイル(大匙2~3杯)
・卵黄(2個)
・蜂蜜(小匙2杯・濃度が濃いものが良い)

【作り方・使い方】

1. 必要材料を全て混ぜてペースト状にする。
2. 毛先からたっぷりと付けて髪全体に伸ばしていく。
3. 髪全体に伸ばしたあとは、蒸しタオルやラップなどで包んで30分くらい時間を置く。
4. 30分後、通常通りに髪をシャンプーで洗う。

・乾いた髪でも使用できるため、シャンプーをする必要はありませんが、髪に整髪剤がついているときは洗い流してからパックしてください。

【オリーブオイルとタマゴのヘアパックの効果】

髪のダメージを修復し、髪に必要な栄養成分を取り込むことでパサつきをなくし、うねった髪も真っ直ぐに伸ばしてサラサラの髪に整えます。

ハリとツヤとコシを与え、白髪にも効果があり、指通りの良い髪に仕上がります。

ヨーグルトヘアパック

次に紹介するのはヨーグルトヘアパックです。

ヨーグルトヘアパックは、材料がプレーンヨーグルトだけで行える、とても簡単で手間のいらないヘアパックとしても人気です。

【ヘアパックの材料】

・無糖のプレーンヨーグルト(大匙2杯)

ロングヘアの場合は大匙3杯くらいで調整してください。

【使い方】

1. 毛先からつけて髪全体に伸ばしていく。
2. 髪全体に伸ばし終えたらラップで包み、その上から蒸しタオルを巻き、20分置く。
3. 20分後、お湯で洗い流した後に通常通りシャンプーをする。

・ヨーグルトに蜂蜜を少量混ぜるとペースト状になりやすく、ヨーグルトのみよりも髪に塗りやすくなります。

【ヨーグルトヘアパックの効果】

ヨーグルトヘアパックでは、タンパク質によってダメージを補修し、乳脂肪成分によって髪に潤いを与える効果があります。

しかも抗菌作用によって髪と頭皮を清潔にし、頭皮環境を整える効果も期待でるでしょう。

アボガドヘアパック

最後はアボガドヘアパックを紹介します。

アボガドにはビタミンやオレイン酸が含まれ、抗酸化作用が高いといわるため、ヘアパックとして使用することで、髪に栄養を与えるだけでなく、乾燥を防いでまとまりのある綺麗な髪に仕上げます。

【ヘアパックの材料】

・アボガド(半分程度)
・マヨネーズ(大匙2)

【使い方】

1. 必要な材料を全て混ぜてペースト状にする。
2. 軽く髪をすすいだあと、毛先からたっぷりとつけて全体に伸ばしていく。
3. 伸ばした後は20分ほどサランラップや蒸しタオルで巻いて置く。
4. 20分後に洗い流し、通常通りにシャンプーやリンスをする。

効果的なヘアパックの方法

自宅にあるもので簡単にヘアパックが作れますので、髪が細くなってきて、さらにツヤやコシなどがなくなってきたと思ったら、手作りヘアパックを試してみてください。

ここからは手作りヘアパックの効果を上げる方法をお伝えします。

簡単効果アップ

ヘアパックの効果を高める方法は、材料を髪につけたあとにラップや蒸しタオルで包んで時間を置くことです。

蒸しタオルを巻く効果としては、髪に塗ったパックの成分がより浸透することと、髪の保湿効果を高めることです。

シャワーキャップを被るだけでも保湿力は違ってきますので、パック後は髪を包むようにしましょう。

ヘアパックの注意事項

髪に良いからと頻繁にヘアパックをしてしまいがちですが、きちんと髪を洗って、毛穴に成分や皮脂などの流し残しがないよう、すすぎを丁寧に行ってください。

洗い残しがあると頭皮状態が悪化して、トラブルの元になり、抜け毛の原因を作ってしまうことに繋がります。

基本的には週に1回~3回で十分に効果はでてきますので、髪の状態を見ながら実施していきましょう。

まとめ

今回は、ハリやコシを失った髪にヘアパックは効果があることと、自宅で作れるツヤ髪ヘアパックを紹介しました。

髪のハリやコシがなくなって細くなることで、頭全体のボリュームもなくなってしまうことを心配するのは女性なら当然ですよね。

ハリやコシのある綺麗な髪は、ヘアパックをすることで傷んだ部分の修復作業と、栄養補給・保湿を行ことができますので、とても効果的です。

家にある身近なものでヘアパックを作ることができますから、ツヤのある美しい髪を目指して試してみてください。