ヘアケア

【髪の構造】薄毛女性必見!健康で美しい髪とは?

さらさらとした髪、コシのある髪、つややかな髪、髪の美しさも様々に表現されます。

女性の誰しもが憧れる「健康で美しい髪」とはどんな髪の毛なのでしょうか?

この記事では健康で美しい髪の毛について深堀していき、髪の構造から見える正しいヘアケア方法などを解説していきますので、美しい髪の毛を目指す女性の方は是非参考にしてください!

「健康的な髪」とはどんな髪?

健康的な髪の毛とは、髪の毛そのものにハリがあることです。パサついていたり、逆に、ベッタリとしている髪の毛は美しいとは言えません。

コシのない弱々しい髪の毛も、健康的ではありません。枝毛や切れ毛があるような髪の毛ももちろん失格。

こうしてみていくと、手入れの行き届いた髪の毛こそ、健康的な美しい髪とも言えます。

手入れの悪さが原因で、髪の毛を傷めるようなことだけは避けたいものですね。

髪はタンパク質・水分・㏗のバランスが大切

髪の成分の99%はタンパク質です。従ってタンパク質が少なくなれば、髪が衰えるのは当然です。

このたんぱく質は、ほとんどを食べ物から摂取しているので、過度のダイエットや栄養のアンバランスが髪に悪影響を及ぼすというのも当然のことなのです。

また「しっとりとした髪」を作るのは水分で、髪の祖志位の中のコルテックスという部分に蓄えられます。ちなみにしなやかな髪の水分量は、髪の体積の10%~15%といわれています。

髪そのものの性質は㏗4.5~6.5程度の弱い酸性です(㏗は7が中性、1~6が酸性、8~14はアルカリ性)。

髪の成分、性質をバランスよく保つためには、日ごろの正しいヘアケアが大切なのです。

美しい髪を作るには頭皮(スカルプ)の手入れも大切

髪を大切にするというと、どうしても髪そのものに目が向いてしまいますが、実は一番大切なのは頭皮(スカルプ)の手入れなのです。

頭皮は皮脂量が多く、乾燥しにくい部分です。そのため、細菌が繁殖しやすく、痒みも起こりやすいのです。

頭皮のケアを怠ると、毛根に皮脂が詰まり、新陳代謝がうまくいかなくなります。また、頭皮の血行が悪くなると毛根に栄養がいきわたらずに脱毛がひどくなってしまうのです。

きれいな花を咲かせるためには、その土台になる根に栄養を与えなければなりませんし、良質な土も必要です。

髪の毛と頭皮の関係も、ちょうどそれと同じなのです。「スカルプ・コンディショニング」こそヘアケアの第一歩ということを忘れないようにしましょう。

髪の毛の構造

髪の毛が生える頭皮の構造は、皮膚の構造とほぼ同じです。髪の毛の皮膚の中にある部分を毛根といい、これは生きている細胞で作られています。

頭皮から出ている部分(毛幹)、つまり髪の毛は、死んだ細胞でできているのです。

髪を守るキューティクル

髪の毛は、大きく3つの層になっています。一番外側がキューティクル、真ん中がコルテックス、そして一番内側の芯に当たるところがメデュラです。

あとの2つは知らなくても、キューティクルという言葉は一度は聞いたことがあると思います。

キューティクルは単に外側の皮というだけでなく、髪の内側を守る役割をしています。

その構造は、硬いうろこ状のものが重なって形成されており、普段は閉じていて、コルテックスに含まれている水分やタンパク質が流れ出ないように守っています。

キューティクルは傷つきやすい

キューティクルの性質には、硬いけれども摩擦には弱いという特徴があり、強いブラッシングなどをすると、すぐにはがれてしまうものなのです。

キューティクルが傷んだり、はがれてしまうと髪の内部からタンパク質(ケラチン)や水分が流れ出したり、はがれた部分から枝分かれしてしまいます。

これが枝毛で、この状態が進むと切れ毛になってしまうのです。

一度剥がれたキューティクルは戻らない

一度剥がれたキューティクルは二度と戻りません。キューティクルがはがれると、前述したように髪の保水力は落ち、水分がどんどん流出してしまいます。

そうなると、髪の毛はパサつき、枝毛も増え、同時にタンパク質も減るので、うるおいやハリもなくなるのです。

正しいヘアケアを行うことが大切

キューティクルを大切にというのは、上記のような理由から言われるのですが、もちろんキューティクルがはがれても髪の毛は伸び続けますし、一定のサイクルで髪の毛は生え変わっていますので心配し続けることはありません。

ただし、ケアを怠っていれば、それだけ髪の毛は傷み、頭皮にも悪影響が出ることは間違いないでしょう。

美しいハリと艶のある、健康的な髪の毛を保つためにキューティクルをいたわるというのは、最も基本的な髪の毛へのケアなのです。

頭皮の異常があれば皮膚科へ

フケが増えた、頭皮がかゆい、発疹ができた…こういう症状を持つ人は結構増えています。頭皮に何らかの症状が現れたら皮膚科を受診しましょう。

湿疹やアレルギー、スタイリング剤や化粧品が合わない可能性など、色々な原因がありますから、素人判断で処置をいい加減にしないことです。

間違った処置が、脱毛や皮膚炎へと発展していくことがあるからです。

ストレスによる脱毛は専門家によるカウンセリングを

禁煙多いのが、精神的ストレスが髪と頭皮に影響し、脱毛するケースです。女性や若い人に増えているのが特徴的で、これは皮膚科の治療だけでは治らないことがあります。

髪が抜けるということがさらにストレスになるという悪循環をつくる反面、ストレスが解消されれば、うそのように治ることもあります。

そのため、皮膚科的治療だけでは収まりきらないと判断した場合には、ストレスによる症状を扱う専門家のカウンセリングなどをすすめることもあります。

ヘアケアの悩みは美容師に相談を

髪質やヘアケアの悩みなら美容師に相談するのがいいでしょう。

髪の毛のプロは、対処法やその人に合ったヘアケアを知っていますし、仕事がら、その人の髪の質というものも客観的に判断できます。

行きつけの美容院があれば、より相談しやすいでしょう。

医療機関を受診する前に

かぶれなど頭皮に異常を感じた場合は、皮膚科を受診する必要があります。

受診するときは、かぶれの原因となったものを持参しましょう。それがどんなもので、どんな組み合わせで使っているか、使いからは間違っていないかなど、診断に必要な情報だからです。

また、異常が現れ始めたころの体調や、精神状態、周囲の環境なども覚えておくと診察に役立ちます。

誘因として、仕事や勉強などによるストレスも考えられます。普段より忙しくなったり、睡眠不足、不規則な食事といった生活リズムの変化が影響している場合があります。

【まとめ】髪の毛や頭皮について異常を感じたら医師に相談しましょう。

いかがでしたでしょうか?この記事では健康で美しい髪の毛について、様々な視点から解説してきました。

髪の毛を健康的に保つためには、生活習慣や日々のヘアケアが大切ですが、何かしらの以上を感じた場合は、専門病院で受診することが大切です。

医師からは今後のケアについての注意やアドバイスがありますが、知りたいことやわからないこと、薬のことなどを含めて積極的に質問してみましょう。

それが健康的で、美しい髪の毛を維持していくことにつながるのかもしれません。