ヘアケア

お米のとぎ汁は髪質改善に役立つ!?薄毛女性も知りたい、お米のとぎ汁の使い方!

日本人はお米が好きな人も多いと思いますが、そのお米を研いだとぎ汁が、髪や頭皮に良い効果があるというのを聞いたことがある人もいるのではないでしょうか。

お米のとぎ汁でシャンプーした後の髪をすすぐと、お米の汁に含まれる豊富な成分の作用で頭皮が清潔な状態になり、髪質の改善に繋がるんです。

お米から出る汁は化粧品などにも使用されていて、美肌効果があるといわれていますよね。

それが髪にも効果があるというのですから、今後お米を研いだあとは捨てるのがもったいなくなりますよね。

お米のとぎ汁は、普段家庭で米を使えば出るものなので、敢えて何かを準備しなくても、そのまま使用することができます。

そして、気になる髪のパサつき・抜け毛・白髪などの、女性の髪のトラブルを改善して、美髪に導いてくれる効果が期待できます。

そこで今回は、お米のとぎ汁は髪質の改善に役立つということと、美髪になるお米のとぎ汁の使い方をご紹介していきましょう。

お米のとぎ汁の成分

何気なくお米を研いで、とぎ汁は捨ててしまっている人も少なくないと思いますが、お米のとぎ汁には栄養素が豊富に含まれています。

その含まれている成分が頭皮や髪に作用することで、太くて丈夫な髪を作っていくことが期待できるんです。

元々日本人にとって主食であるお米は、普段から食べ慣れている人も多いと思いますので、わざわざ髪に使うために購入する必要もなく、思い立ったらすぐにでも、手軽に始められるのではないでしょうか。

そこでここでは、お米のとぎ汁に含まれる成分を詳しくお伝えしていきましょう。

とぎ汁の成分内容

お米のとぎ汁には豊富な成分が含まれています。

そこでここでは、お米に含まれる成分内容と、髪への効果を1つずつ解説していきましょう。

ポリアミン

皮膚の再生活動を活発化し、健康な頭皮に導く作用があるポリアミンは、キューティクルを守って太くてコシのある髪を作るのに役立ってくれます。

ミネラル

体内では生成することができないミネラルは、髪を作るときに欠かせません。

そのため、外部から積極的に取り入れる必要がある栄養素です。

ビタミン

細胞の代謝を活発化させ、皮脂の分泌量も適切に調整してくれるのがビタミンBです。

そしてビタミンEは、血行を促進し、抗酸化作用によって頭皮を清潔で健康な状態に保つ作用があります。

セラミド

髪のパサつきを改善する効果があるのが、保湿効果のあるセラミドです。

頭皮や髪にしっとりとした潤いを与えてくれます。

お米のとぎ汁には、健康な頭皮を作り、キューティクルを保護することができる栄養素が含まれています

これだけたくさんの効果をお米のとぎ汁1つで充分に得られますので、美髪を育てていくためにも、お米のとぎ汁は捨てずに活用していきましょう。

お米のとぎ汁が髪に良い理由

お米のとぎ汁には豊富な栄養成分が含まれていることを、先に紹介しましたが、その他にも効果があるのでご紹介していきましょう。

くすみ予防

お米を洗って出たとぎ汁には、お米の微粒子が含まれているため、古くなった肌の角質を落としてくれる作用があります。

また、角質を落とすことでくすみの改善効果も期待できます。

老化予防

とぎ汁の抗酸化作用皮膚の老化予防にも繋がります。

これは、顔や体の肌だけでなく、頭皮にも同様の働きをしてくれます。

乾燥と消臭

また、頭皮の乾燥を防いだり、頭皮の臭いを消したりする効果もありますので、頭皮の臭いが気になる人にもお米のとぎ汁の使用がおススメです。

清潔保持

お米のとぎ汁で髪をすすぐだけでも、頭皮を清潔にしてくれる効果もありますので、フケや痒みがある人や、パサついた髪の人は試してみると良いでしょう。

育毛や白髪予防にも効果あり

現代は毎日のように髪を洗うことが普通になっていますが、昔、特に平安時代の頃は、これほどまでに物質的にもエネルギー資源的にも発達していないため、桶にお湯や水をため、お米のとぎ汁で髪を洗っていたとのこと。

現代人よりも昔の人の髪の方がフサフサで、黒髪でツヤツヤしていたように感じるのは、現代と違って石鹸やシャンプーなどの化学成分を使用していないからでしょうか。

現に、シャンプーが原因で髪が傷んだり、薄毛の原因になったりしている人も少なくありません。

髪をサラサラとした手触りにしたり、ツヤがあるように見せたりするために、シャンプーにはたくさんの化合成分が含まれています。

安価で手に入りやすのですが、薄毛や抜け毛の原因になっている場合もあるのでシャンプー選びは注意が必要です。

それに比べるとお米のとぎ汁は、お米を研いだら捨てずに取っておくだけの無料のもので、しかも天然素材の豊富な栄養素が含まれた状態ですので、害もなく頭皮環境を整えてくれます。

昔の人たちは、お米のとぎ汁の効果を充分に知っていたのが凄いですよね。

お米のとぎ汁でヘアケアする方法

お米のとぎ汁の効果は、直接髪や頭皮に使用するのが一番効果的です。

そこでここからは、お米のとぎ汁を実際に使用する方法をお伝えしていきましょう。

お米のとぎ汁は2度目を使用

お米のとぎ汁を頭に使用する際は、1度目の洗い汁はゴミやホコリが多く含まれているため避けて、2度目からのとぎ汁を使用するようにしましょう。

そしてお米のとぎ汁は何か容器に入れ、ラップなどをして冷蔵庫で保存してください。

しばらく放置しておくと、分離して下の方に白い沈殿物が溜まりますので、これを使用していきます。

保存といっても天然の汁のため、長期間保存することはできません。

白い沈殿物ができたら、早めに使用するようにしてください。

とぎ汁でヘアケア

お米のとぎ汁でヘアケアする方法を、具体的に説明していきましょう。

①通常通りに髪をシャンプーで洗ってすすいだあと、お米のとぎ汁をトリートメント代わりにして、頭皮を指の腹を使って優しくマッサージしながら揉み込んでいきます。

②残ったお米のとぎ汁を、傷みがちな毛先から髪全体につけ、5分程度そのままにします。

③38度くらいの温めのお湯で、キレイに流します。

最初は週に2回程度、トリートメントをするつもりで試してみてください。

そして自分に合っていると思ったら、回数を調整して増やしても良いでしょう。

頭皮の消臭効果もありますので、夏場などの臭いが気になる季節には特におススメです。

お米のとぎ汁の注意点

お米のとぎ汁を使用する際の注意点は、いくら髪質をキレイに改善する効果があるとはいえ、育毛シャンプーとして使用することができない点です。

お米のとぎ汁だけでは、頭皮に残るゴミや不用な皮脂までをきちんと取り除くことはできません。

そのため、シャンプーは別できちんと行い、その後に栄養を補給する補足のものとして、トリートメントをする代わりにお米のとぎ汁を使うという考えでいてください。

汚れを落としきれずに頭皮に残ったままでは、毛穴を塞いでしまったり、細菌が繁殖したりして、頭皮環境を崩して薄毛や抜け毛が進行してしまう場合もあります。

そのため、シャンプーなしで米のとぎ汁だけで洗髪をした場合、髪質改善の効果はあまり期待できなくなってしまいます。

それどころか逆に頭皮環境の悪化により、抜け毛などが増えてしまう恐れもあります。

髪を改善してキレイにしていくためには、頭皮環境を整えることが必須となりますので、シャンプーは今まで通りにきちんと行ってください。

まとめ

今回はお米のとぎ汁は髪質改善に役立つのかということと、美髪になるお米のとぎ汁の使い方をお伝えしました。

お米のとぎ汁は肌に良いと言われているため、化粧品などの美容品に使用されていることも多いです。

そのお米のとぎ汁は、体の皮膚の一部である頭皮にも、同じく良い効果が期待できます。

特にお米の成分には髪を太く丈夫にする成分や、キューティクルを保護する成分、頭皮の臭いを消臭する成分など、さまざまな効果があります。

ただ使用する際は、シャンプーとしてではなく、トリートメントのような補助的な役割として使用するようにしてください。

お米のとぎ汁は、お米を主食とする日本人なら常に準備できるものですし、特にお金もかからないので、髪のパサつきや薄毛などのトラブルが気になる方は、試してみてください。