シャンプーの適量ってどのくらいか、ご存知ですか?
容器を見ても書いてありません。
化粧水やクリームの容器にはパール大とか、500円玉大とか、書いてありますよね。
なぜ、シャンプーやリンスには記載がないのか、適量はどれくらいなのかについて、今回はお話していきたいと思います。
Contents
シャンプーの適量が容器に記載されていないわけ
シャンプーのボトルを確認すると、「適量を泡立ててご使用ください」と書いてあると思います。
なぜ、しっかりと何mg、何ccと記載がないのでしょうか?
それは、髪の毛の長さ、太さや量が人それぞれ違うからです。
髪の毛が長い人、短い人では使用量がそもそも違います。
そして、汗をかいた時、かいていない時、整髪料を使用した時、していない時、毎日洗っている時、風邪で3日洗えなかった時。
同じ人でも、その状況によって、必要な量、適量が違うからです。
髪の長さ、そして汚れている時などの使用量の目安をお伝えします。
ポンプ式ボトルの場合、1プッシュは約4mg。
これを基本として換算しています。
<ショートヘア>
ショートヘアの人は1番少ない量でOKです。
1プッシュ〜1プッシュ半。
<ミディアムヘア>
肩〜鎖骨下くらいまでのミディアムヘアの場合は1プッシュ半〜2プッシュ
<ロングヘア>
ロングヘアの場合は2プッシュ〜3プッシュ
その他、パーマをかけていたり、髪の毛の量が多い人は少し量を増やしてください。
泡立ちで判断する
汗をかいたり、汚れたり、ヘアワックスなどが付着している場合は多めのシャンプー、あるいは2度洗いが必要になります。
1度、長さに合わせたシャンプーで洗い、泡立ちが悪いようなら2度洗いをしましょう。
2度目はいつもより少なめで大丈夫です。
また、手のひらでしっかりと泡立ててから使用するとシャンプーの量を少なくすることもできます。
すすぎ残しが心配な人はよく泡立ててから、使用しましょう。
泡になってでてくるボトルに詰め替えると、自分で頑張って作らなくてもモコモコの泡が簡単に作ることができます。
毎日2度洗いは頭皮にも髪の毛にもよくありません。毎日汗をかくようなら、予備洗いを何入りにして2度洗いを防ぐこともできます。
ヘアワックスなど、シャンプーで落ちにくいヘアケア用品も毎日使用するのは避けましょう。
トリートメントの適量
トリートメントの適量も人やその時によって違うので記載はありません。
ショートヘアの人は500円玉大、ミディアムヘアの人はマスカット大、ロングヘアの人はピンポン玉大を髪の毛に馴染ませ、足りない場合は足しましょう。
付け方は毛先から馴染ませて、余った分を根本側に塗布します。
根本のほうにあまり多くつけてしまうと、髪の毛がベタッとしてしまうので、少量で大丈夫です。
洗い流すので、毛先は多めにつけても平気です。
髪の毛の外側からだけではなく、内側から手櫛を通すようにして塗りましょう。
トリートメントを塗布したら、しばらく置いて浸透させます。
どこまで洗い流せばいいの?
トリートメント、どこまで流せばいいのかわからない、という人も多くいます。
シャンプーと違って、適当な終わりがわかりにくいですよね。
流そうと思ったら、いつまでもヌルヌルしている気がするのがトリートメント。
流す目安は、付けた時のヌルヌル感がなくなればOKです。
流れたお湯を見ていると、最初は多少泡立っていたり、濁っていたり。
よくすすぐと、お湯も透明になってきます。
そうなったら、完了のサインです。
あまり必要以上に流してしまうと、せっかくのトリートメントも流れてしまい、ギシギシしてしまう原因に。
しっかりとすすげていて、流しすぎではない、絶妙なタイミングで完了しなければいけません。
難しそうですが、意識してみるとさほど難しくはありません。
ヘアサロンに行ったとき、シャンプーはしっかりすすぐのに、トリートメントは「あれ?もうお終い?」と思ったことはありませんか?
トリートメントやコンディショナーは頭皮に塗っていないので、そこまで必死にすすがなくても大丈夫なんです。
頭皮にもつけるべき?
トリートメントは頭皮にも付けるほうがいいのか、避けたらいいのか、分からないという人も多くいました。
トリートメントは基本的には頭皮は避けましょう。
毛穴も詰まりやすくしてしまいますし、炎症やかゆみの原因となることも。
頭皮の乾燥が気になる場合はトリートメントではなく、ドライヤーで乾燥してから頭皮乾燥用のローションを塗りましょう。
ただ、頭皮のかゆみや、フケなどに効果のある薬用トリートメントなどは頭皮にも塗ったほうがいい場合があります。
薬用のもの、頭皮に特化したものは、パッケージの説明をよく読んで用法を守ってください。
頻度ってどれくらいが適切?
シャンプーやトリートメントの頻度はどのくらいが適切なのでしょうか。
これも、「毎日洗ったほうがいい」とか、「毎日洗ってはダメ」とか、色々な情報があり、一体どうしたら、と悩んでしまいますよね。
頻度についても、その人やその時で変わってきます。
汚れているのに2日に1回では清潔に保つことが出来ず、炎症の原因になってしまうこともあります。
また、冬場特に汗をかいたりしていないのに毎日洗っては乾燥のもとに。
髪の毛と頭皮の状態を見て、判断しなければいけません。
頭皮がべたつく季節は毎日、乾燥する季節は2日に1回を基本のペースとして、汚れた時は洗う、あせをかいていないときは様子を見る、などの対処でいいでしょう。
トリートメントやコンディショナーの頻度に関しては、傷んでいる人は毎日、そうでない人は週に2から3回の頻度で行いましょう。
パーマをかけている人、カラーリングをしている人は乾燥しがちなので、毎日行っても無駄にはなりません。
また、自宅ではなく、ヘアサロンでのトリートメントの場合、目安は1カ月。
状態によっては1カ月半くらい保ちますが、1カ月を目安にヘアサロンに通えば、美髪を保つことができます。
ヘアサロンのトリートメントはそのサロンやコースにもよりますが、自宅で使用するトリートメントとは種類が違います。
中には熱を加えることで補修成分や、栄養を浸透させるトリートメントもあります。
大切なのは、髪の毛がパサついてからでは遅いということ。
トリートメントの効果がなくなる前にサロンへ行きましょう。
朝と夜、どっちがいいの?
シャンプーをするのは朝がいいのか、夜がいいのか?
どちらでも同じじゃないの?と思ってしまいがち。
でも、実は朝の洗髪は避けたほうがいいんです。
というのも、朝シャンプーをすると、次のシャンプーも朝。
ということは、1日過ごした髪の毛をそのままにして寝てしまうことに・・・。
汚れやホコリがついたまま、寝てしまうと頭皮にもよくありませんし、枕に汚れが付着しますので、お肌にもよくありません。
なるべくなら、夜洗って清潔な状態で寝ましょう。
あせなどかいていない時期で1日置きのシャンプーの場合はブラッシングする、入浴した時蒸気が付いた状態の髪の毛を清潔なタオルで拭くようにすると、ホコリやちょっとした皮脂などを取ることができます。
まとめ
いかがでしたか?
案外、知らなかったシャンプーやトリートメントの疑問についてご紹介しました。
美髪や健やかな頭皮のために参考にしてみてくださいね。