髪にダメージを与えれば、薄くなるのは必然的なのがわかるはずです。
ダメージを抑えて生活をしているはずなのにも関わらず、ヘアカラーやパーマを繰り返していけば、ダメージはどんどん蓄積していきます。
このダメージが、後々薄毛につながることを理解しておかなければいけません。
Contents
ヘアカラーやパーマはダメージがある
女性の薄毛につながる原因はいろいろとありますが、髪にダメージが蓄積していけば、必然的に薄毛につながります。
特に気をつけなければいけないのは、ヘアカラーやパーマによるダメージです。
現代では、髪を染めたりパーマをかけたりするのは、珍しいことではなくなりました。
誰でも手軽にできるようになり、おしゃれの一つとして楽しむ人も増えています。
しかし、一度考えてみなければいけません。
髪に薬品をつけているのですから、何らかのダメージが生じるのは当然です。
ダメージが少なくなる方法もありますし、施術の技術によっては影響を抑えられますが、ゼロになるわけではありません。
何かしらのダメージが残ることを理解した上で、ヘアカラーやパーマは楽しまなければいけないのです。
頭皮の状態を変えてしまう危険性
人間の頭皮は、弱酸性の状態で安定しているのが特徴です。
pH5.0前後と呼ばれる状況で、非常にデリケートな存在なのを忘れてはいけません。
この弱酸性の状態が狂ってしまうと、当然大きなダメージを受けます。
パーマ液で見た場合、ほとんどのものが強アルカリ性です。
pHで表すと9.0をあるものも珍しくありません。
これだけの強アルカリ性になると、弱酸性の頭皮は大きな影響を受けるでしょう。
小学生でもわかる変化の内容です。
最も安定している状態を崩してしまうのですから、この時点で薄毛につながる可能性が見えてきます。
これはパーマ液でしたが、髪を染めるために使われているヘアブリーチなども、強アルカリを示すことに変わりはありません。
髪の表面にあるキューティクルを開いて、強制的に薬剤を送り込むために、このようなバランスをとっています。
つまり、ヘアカラーやパーマをかける限り、髪には強アルカリ性の薬品がつくことになるのです。
できるだけ、アルカリ度を抑えるような薬品の開発は進んでいても、弱酸性にはなりません。
薄毛が気になるのであれば、髪にダメージを与えないようにする必要があります。
ヘアカラーやパーマをかけたい気持ちがあったとしても、薄毛になりたくなければ使わないのが基本です。
どんなに影響が少ない方法を取ったとしても、化学薬品がついてしまう状況には変わりがありません。
施術の技術があったとしても、髪に影響が出ているのです。
ダメージを抑えたヘアマニキュアなどで染める
ダメージが少ない方法としては、ヘアマニキュアなどがあります。
当然中身によって違いがありますが、少しでも弱酸性に近いものを使えば、ダメージは軽減できるからです。
色の発色が悪い状況も考えられますが、薄毛とどちらがいいか考えてみたほうがいいでしょう。
ヘアマニキュアは、持っても2~3週間というところでしょう。
その程度しか持続しませんが、髪のメラニン色素を分解したりする必要がありません。
この時に使われる薬剤が入っていないだけでも、髪のダメージは少なくなります。
キューティクルを開く必要がなく、表面から色をつけているからです。
他にもヘナのような染料を使ったヘアカラーもダメージを抑えられます。
髪のダメージが少ないだけではなく、頭皮への影響も抑えられるからです。
どうしても髪を染めたいと思っている時には、方法を考えなければいけないでしょう。
できるだけ影響の少ないパーマもある
パーマにも、できるだけ影響が出ないものもあります。
それも自分ではほぼ出来ないような方法になるため、高い技術を持ったところに依頼してかけてもらうのが基本です。
安いからといってどこでもパーマをかけていたりすれば、薄毛になる状況も覚悟しなければいけません。
パーマ液に使われている薬剤の中でも、チオグリコール酸を使用していない物を使うとダメージが抑えられます。
自分で判断するのは非常に難しいところにはなりますが、クリープパーマではデジタルパーマと呼ばれているものが該当するのです。
これだけでも、家庭の中でできるものでないのは明白でしょう。
ダメージは出来る限り抑えられる代わりに、パーマ自体の力が弱く、思っている程の効果が出ない可能性があります。
特に強くかけたいと思っているのであれば、これらの方法はあまりおすすめとは言えません。
それでもダメージを抑えられるだけで、薄毛のリスクを下げられるのは間違いないことです。
将来的な状況まで考えていけば、少しでも影響の少ない方法をとるべきでしょう。
ただし、デジタルパーマはロッドの使い方によっては、髪を引っ張り強い負担をかけます。
この時に毛根にダメージを与える可能性があるため、信頼できる美容師に施術してもらわなければいけません。
どちらも薄毛の人にも使えると言われてきたパーマの方法ですが、あくまでもダメージが少なくなるという程度なのを認識しなければいけないのです。
どのような方法を使っても、髪に人工的な影響与えるのですから、薄毛が気になるのであれば、避けるべき方法と言えます。
カットや髪型でおしゃれを考える
髪を染めたりパーマをかけたりして、おしゃれをしたいのは当然です。
薄毛を気にしながらでも、色々とおしゃれを楽しむのは、ストレス発散という意味でも大切な要素になります。
しかし、髪にダメージを与える状況は、決してプラスではありません。
それならば、髪型を変えながらおしゃれに楽しみという方法も考えていくべきでしょう。
薄毛対策として重要なのは、髪の量をコントロールすることです。
ところが、ロングヘアにすると抜け毛が目立つようになります。
これは髪の自重の問題で、どうしても負担がかかるからです。
長くロングヘアをしてきた人は、どうしてもつむじや分け目で薄さが目立つようになります。
女性らしさを前面に押し出せるロングヘアですが、髪をふわりと仕上げるショートにしてみるというのも方法です。
髪の重さを軽減できますし、ペタッとをボリュームのない状態も回避できます。
負担を軽減できるだけでも、ダメージを減らせるため、ヘアカラーを使いたいとは考えておくべきでしょう。
ショートにすることで、ドライヤーの時間も少なくできるのはメリットです。
熱によるダメージも減らせるので、薄毛対策としても重要な長さになります。
髪のカットの仕方によっては、色々と影響が変えられるのです。
髪に負担がかかりやすいというところでは、強く縛ってしまうのは危険です。
ポニーテールなどが代表的ですが、引っ張られた部分はロングヘアーの自重で薄くなるのと同じように、どうしても負担がかかってしまいます。
髪をまとめてボリュームを出したいと言うのであれば、ウィッグを使った方が安全です。
髪質が違うから目立ってしまうと思う人もいますが、ウィッグはおしゃれの一つとして認知されるようになり、これが不自然だとは感じなくなりました。
カラーのあるものを使ってアクセントにするなど遊び心も入れられますし、おしゃれに魅せられるようになるので、ヘアカラーを使ったりするよりも手軽で安心です。
まとめ
おしゃれをするためにヘアカラーやパーマは、確かに有効な手段です。
雰囲気もガラッと変えられます。
しかし、長期的に見れば、髪にも頭皮にも影響を与えている事実を見逃してはいけません。
短期的な部分でおしゃれを楽しむのか、長期的に髪を大切にしておしゃれを楽しむのか考えてみる必要があるでしょう。
後になって後悔しても間に合わない部分も出てきますので、注意しなければいけません。