薄毛対策になるのは、何も育毛剤ばかりではありません。
日々食事として摂取しているものも、髪には大きな影響を与えているからです。
薄毛対策としてもぴったりの食べ物として豆腐がありますが、うまく付き合っていけば美味しいだけではなく、非常に心強い発毛の味方にもなってくれます。
日本人の食卓には欠かせない豆腐
普段の食生活で使っている食材は色々とあるでしょう。
好きなものもあるはずですし、嫌いという食べ物も出てきます。
その中で日本人らしい食材として知られているのは豆腐です。
各地にいろいろな豆腐がありますが、どれも基本となるのは大豆をすりつぶしたもので作られている点になります。
豆腐を加工した食品も色々作られてきました。
豆腐は大きく分けると木綿豆腐、絹ごし豆腐、充填豆腐に分けることができます。
木綿豆腐は昔ながらの豆腐で、豆乳を凝固させてから作るのが特徴です。
絹ごし豆腐はもっとなめらかな豆腐で、圧搾しないで作ります。
濃い豆乳から作るのも特徴といえるでしょう。
豆乳全てを凝固させるところも違いです。
充てん豆腐は絹ごしのようになめらかですが、型を取る箱にも入れず、水さらしもしません。
非常に日持ちする豆腐としても知られてます。
このように様々な形で食べられてきた豆腐ですが、非常に栄養豊富で機能性食品としても注目されるようになりました。
様々な効能も注目されるようになり、薄毛対策としても非常に効率の良い食品といえるのです。
良質なタンパク質やサポニンなどの栄養素
薄毛対策として様々なものが使われてきましたが、重要なことは必要な栄養素をしっかりと取り健康な状態を保つことです。
髪は体の一部であり、健康な状態でなければしっかりとした状態で生えてきません。
髪が生えると呼ぶことがそもそも間違いである、髪は毛母細胞が細胞分裂して伸びてきているのです。
細胞分裂を起こさせるためには、ホルモンのバランスが取れていることや様々な栄養素が必要となります。
その栄養素を補給することが非常に大切ですが、中でも良質なタンパク質を摂取するのは必須条件と言ってもいいでしょう。
日本人が古くから食べてきた豆腐は良質なタンパク質を豊富に含んでいることで知られています。
これだけでも大切な食品となりますが、血中コレステロールを低下させる力も持っているのです。
血圧の上昇も抑制すると言われており、頭皮の環境を整えるにはぴったりの栄養素となっています。
血行が悪くなれば頭皮に栄養が行き渡らなくなり、細胞分裂を促進させることができなくなるからです。
豆腐には脂質が含まれています。
油を感じることはほとんどありませんが、実はリノール酸が含まれており、ほとんどコレステロールを含まないだけではなく、善玉コレステロールを増やしてもくれるのです。
活性酸素を抑えてくれるサポニンも豊富に含まれています。
大豆サポニンと呼ばれている物質ですが、渋みを感じるようなエグミの正体です。
嫌なものとして認識されていましたが、糖質の蓄積を防いでくれ、脂肪酸による酸化を防ぐ能力を持っています。
活性酸素の働きも抑制してくれるため、体がサビつきにくい特徴を持っているのです。
大豆イソフラボンの力
豆腐の大事な力としてイソフラボンがあります。
かなり知られるようになりましたが、サポニンと同じ仲間の一つとしてだいぶ多く含まれて栄養素です。
これが育毛にも大きな役割を果たしています。
世界でも注目されるようになったイソフラボンは、女性ホルモンであるエストロゲンと似た働きをすることで注目されるようになりました。
このような働きから植物エストロゲンとも呼ばれるようになり、更年期で女性ホルモンが減少し大きな影響が出てしまう女性の予防策として活用できる可能性が高いのです。
非常に多くの期待がかかっているイソフラボンは、コレステロールの抑制や循環器疾患のリスクを下げられる可能性があります。
さらに前立腺がんや乳がん胃がんの予防にも使えるのではないかと期待がかかるのです。
欧米に比べて日本人が発症率が低いというのも、日常的に大豆イソフラボンを節制している可能性が指摘されるようになりました。
薄毛になるプロセスのひとつとして、ホルモンのバランスが崩れてしまう状態が挙げられます。
男性ホルモンが優位となる、びまん性脱毛症になってしまう女性が出てくるのです。
この状態を予防するためには、大豆イソフラボンが大きな役割を果たしてくれます。
女性ホルモンと似た働きをしながらも、植物性で誰もが食べてきた大豆食品である豆腐で対応できるのですから、手軽な対応策となるのです。
抜け毛の予防にも役立ってくれますし、髪のヘアサイクルの維持にも大切な要素になります。
それだけではなく髪のハリツヤを出すためにも、大豆イソフラボンは力を発揮してくれるのです。
色々とある豆腐の食べ方
豆腐の摂取の仕方は色々とあります。
日本人が代表的な食べ方として考えるのは、冷奴や湯豆腐となるでしょう。
薄毛対策として活用するのであれば、体を冷やすべきではないため、湯豆腐がぴったりです。
温めて食べるだけでも豆腐も美味しさを味わえるのは、日本人的な発想とも言えます。
日本の独特な調理法として白和えなどもあります。
豆腐を裏ごしして作る白和えは、野菜と和えることによってうまみが高まる調理法です。
ひと手間かけることにはなりますが、美味しい調理方法の一つとして覚えておくと良いでしょう。
大豆イソフラボンを取るためには、豆腐のままだけではなく加工しても利用できます。
がんもどきや厚揚げといったものも、普段からよく食べられている食材です。
ほとんどお肉を使うことなく、良質なタンパク質を摂れるのも特徴となるため、食事の中に効率よく含めていくといいでしょう。
唐辛子やわさびも有効
抜け毛予防として豆腐を活用する方法は、和食だけではありません。
中国の調理方法やメニューをうまく使うというのも方法です。
特にカプサイシンとの組み合わせは薄毛対策としてもとても有効になります。
唐辛子の辛味成分として知られているカプサイシンは、髪の成長に欠かすことができない成長因子を生産させるように促してくれるのです。
イソフラボンと一緒に摂取すれば、相乗効果で高められます。
食べ方も色々と考えられますが、簡単にできるのは麻婆豆腐でしょう。
豆板醤を使い豆腐と合わせていく麻婆豆腐は、カプサイシンと大豆イソフラボンを同時に取れます。
食欲も増進させやすいため、美味しいだけではなく有効な食べ方となるのです。
注意しなければいけないのは、辛味成分のため大量に取ると刺激が強すぎます。
胃の負担が高くなってしまうため、あまり辛くせずに作るのがポイントです。
他にも唐辛子を使う方法がありますが、日本のワサビにも同様の効果があるのはわかってきました。
問題は豆腐とともにわさびを使うのは、あまり馴染みがないでしょう。
なかなか食べる方法がありませんが、全て一緒にしなければいけないわけではありません。
様々な栄養素を摂取するのも薄毛対策としては大切な方法となるため、お刺身などと一緒に食卓に並べるというのが理想的な方法です。
まとめ
豆腐に含まれている大豆イソフラボンは、薄毛対策としてとても重要な栄養素です。
日本人であれば日常的に食べる方法が浮かんでくるでしょう。
唐辛子やわさびといった調味料とともに食べるというのも有効となるため、色々な食材と合わせ、良質な栄養素を摂取できるようにしていくのが大切です。