「何だか以前より髪が全体的に薄くなったような気がする」
年齢を重ねるとともに、そんな悩みを抱えている方も多いのではないでしょうか。
そんな時には、自宅でセルフチェックするのがおすすめです。
そこで今回は、自宅でできる薄毛チェックの方法や、もし薄毛が発覚した際の対応策などについて、詳しく見ていきたいと思います。
Contents
一人でもできる!薄毛チェックの方法とは?
以下では、自宅で一人でも行える簡単な薄毛チェックの方法について、具体的に見ていきたいと思います。
スマホでつむじを撮影してチェックしてみよう
薄毛の専門クリニックなどでは、薄毛や頭皮の状態をチェックするためにマイクロスコープや専用のデジカメなど、特別な機器を使用して髪の状態を撮影します。
しかし自宅にはもちろんそんな専門的な設備はありませんし、合わせ鏡にしてもなかなか自分のつむじを見るのは難しいですよね。
ですから自宅でセルフチェックを行う際には、スマホを使用することをおすすめします。
スマホと合わせ鏡を組み合わせ、さらに自撮り棒などがあれば一人でも比較的スムーズに自分のつむじを撮影することが可能です。
また髪が邪魔にならないよう、あらかじめつむじ周辺の髪をヘアクリップなどで押さえておくと、より撮りやすくなります。
なお撮影後はパソコンなどに取り込んでチェックすれば、より詳細に現在の頭皮の状態を見ることができます。
こうすれば薄毛だけではなく、頭皮が荒れて炎症を起こしていないかなどもチェックすることができます。
シャンプー後の抜け毛の数でチェックしよう
シャンプーした際に、予想以上に髪が抜けて驚いたという方も多いでしょう。
実は一番抜け毛が多いのは、シャンプーした時であると言われています。
ですから薄毛チェックのために、シャンプー後にタオルで髪を拭いた際に落ちた髪の本数を数えてみましょう。
その際に抜け毛が20本以上あったという方は、薄毛になっている可能性が高いため注意が必要です。
またこの時抜けた髪の本数だけではなく、毛根の状態や髪の太さをチェックすることもとても重要です。
薄毛の原因はさまざまですが、毛根の状態をみるとその原因をはっきりさせることができると言われています。
原因がわかれば対処方法も分かるため、ぜひよく見てみることをおすすめします。
薄毛が発覚した場合の対処方法とは?
自宅で頭皮をスマホで撮影したり、シャンプー後のタオルドライした際に抜けた本数を数えた結果、もし抜け毛が明らかに多く薄毛であることがわかった場合、一体どのように対処すればよいのでしょうか。
そこでここでは、薄毛が発覚した場合の対処方法について具体的に見ていきたいと思います。
毎日の食生活を見直す
髪の毛の主な成分はタンパク質ですが、薄毛はこのタンパク質が不足し髪や頭皮全体に行き渡らないことにより進行する場合があります。
髪そのものの成長に必要不可欠な栄養素であるタンパク質は、肉や魚類、卵や大豆製品、乳製品 などから摂取することができるため、普段の食生活にこれらの食品を意識して摂り入れる必要があります。
さらにタンパク質を髪に行き渡らせるためには、血流を促進させ頭皮環境を整える役割を担っているビタミンや亜鉛などの栄養素も必要不可欠となっています。
ビタミンは緑黄色野菜や豚肉、レバーなどから摂取でき、また亜鉛は牡蠣や魚介類 などから摂ることができます。
逆に頭皮や髪に悪影響を与える食品としては、チョコレートやケーキなどの糖分や脂肪分を多く含んだものが挙げられます。
また同様に塩分や油分を多く含んだスナック菓子やファストフードも、皮脂が過剰分泌されることにより、頭皮環境を悪化させる可能性があるためなるべく摂るのは控えるようにしましょう。
食事を取る時間も重要
髪の成長を促すホルモンは、午後10時~午前2時の間に最も多く分泌されると言われています。
実はこの時間帯に食事をするのは、髪の成長を妨げる可能性があるため注意が必要です。
この時間帯に食事を取ると、食物の消化のために血流が腹部に集中してしまうため、頭皮への血流が悪くなり髪の成長に必要なに栄養素が届きづらくなってしまいます。
ですから食事の内容はもちろん、食事する時間帯も含めた食生活の見直しを行うことが大切です。
睡眠の質を上げる
髪の成長に欠かせない成長ホルモンは、質の高い睡眠を取り、深い眠りについた際に最も多く分泌されます。
ですから毎日質のよい睡眠を心がけるようにすれば、薄毛の改善にもつながります。
特に午後10時~午前2時までは睡眠のゴールデンタイムとも呼ばれておりが、最も成長ホルモンが多く分泌される時間帯となっています。
ですからできればこの時間帯に眠りにつくことが理想的ですが、なかなか難しいという方は、最低でも毎日6時間は睡眠を取るようにしましょう。
また、人間の体のさまざまな機能を調節する役割を果たしている自律神経には、緊張したり興奮した時に活発になり昼間に優位になる交感神経と、リラックスしている時に活発になり夜に優位になる副交感神経があります。
質のよい睡眠を取るためには、リラックスして副交感神経を優位にさせる必要があるため、就寝前には静かな音楽などを聞いて心を落ち着けると、深い眠りにつきやすくなります。
さらに、寝る直前にスマホなどを使いブルーライトを浴びてしまうと、眠りが浅くなったり睡眠不足になる可能性があるため注意が必要です。
うまくストレス発散をする
ストレスを溜め込んでしまうと、頭皮の血流にも影響を与えます。
血流が悪くなり栄養が行き届かなくなると、髪が十分に成長しきれないまま抜け落ちてしまうなど、頭皮環境が悪化し薄毛が進行する場合もあるため注意が必要です。
うまくストレスを発散する方法としては、友人とおしゃべりしたり、ウォーキングなどの適度な運動を行う、また自分の好きな趣味に没頭することなどが挙げられます。
このように、適度にストレスを発散してリラックスすることにより、薄毛を予防、または改善することが可能となっています。
頭皮をマッサージする
健康な髪を育てて薄毛を防ぐためなには、頭皮の血行をよくすることが非常に大切です。
そこでおすすめなのが、シャンプー後に頭皮マッサージを行うことです。
頭皮専用のローションなどをつけて頭全体になじませた後に、爪を立てないように指の腹で円を描きながら、ゆっくりと優しくマッサージしていきましょう。
過度な飲酒や喫煙を控える
過度な飲酒や喫煙は体に悪影響を与えるだけでなく、頭皮の血流を滞らせて髪や頭皮に必要な栄養素が届きにくくなるため、できるだけ控えるようにしましょう。
お酒を飲みすぎると、アルコールが体内で分解される際に髪に必要な栄養素まで一緒に分解されてしまうため、一週間に1〜2日は休肝日を作るなどするように心が毛ましょう。
またたばこに関しては、ニコチンを過剰摂取すると、血管が収縮して血流が悪くなり薄毛を進行させてしまう可能性が高いため、できれば禁煙することをおすすめします。
まとめ
今回は自宅で一人でも行える簡単な薄毛チェックの方法や、薄毛になってしまった際の対処法などについて見てきました。
薄毛になる原因としては、食生活の乱れや睡眠不足、またストレスなどによる血行不良で頭皮環境が悪化することにより、ヘアサイクルが乱れることなどが挙げられます。
ですからこれらを改善し、ヘアサイクルの乱れを修正することができれば、薄毛の進行を抑えることが可能です。
薄毛はそのまま放置しておくとさらに進行してしまうため、気がついたらすぐに対策を行うことが非常に大切です。
今回ご紹介した対処法の中から、まずはあなたが実践できそうなことから少しずつ始めてみてはいかがでしょうか。