「仕事が忙しい。」「家事や育児が忙しい。」など、様々な理由から時短〇〇が人気ですよね。
時短料理もあれば、時短スキンケアもありますし、実はシャンプーにも時短があるんです。
時短シャンプーの便利なアイテムと言えば、「リンスインシャンプー」がありますよね。
1アイテムでシャンプーとリンスが完了できるので、毎日活用している女性も多いのではないでしょうか。
でも、こんな便利なリンスインシャンプーは、薄毛の原因になる場合もあるんです。
今回は、リンスインシャンプーで本当に薄毛になるのか、リンスインシャンプーの問題点を見ていきましょう。
Contents
リンスインシャンプーって何?
「リンスインシャンプー」は名前の通り、シャンプーとリンスの2つの効果を発揮してくれるアイテムのことです。
シャンプーの中にリンスが含まれているので、
・髪と頭皮を洗浄する(シャンプー)
・髪質を良くする(リンス)
の両方の効果が期待できます。
但し、1アイテムに2つの機能を期待すること自体、実は無理があるんです。
シャンプーとリンスを合わせることで、それぞれの機能が適度になってしまいます。
1つ1つの機能はどうしてもシャンプー単品、リンス単品よりも落ちてしまうので注意が必要です。
シャンプーとリンスを混ぜて使っても意味なし
「1つの1つの機能がシャンプー単品、リンス単品よりも落ちるなら、単品同士を混ぜて使えば良いのでは?」
こんなふうに考えて、お気に入りのシャンプーとリンスを混ぜて使っている方はいませんか。
残念ながらシャンプーとリンスを混ぜても、リンスインシャンプーにはならないんですよ。
と言うのは、リンス単品とリンスインシャンプーのリンスには、
リンス単品:リンスインシャンプーよりも分子が大きい
リンスインシャンプーのリンス:分子がそれほど大きくない
と言う違いがあるからです。
リンス単品だとシャンプーをすすいだ後に使用するので、シャンプー後のアルカリ性の髪を上手く中和できます。
一方、リンスインシャンプーはシャンプーの後に、使用することを前提に作られている訳ではありません。
シャンプーと同時に付けるからこそ、すすぎの時にシャンプーと一緒に流れ落ちないように、大きい分子になっているのです。
さすがにシャンプー単品とリンス単品を混ぜるだけでは、分子の大きさの違いまではカバーできませんね。
リンスインシャンプーの便利なところはコレ!
シャンプーとリンスを別々に使ったことしかない人だと、リンスインシャンプーの良さはあまり分からないでしょうね。
でも、リンスインシャンプーを一度でも使うと、毎日使うようになる方は多いんですよ。
・シャンプー時間が短くできる
・1アイテムなので置き場がコンパクト
・外出先に持参するにも荷物にならない
・水の使用量を抑えられる
リンスインシャンプーには魅力的なメリットが、こんなにたくさんあるんです。
こればかりはシャンプー単品、リンス単品では得にくいメリットですよね。
リンスインシャンプーで薄毛になる原因は?
リンスインシャンプーは手軽に使えるメリットがある反面、薄毛になりやすいと言う大変なデメリットも!
・シャンプーとしての効果が弱い
・リンスとしての効果が弱い
・リンスの成分まで頭皮に付けてしまう
・すすぎをしても頭皮に残りやすい
実際にリンスインシャンプーを使ってみて、上記のようなデメリットを感じたことのある方もいるのではないでしょうか。
既に薄毛に悩まされている方、薄毛の心配をしている方は、デメリットを参考に今後の使用を検討することをおすすめします。
シャンプーとしての効果が弱い
リンスインシャンプーのデメリットと言えば、まずは「シャンプーとしての効果が弱いこと」です。
シャンプーとしての効果が全くない訳ではないのですが、シャンプー単品と比較すると低めなんです。
恐らく1アイテムにすることで、洗浄成分が薄まってしまっているからなのでしょう。
「髪や頭皮があまり綺麗になった感じがしない。」
こんな方は時間に余裕がある時だけでも、洗髪に特化したシャンプー単品を使うのがおすすめです。
シャンプーで落とし切れていない汚れは、頭皮環境を悪化させて薄毛を引き起こす危険もありますよ。
リンスとしての効果が弱い
リンスインシャンプーのデメリットと言えば、「リンスとしての効果が弱いこと」もです。
リンス本来の効果と言えば、
・髪に水分や栄養を与える
・髪のダメージを補修する
・髪にツヤやハリを与える
・髪の指通りを良くする
などですよね。
リンスとしての効果に関しても1アイテムにすることで、有効成分が薄まってしまっているものと考えられます。
髪のパサつき、枝毛、クセ毛などのトラブルが気になる方は、時間のある時にリンス単品の使用も検討した方が良いでしょう。
「髪のトラブル⇒抜け毛増加⇒薄毛悪化」と言う、悪循環もありうるので気を付けましょう。
リンスの成分まで頭皮に付けてしまう
リンスインシャンプーのデメリットと言えば、「リンスの成分まで頭皮に付けてしまうこと」もです。
一般的には、
・シャンプー:髪と頭皮の両方に付ける
・リンス:髪だけに付ける
ですよね。
でも、シャンプーが含まれているリンスインシャンプーだと、髪だけにつける訳にも行かないですよね。
それをやってしまうと今度は、頭皮の汚れが落ちなくなってしまいます。
だからと言って頭皮に付けると、リンスのシリコンや油分のせいでべたつきが残ります。
このべたつきが毛穴詰まりを引き起こして、「頭皮環境悪化⇒薄毛」に繋がることも!
特にオイリー肌の女性、元々肌べたつきやすい女性は、リンスインシャンプーは控えた方が無難です。
すすぎをしても頭皮に残りやすい
「すすぎをしても頭皮の残りやすいこと」も、リンスインシャンプーのデメリットです。
リンスインシャンプーはシャンプーの機能を備えたアイテムだから、髪だけでなく頭皮に使いますよね。
もちろん、確実なすすぎができれば、それほど心配することはありません。
でも、リンスのシリコンや油分は、なかなか落ちにくく念入りなすすぎが必須です。
万一洗髪後にも成分が残ってしまうと、頭皮に大きな刺激になります。
どんなに急いでいる時でもしっかりすすいで、成分を確実に落とすよう心掛けましょう。
リンスインシャンプーによる薄毛は予防できる?
リンスインシャンプーを使っている限りは、残念ながら薄毛を確実に予防することは難しいです。
シャンプーは毎日のことですから、毎日リンスインシャンプーを使えば、当然リンスインシャンプーのデメリットも毎日のことになりますよね。
「薄毛対策>時短シャンプー」と考えているなら、
・リンスインシャンプーの使用頻度を減らす
・すすぎは漏れがないよう丁寧に行う
などの対策は必須です。
リンスインシャンプーによる薄毛を、予防するための対策について説明しましょう。
リンスインシャンプーの使用頻度を減らす
リンスインシャンプーによる薄毛を予防したいなら、まずは「リンスインシャンプーの使用頻度を減らすこと」です。
・忙しい時だけの使用にする
・旅行時や緊急時だけの使用にする
・シャンプー単品・リンス単品を使用する日も作る
リンスインシャンプーの使用頻度が今までよりも減れば、髪の状態は確実に良くなります。
但し、「リンスインシャンプーの使用頻度を減らす=洗髪する日を減らす」と言う訳ではありません。
洗髪する日を減らすと今度は、髪や頭皮に長時間汚れを付けていることになりますよね。
リンスインシャンプーを使わない日は、頭皮に状態に合わせてシャンプー単品・リンス単品を上手に活用しましょう。
すすぎは漏れがないよう丁寧に行う
リンスインシャンプーによる薄毛を予防するには、「すすぎは漏れがないように丁寧に行うこと」も大事です。
単品のアイテムを使うと、「リンスはシャンプー以上に時間をかけてすすぐ。」なんてよく言いますよね。
リンスインシャンプーもシリコンや油分が落ちにくいので、通常のリンスと同じくらい時間をかけて丁寧にすすぎましょう。
まとめ
リンスインシャンプーを使う女性は薄毛になりやすいのか、リンスインシャンプーの問題点は何かをまとめてみました。
まず、リンスインシャンプーの便利なところは、
・シャンプー時間を短縮できる
・置き場がコンパクト
・外出先に持参しやすい
・水の使用量を抑えられる
などです。
但し、リンスインシャンプーには、
・シャンプーとしての効果が弱い
・リンスとしての効果が弱い
・リンスの成分まで頭皮に付けてしまう
・すすぎをしても頭皮に残りやすい
など、薄毛に繋がりやすいデメリットもあるんです。
薄毛を予防するためには、洗髪アイテムは1つ1つのアイテムの機能をしっかり実感するのが効果的です。
特に薄毛の心配をしている方は、
・リンスインシャンプーの使用頻度を減らす
(代わりに単体アイテムを使う日を作る)
・すすぎは漏れがないよう丁寧に行う
など、頭皮への負担を抑えるよう心掛けた方が良いでしょう。