長年ロングヘアがトレンドだったけど思いっきりカットしてショートヘアデビューしようかなと考えている方、決断の時が来たらぜひやっていただきたいのが、ヘアドネーションです。
初めて聞く言葉の方もいるかもしれませんがこのヘアドネーションであなたが病気の方を救うかもしれません。
髪の毛で病気の人を救うというのはどういうことなのか?そして必要とされる理由何なのでしょうか?
Contents
1.ヘアドネーションとは?
ヘアドネーションとは小児がんや脱毛症などで髪の毛がなくなった子のために、寄付された髪の毛でウィッグを作り無償で提供することです。
もともとはアメリカが行っていた活動で、日本では2009年から活動が行われていたが、当初はあまり知られていませんでした。
しかし、女優の柴咲コウさんや、水野美紀さんなどがヘアドネーションに参加したことがきっかけで世間に浸透していくようになりました。
他にも熊田曜子さん、ベッキーさん、片瀬那奈さん、二階堂ふみさんなど有名な女優さん、タレントさんが参加していました。
人毛を使った医療用ウィッグということもあり、顔になじみやすく大変喜ばれているそうです。
芸能人の方も世間にもっとヘアドネーションの活動を知ってもらいたいということで積極的に活動を行っているようです。
確かに、この言葉はここ最近聞くようになったりニュースで取り上げられるようになりましたね。
ヘアドネーションに参加した柴咲コウさんは、他界した自身のお母さんがきっかけだったといいます。
柴咲さんのお母さんは病で脱毛症になり苦労されていたようです。
それをそばで見ていた柴咲さんだからこそこのヘアドネーションを知っていたのでしょうね。
でも、どうしたらヘアドネーションに参加できるのでしょうか?様々な条件も踏まえて紹介いたします。
2.ヘアドネーションに参加するにはいくつか条件がある
ヘアドネーションに参加するにはいくつか条件があり、その条件をすべて満たしている方のみが参加することができるのです。
●31㎝以上の髪の長さ
医療用ウィッグとして使用できるのは31㎝からになります。
ヘアドネーションを行う団体がいくつかありますがその団体によっては31センチ以下でも参加可能なところはあるようです。
おおむねのところは31センチ以上と定めています。
●傷みすぎてない健康な髪の毛
髪の毛を引っ張って切れてしまうような髪はかなりダメージを受けているかもしれませんのでヘアドネーションを受けられないかもしれません。
髪の毛自体が痛んでいなければ、白髪でも、カラーやパーマが入っていても特に問題はありません。
●しっかり乾いていること
髪の毛が濡れている状態ですとかびの原因やダメージの原因になってしまいますのできちんと乾かしてからカットを行いましょう。
●寄付ということを忘れない
ヘアドネーションはあくまでも子供たちに無償で提供されるものであり、カットの費用やそのほかの諸費用は一切出しません。
完全に参加する側の負担になります。
寄付というボランティアであることを忘れないようにしましょう。
条件としては以上のことが挙げられますが、もちろん長さが条件を満たしていれば男性でも女性でも参加することができます。
ほとんどの方が女性の方の参加者が多いですが、傷みすぎてもかえって何もできないままになりますので日ごろのケアも大事になってきますね。
参加を考えようと思っている方は条件をよく確かめてから参加しましょう。
3.ヘアドネーションができるのはどこ?
では条件が分かったところでどこでヘアドネーションができるのでしょうか?
カットする分には美容室で可能ですがその中でも『へアドネーション賛同サロン』と検索するとよいでしょう。
もしくはサロンに直接問い合わせるといいでしょう。
その際料金も普段のカット料金より高くなる可能性もあります。
普段のカットより時間もコストもかかってしまうことがありますのでそこは事前の確認をしておきましょう。
もしくは自分でカットするという方法もありますが、やはり素人がカットするとヘアドネーションの髪はカットできても仕上げのカットは難しいと思われますので、やはりサロンでカットしていただくのがいいでしょう。
4.カット後の髪はどう送るの?
基本的にはカットしてもらった髪は自分自身で送るようになっています。
かつてはサロンから送ることもあったようですが今はどのヘアドネーション団体も本人が送ることを推奨しています。
送料はすべて自己負担になります。
着払いで送っても返送されてしまいます。
カットした髪はレターパックか箱で送るのがいいでしょう。
また梱包する際にカットした髪をテープやビニールなどでがっちりまいたりせず、直接入れた方がいいでしょう。
サイトによっては返信用封筒を入れておくとヘアドネーションの受領証をもらうことができます。
これは各ヘアドネーションのサイトによって異なりますので送り先のサイトをよく確認してから発送の手続きを行いましょう。
5.ヘアドネーションは子供用ウィッグのみを作るのか?
ヘアドネーションのついては詳しく知ることができたのですがそもそもなぜヘアドネーションは子供のためにヘアウィッグを作るのでしょうか?
世の中には市販でもおおくのウィッグを販売しています。
しかしそのほとんどが大人用に作られているものがほとんどです。
子供のウィッグは需要がないので販売していないのが現状です。
しかし、世の中には病気が髪が抜け落ち悩んでいる子供たちが多くいるのです。
無理に大人用のウィッグを付けてしまうとカオとのバランスがおかしかったり、無理してテープなどで固定しようとすると頭皮がかぶれたりしてしまうので、子供に合うウィッグはなかなか手に入らないのです。
そこでヘアドネーションという団体が立ち上がり、子供用ウィッグを制作しているのです。
最近人工毛でも自然に見えるものが増えていますがそれでもやはり人毛を使用したものが人気のようです。
しかし人毛を使用したものは高いものだと、数十万円になることが多いのです。
せめてもの子供の医療用ウィッグはお金をかけず寄付したいというヘアドネーション団体の思いなのです。
なので日本も世界もヘアドネーション団体は子供中心のところが多いのです。
最近はヘアドネーションの輪が広がり、多くの方が参加しており、中には子供の参加も多いようです。
かつては親近にそういった方がいた方などの参加が多かったようですが、メディアの情報が広がり様々なテレビや雑誌で特集されていることが多くなりました。
さらにこの輪が広がってくれるといいですね。
まとめ
ヘアドネーションで病気で苦しむ子供たちが少しでもウィッグで元気になってくれればと思うとうれしいですね。
芸能人の方が多く参加したことによって知名度も一気に上がりました。
実は私もつい先日このヘアドネーションに参加しました。
特にきっかけというのはありませんでしたがどうせ切るのであれば捨てられるより誰かの一部になってくれた方が髪も喜んでくれるかなという何となくの思いでしたが、いざやってみて送るとちょっと気持ちが高らかになりました。
まだまだ日本では浸透力は広くないので、この記事を読んで興味を持っていただけたらうれしいですね。
思い切り髪を切りたい方は是非一度検討してみてください。