髪の毛って根元はあまり傷みません。
毛先ばかり、傷みが気になりますよね。
なぜ、毛先だけ傷んでしまうのでしょうか?
今回は、髪の毛はなぜ、毛先だけ傷んでしまうのか、傷む前に出来ること、そして傷んでしまったらどうしたらいいのか、をご紹介します。
Contents
毛先だけ傷む理由
髪の毛は日々伸びています。
新しい部分は毛穴から生えてきます。
ということは、根元の部分は新しく、毛先は古い部分ということになります。
一般的に髪の毛は1ヶ月に1センチほど伸びると言われています。
ミディアムヘアの場合、30センチだとしたら、毛先の部分は30ヶ月経った部分ということになります。
30ヶ月分、紫外線や摩擦、ドライヤーなどの熱にさらされてきた髪の毛と、根元の生まれたての部分、2箇所を比べたら、毛先の方が傷んでいるに決まっていますね。
毛先が傷む前にできること
では、毛先が傷まないようにするにはどうしたらいいでしょうか。
トリートメント
毎日するタイプのものから、月に1回のスペシャルケアのものまで、色々な種類があるトリートメント。
日頃からしっかりとケアをしていれば、傷みにくくなります。
また、髪の毛の乾燥は傷みが進む原因の1つ。
トリートメントで髪の毛に潤いを与えてあげると、切れ毛や枝毛を防ぐこともできます。
オイルで頭皮マッサージ
頭皮は髪の毛を作る大元の部分。頭皮が固いと血行が悪くなり、髪の毛に必要な栄養素が行き渡りません。
また、頭皮が乾燥していても同様です。
頭皮をマッサージしてほぐすことで、血行をよくし、オイルで乾燥も防ぎます。
ドライヤーはしっかりと
ドライヤーって髪の毛を傷めてしまうイメージがありますよね。
しかし、髪の毛を乾かさないほうがダメージが大きいんです。
髪の毛を生乾きにしてしまうと、雑菌も繁殖してしまいます。
すると、匂いや痒み、炎症の原因にもなりかねません。
根元からしっかりと乾かして、ブラッシングすることで開いていたキューティクルの向きを整えることが出来ます。
キューティクルが整うと、傘が閉じたようになるので、水分も蒸発しにくくなり、栄養の流出も防ぐことが出来ます。
寝る時
寝ている時、私たちは思っているよりずっと頭を動かしています。
平均して20回は寝返りを打っていると言われています。
その他にも頭だけ動かしたりしているので、枕カバーと髪の毛の摩擦は相当なものになります。
それが毎日繰り返されているのでは、髪の毛にもいいはずがありません。
枕カバーを天然繊維のものに変えるだけでも、摩擦による静電気などのダメージを減らすことが出来ます。
そして、睡眠時用のヘアキャップなども、枕との摩擦から守ってくれるのでおすすめのアイテムです。
シルクなどの保湿効果のある素材を選ぶと、冬場などの乾燥からも守ってくれます。
カラーやパーマを控える
カラーやパーマを繰り返すと、髪の毛は乾燥したり、傷んでしまいます。
毛先は特に何回もダメージを受けることになるので、頻度を少なくしたり、間隔を空けたり工夫してみましょう。
髪の毛を扱いやすくするために、パーマをかけている人も多くいます。
もし、扱いやすくするためだけにかけているのなら、美容師さんに相談してみましょう。
カットの仕方によって、ブローいらずになったりと、工夫してくれる場合もあります。
これにはカットの技術も必要なので、上手な美容師さんに巡り合わなければなりません。
栄養バランス
髪の毛ばかりケアをしても、傷みはなくなりません。
外側からいくらケアをしても、栄養が髪の毛に届かないと、健康な髪の毛にはなりません。
髪の毛に必要な栄養素は
・タンパク質
・ビタミン
・亜鉛
・ミネラル
など。
お肉や魚、野菜などをバランスよく摂取することで、髪の毛にも栄養が行き渡り、強くしなやかな髪の毛をつくることができます。
紫外線予防
紫外線は髪の毛を傷めてしまう原因の1つ。
紫外線の強い季節は帽子を使用している方も多いと思います。
しかし、毛先まで隠せていますか?
ロングヘアの場合、頭皮は隠せていても毛先は帽子の外に出たまま、という人も多いのではないでしょうか。
なるべく、毛先も帽子の中に入れたいですね。
しかし、おしゃれ的にそれはちょっと・・・という人は日傘や髪の毛にも使用できる日焼け止めスプレーがおすすめです。
日焼け止めスプレーは毛先にもしっかりとしましょう。
毛先が傷んでしまったら
では、すでに髪の毛が傷んでいる場合、今後髪の毛が傷んでしまったら、どうしたらいいのでしょうか。
トリートメント
まずはトリートメントを試しましょう。
毎日ケアするものとは別に、週に1回や月に1回など、集中ケアすることのできるトリートメントがあると心強いですね。
トリートメントをする際は、蒸しタオルや湯船などのスチームでより浸透させることができます。
また、自宅でケアしきれない場合、ヘアサロンでのトリートメントもおすすめです。
ヘアオイル
日中、毛先が乾燥してるな、と思ったらヘアオイルを数滴、手のひらに伸ばして毛先に馴染ませます。
ブラッシング
ブラッシングもなんとなく、髪の毛によくないイメージがありますよね。
しかし、ブラッシングも髪の毛のキューティクルを整え、ツヤをアップしてくれるんです。
その際、
・天然毛(木材)を使用する
・優しくブラッシングする
ことに注意してください。
プラスティックのヘアブラシだと、静電気が発生しやすいため、天然毛のもの、木製の櫛などを使用しましょう。
絡まっているからといって、強くひっぱったりすると傷む原因になります。
絡まっている場合は手でほぐしてから、ブラッシングしましょう。
細い毛質や猫っ毛といわれる毛質の人はからまりやすくなっています。
もし、鳥の巣のようにからまってしまったら、無理にほぐそうとせず、オイルや乳液、入浴時にはトリートメントなどを多めに馴染ませると、ほぐしやすくなります。
カット
傷みがひどい場合は、その部分だけでもカットする方法もあります。
カットというと、最終手段のような気がします。
けれど、髪の毛は毎日伸びています。
カットしたとしても、また伸びてくるのです。
最終手段ではなく、こまめに毛先だけをカットすることで、毛先が傷んでいない、若々しい髪の毛を手に入れることが出来ます。
家にあるものでケア
・ヨーグルト
・卵白
・マヨネーズ
・植物性オイル
などでヘアパックを。
専用のものを使わなくても、家にあるものでこまめなケアをすることも可能です。
洗髪頻度を変える
年齢を重ねると、お肌も乾燥してきますよね。
髪の毛も同じです。髪の毛も若い頃に比べると、保湿力が衰えてきます。
それなのに、洗髪の頻度は昔と同じにしてしまうと、油分と水分だけが取り除かれるという結果になることも。
汗をかかない、脂が出ていない、などの場合、洗髪の頻度を2日に1回などにしてもいいかもしれません。
必要以上に水分や油分を落とさない方法は、お肌のケアを一緒ですね。
まとめ
いかがでしたか?
毛先は根元の部分よりも、その長さの分、いろんなダメージにさらされていることがわかりました。
傷まないように日頃のケアをしっかりと、傷んでしまったら対処をすることで、美しい髪の毛は手に入ります。
ぜひ、参考にして毛先のケアをしてみてくださいね。