両親や祖父母が薄毛だと、「自分も将来薄毛になってしまうのではないか」と不安になっている女性の方も多いのではないでしょうか。
薄毛の遺伝は男性ではよく聞きますが、女性でも薄毛と遺伝の関係性があるのか疑問ですよね。
この記事では遺伝と薄毛の関係性について解説していき、また遺伝以外での薄毛の原因を把握し、予防方法などを解説していきます!
将来どうしても薄毛になりたくない女性は必見ですので、是非参考にしてください!
Contents
そもそもどこからが薄毛?
まずは薄毛の定義から理解していきましょう。
薄毛の具体的な症状を例に解説していきます。
今まで薄毛と思っていなかったあなたも実は薄毛なのかもしれません。
薄毛についてしっかり理解したうえで、遺伝との関係性について探っていきます。
頭皮環境の悪化
実は薄毛は頭皮環境の悪化から始まります。
髪の毛は頭皮のキレイな皮脂から必要な栄養素を摂取しています。
頭皮の皮脂汚れが溜まってしまうと、乾燥・酸化の原因になり、フケやニオイのトラブルに。
また皮脂汚れで毛穴が詰まってしまうと、髪の毛に必要な成分がいきわたらなくなりますので、元気な髪の毛が生成されなくなってしまいます。
頭皮のフケやニオイが気になってきたと感じている方は、薄毛の始まりだということを自覚するようにしましょう。
抜け毛の量が200本以上/日
女性の髪の毛は抜けては生え変わるサイクルを繰り返して、新しい髪の毛を更新し続けています。
本数には個人差がありますが、一般的に1日50本~100本程度は抜け毛が発生します。
また季節によっても抜ける本数が変わってくるのですが、急に抜け毛の本数が増えた場合は要注意です。
急に抜け毛が1日200本以上発生し、更にその状態が1週間以上続く場合は、薄毛の可能性があります。
頭皮の血行不良や毛根の栄養不足などにより、毛髪全体のボリュームダウンしてしまう抜け方をしますので、薄毛に気づいたときは頭皮が目立つという事にも。
抜け毛が急激に増えてきた方は薄毛を疑うようにしましょう。
女性の薄毛は遺伝する?
ここで本題です。どうなれば薄毛になるのかが分かったところで、女性の敵でもある薄毛は果たして遺伝するのでしょうか?
男性の薄毛と比較してみて、その可能性について解説していきます。
男性の場合
男性の薄毛の代表的なのがAGA(男性型脱毛症)は、遺伝と深い関係があります。
AGAは、体中に流れる男性ホルモンが頭皮に存在する5αリダクターゼ(酵素)と結びつくことで、より強力な男性ホルモン「DHT]と結びつきます。
このDHTが、毛髪の成長を抑制し、抜け毛や薄毛の症状を促進する働きがあるのです。
実はこの5αリダクターゼの活性度は遺伝によって引き継がれます。
父親・母親どちらかに5αリダクターゼの活性を持つ優性遺伝子を持っていると、子供にも受け継がれるのです。
女性も遺伝する場合がある
男性の薄毛と遺伝の関係性が深いことはわかりましたが、女性の場合は遺伝による薄毛の可能性は低いと考えられます。
しかし、親の生活習慣やライフスタイルから影響を受けることが多く、もし不健康な生活のもとで育った場合は、子供の髪や頭皮に与える影響は悪いです。
親だけでなく、兄弟姉妹も薄毛に悩まされている場合は、生活習慣が引き継がれている可能性があります。
直接的に遺伝が発生している訳ではありませんが、親の影響で薄毛になることがあるのは事実です。
ですが、それ以外の要因で、女性でも薄毛になる場合がありますので、下記で解説していきます。
女性の薄毛は遺伝以外の要因が多い
女性の薄毛は遺伝以外にもさまざまな原因が考えられます。
上記で解説し多様に親の生活習慣がそのまま子供に移る可能性もありますが、それは厳密にいうと遺伝ではありません。
遺伝で薄毛になる可能性は低く、女性で考えられる原因は他にも複数考えられます。
主な原因を把握し、適切に予防策をとることで、将来的に薄毛から身を守ることができますので、まずは原因を見ていきましょう。
遺伝以外の女性の薄毛の主な原因
女性の薄毛で遺伝以外に考えられる原因は「加齢」と「不規則な生活習慣」が主な原因です。
髪の毛を生成するのに必要な女性ホルモンの分泌がこれらの原因によって失われ、抜け毛や薄毛の症状を引き起こしてしまいます。
ではそれぞれどのような作用で症状を引き起こしてしまうのでしょうか?
主な原因の特徴について詳しく見ていきましょう。
加齢
髪の毛の生成に必要な女性ホルモンの分泌量は、年齢を重ねるとともに減少します。
女性ホルモンの分泌量が減少することにより、ホルモンバランスが崩れ、抜け毛・薄毛の症状へとつながってしまいます。
なの加齢による薄毛・抜け毛は大きな原因の一つでもあります。
更年期と呼ばれる40代~50代で発症し、徐々に髪の毛のボリュームがなくなっていくのです。
不規則な生活習慣
髪の毛と生活習慣は密接な関係があります。
不規則な生活習慣を続けていると、自律神経が乱れ、女性ホルモンの分泌量減少に繋がります。
また、偏った食事を続けていると、髪の毛に必要な栄養素を十分に摂取できず、元気な髪の毛が生成されなくなってしまうのです。
体の健康を健やかに保つためには規則正しい生活習慣が欠かせませんが、実は髪の毛の健康上でも同じことが言えます。
遺伝以外の薄毛を予防するために
遺伝以外の加齢や生活習慣の乱れによる薄毛を予防するためにはどのような対策をとればいいのでしょうか?
遺伝の場合は、すでに遺伝子が入っているため、発症してから治療するしか方法はありませんが、その他の原因の場合ではしっかり予防することができます。
薄毛になりたくない方は是非以下の予防方法を試してみてください。
ホルモンの分泌を促す
髪の毛が成長していくためには、女性ホルモンの分泌が欠かせません。
加齢による分泌量の現象を防ぐためには、若いころからホルモンの分泌を促すことが大切です。
その方法として挙げられるのが、頭皮マッサージ。様々な頭皮ケア商品が販売されていますが、それたらともにマッサージをすることによって、頭皮の血流を促進します。
血流が良くなると毛髪の成長を促す細胞も活性化され、女性ホルモンの分泌量も多くなります。
また、既に加齢による薄毛が発症している場合は、育毛剤などを使用して薄毛の進行を抑制したり、発毛を促進することもできますのでおすすめです。
生活習慣を整える
長年の不摂生な生活が将来的な薄毛を呼んでしまう事は事実です。
そのような事態を避けるべく、なるべく規則正しい生活習慣を心掛けましょう。
特に食生活においては、髪の毛の成長にとってとても大切になってきます。
髪の毛の生成に欠かせないタンパク質やビタミンなどを適度に摂取し、栄養バランスの取れた食事をとることが大切です。
また、睡眠不足や過度のストレスは自律神経を乱してしまう原因となりえますので、十分な休息・睡眠で身体にかかる負荷を少しでも軽減しましょう。
日々の頭皮ケアも忘れずに行い、髪の毛だけでなく頭皮にもとにっくなどでしっかり潤いを与え、薄毛にならない力強い頭皮を作り上げましょう。
女性の薄毛も遺伝するが様々な要因があるのでしっかりと予防しよう!
いかがでしたでしょうか?この記事では女性の薄毛と遺伝の関係性について解説してきました。
男性の薄毛の場合は、遺伝による影響が大きいですが、女性の場合は遺伝以外の要因で薄毛になることが多いです。
加齢や生活習慣の乱れによって薄毛は引き起こされるので、将来的に薄毛を予防するためには適切な予防策をとることが大切です。
まずは日々の生活習慣の乱れを是正し、身体にも髪の毛にも健康的な生活を送るようにしましょう。
もし既に薄毛に悩んでいる方は、育毛剤などを駆使することもおすすめですので、自分に合った方法で、薄毛と戦っていきましょう!