ヘアケア

傷んだ髪は戻らない!?薄毛の女性も試したいトリートメントの本当の働きとは?

”冬になったから髪がパサつく~!”
”コートを脱いだら静電気がすごくて…髪の毛が逆立って直すの大変だった”なんてことはありませんか?

冬は静電気も、乾燥もすごいですよね。私も服の着脱で、静電気がパチパチして痛いです。

でも、これは髪が傷んでいる証拠。

そんな時、頭に浮かんでくるものといえば…そう!”トリートメント”です。

でも…実はトリートメントを使っても、傷んだ髪はほとんど戻らないのです。

とは言っても、実際につけてみると、髪はしっとりツヤツヤになります。

つける・つけてない、では全然違います!矛盾している…どういうこと?と思いますよね。

これから
・傷んだ髪にツヤがない理由
・トリートメントの本当のお仕事
・トリートメントを選ぶ5つのポイント

についてお話していきます。
この記事を読めば、自分の髪に必要なトリートメントを選ぶことができます。

それにトリートメントの”本当のお仕事”がわかるので、頼り過ぎずに自分の髪質を維持しよう!と思えるはずです。

ぜひ、参考にして下さいね。

傷んだ髪にツヤがない理由は?

キューティクルが、しっかり閉じている状態ではないため、ツヤがないんです。キューティクルは、ウロコのような形をしていて、それが折り重なっています。

硬いつぼみのように、キュッと閉じていればツヤが出て、中の成分が漏れ出すことがないため美髪を維持できます。

それにキューティクルには、外のダメージから髪の毛を守る、バリアのような働きがあります。

閉じる&バリアで、”髪の健康な状態”を保てるのです。

しかしキューティクルが傷つくor濡れると、ウロコが開いてしまい、中の水分や成分が外へ蒸発してしまいます。

そうすると…中が乾燥して、パサパサの”潤い感ゼロ”の髪になってしまうのです。

特に乾燥するのは、キューティクルが剥がれてなくなってしまった状態。中のメデュラ(水分などの成分があるところ)が剥き出しになるので、水分も蒸発し放題&ダメージも受け放題…。ボロボロになり、枝毛や切れ毛になってしまうんです。

このキューティクル、開いた状態を閉じた状態に戻すことはできます。

でも…剥がれてなくなってしまった場合、”もう一度再生して生えてくる”なんてことはないんです。

だから、そこの部分は諦めるしかありません。でも…そのまま傷んだ髪を放置するのはイヤですよね。

そんな時こそ!“トリートメント”出番です。では、次項で紹介しますね!

トリートメントの本当のお仕事とは?

トリートメントの働きは髪の毛に染み込んでいって、内側から”補修”すること。

でも”修復”はできません。修復は”壊れたものを元に戻す”という意味なので、不可能ですよね。剥がれたキューティクルは戻らないし…。

上記で説明しましたが、髪は濡れるとキューティクルが開きます。

そこにトリートメントの成分が入りつつ、外側もコーティングしてくれるんです。

メデュラに、たっぷりの水分や成分が補充されるので、手触りもしっとりの瑞々しい髪の状態になります。

そんな髪の毛を見て触ったら、”ダメージがなくなった”、”もう傷んだ髪じゃない”と思ってしまいますよね。それはトリートメントが優秀だからです。

トリートメントの本当のお仕事…目的は”パサパサの髪を綺麗にみせる”こと。

先ほど”傷んだ髪はほとんど直らない”とお話ししましたが、トリートメントは、あくまでも見た目や手触りを”よく見せているだけ”なのです。

キューティクルや、剥がれてなくなっている部分も丸ごと覆って、コーティングをします。

そうすることにより、浸透した成分が蒸発しないようにしながら、手触りも良くなるようにしているんです。

つまり、髪にとって”化粧”のようなもの。

ツヤツヤの指どおりはキューティクル…というよりも、トリートメントのコーティングだったわけです!

じゃあ肝心の髪の毛は?というと…髪にダメージを与えないように改善している、などのケアをしていない限りは…傷ついたままの状態を維持しているでしょう。

じゃあ意味がないの?というと、そうではありません。

有効成分が髪の中に入るので、それによって助けられているのも事実です。

それに、コーティングがダメージから傷んだ髪を守ってくれているので、より傷ついてしまうのを防いでくれています。意味はあります!

自分の髪の”本当の状態”を確かめたい人は、”髪を洗って、トリートメントを流して乾かしてみましょう”。恐らく…毛先は傷ついたまま、だと思います…。

トリートメントで髪を綺麗に見せつつ、ダメージから守ってあげましょう!

その間に手入れをしたり、生活習慣を変えたりして、少しずつケアをしていきましょう。

開いていたキューティクルが閉じて、健康な髪に近づいていくはずです!

どんなトリートメントがおすすめ?5つのポイントを押さえよう

トリートメントを選ぶためのポイントをいくつか紹介します。

・どの形状にするのか
・どんな髪トラブルがあるのか
・髪質は合っているか
・使い続けられる値段
・シリコンorノンシリコン

1.オイルやクリームなど、色々な形状があります。

オイルだと油分が多いので”しっとり”、クリームだと”馴染みやすい”、など形状によって特徴が違います。

自分の髪は”どのタイプ”に合っているのか、考えてから購入するといいでしょう。

例えば…

オイル……しっとり、ツヤ
クリーム…油分と水分の割合が同じくらい
ジェル……サラサラ
ミルク……水分
ミスト……手軽

私は、手軽なミストが一番魅力的ですね。手も汚れないし、髪にシュッとすればOKなので。

これなら面倒くさがりな私でも、毎日続けることができます。

使いやすい形状を選ぶのも、立派なポイントですよ。

2.髪トラブルで探してみましょう。

例えば、乾燥が気になるなら、潤いを補ってくれるトリートメントを。

カラーによるダメージが気になる人は、ダメージ補修してくれるトリートメントを選びましょう。

パッケージを見ると、”○○補修”とか”○○な人に”などが書いてあるので、参考にして下さいね。

3.髪質も重要な選ぶポイントの1つ。自分がどんな髪質になりたいのか、イメージしてみましょう。

私は髪が硬いので…軽くて柔らかな髪質に憧れますね。皆さまは、どうでしょうか?

4.値段は重要ですよね。毎日使うものですから、それなりに消費していきます。

高価な値段のトリートメントだと、家計に大きく響いてしまいます…。安くても良いトリートメントはあります!

無理なく続けられる、自分に合ったトリートメントを探し出しましょう!

5.シリコンかノンシリコンか、で選ぶのもポイントです。

シリコンは”コーティング”のことで、上記でお話しした”キューティクルを覆うバリアの働き”のこと。

”ノンシリコン”は、”コーティングの働きがない”トリートメントなんです。

”覆ってくれなきゃ、ダメージから守ってもらえないよ!”と思いますよね。

確かに、そこがノンシリコンのデメリット。化粧をしていない”すっぴん”状態なので、熱やダメージに弱く、カサカサしてしまいます。

でもコーティングがない代わりに

・使い続けるとふんわり、やわらかになる
・ボリュームが出やすい
・カラーやパーマがかかりやすくなる

キューティクルの本来の綺麗さが出てくる、というのが最大のメリットです。私は本来の自

分の髪が、どれくらい綺麗になるのか…気になるのでノンシリコンを探そうと思っています。

これから”染めたい・”パーマをかけたい”という人にもおすすめです。皆さまは、”シリコンとノンシリコン”どちらがいいですか?

まとめ

・トリートメントは髪の毛に入って中から補修してくれる
・修復はできない
・キューティクルが良い状態ならツヤが出る
・キューティクルが剥がれてなくなると再生しない
・トリートメントは綺麗に見せるためのもの

5つのポイントを押さえて選ぼう!

トリートメントについてわかりましたでしょうか。

イメージからか、多くの人が修復してくれる、と勘違いしています。

でも本当は補修であり、髪を美しく見せてくれる”化粧”のようなものなのです。

キューティクルはなくなると、もう再生しないので…大切に扱わなければいけませんね。

今ある髪が、これ以上ダメージを受けないように、気をつけましょう。

皆さまも、ぜひこの機会に自分に合ったトリートメントを、見つけてみてはいかがでしょうか?