女性の薄毛

こんなことに注意!女性が薄毛になる前兆とは?

女性であれば、年齢を重ねてもいつまでも健康的な髪を保ちたいですよね。

しかし加齢や毎日の生活習慣、ストレスなどにより髪にはさまざまな変化が起こります。

実はその中には、薄毛の前兆とも言えるようなものも含まれているため、普段から注意が必要です。

そこでここでは、女性が薄毛になる場合によく見られる前兆とも言えるような症状やその原因、また薄毛を防ぐためにはどのようなことに気を付ければよいのかなどについて、詳しく見ていきたいと思います。

女性の薄毛の前兆と考えられる症状とは?

ここでは、女性が薄毛になる前によく見られるさまざまな症状について詳しく見ていきたいと思います。

髪全体のボリュームが減った

何となく髪のボリュームが以前より少なくなったと感じたり、髪が細くなりコシやハリがなくなったと実感した場合、それは薄毛になる予兆かもしれません。

女性の薄毛は男性のように部分的に髪が薄くなるのではなく、髪の量が全体的に減り、ボリュームダウンする傾向が多く見られます。

また髪が全体的にが少なくなることで、生え際や分け目が目立ってくることにより、薄毛が気になり始める方も多いと言われています。

髪が細くなりボリュームダウンすると、うまく思い通りのヘアスタイルがきまらなくなるため、それも薄毛のサインであると言えるでしょう。

抜け毛の中に短い毛がある

髪が成長しきらないうちに短いまま抜けてしまうのは、ヘアサイクルにおけるいわゆる成長期が短くなっているせいかもしれません。

ヘアサイクルに変化が起こると成長が止まり、髪の寿命そのものが短くなってしまうため注意が必要です。

また抜けた髪の毛根をチェックしてみることも大切です。健康な抜け毛の場合は、毛根の根元が白く丸みを帯びていますが、抜け毛の中に根元が細く膨らみがないものが混ざっている場合は要注意ですよ。

髪のクセが強くなった

以前は直毛だったのに、髪のくせが目立つようになりよくうねるようになりなかなか直らない場合には、加齢による毛母細胞の分裂回数の減少などにより、薄毛が進んでいることが考えられます。

頭皮が硬くなる

頭皮を指でつまんだり動かしたりすることができないに場合は、頭皮の血行が悪化して、頭皮が硬くなっている可能性があります。

頭皮が硬くなり血行が滞ると、血流を通して運ばれている髪の成長に必要な酸素や栄養素が十分に届かなくなるため、薄毛や抜け毛の原因になります。

頭皮のベタつきを感じる

頭皮は皮脂により乾燥や外部の刺激から守られています。

このように皮脂は健康的な頭皮を保つためには欠かせないものですが、皮脂の過剰分泌は頭皮環境を悪化させ、薄毛や抜け毛の引き金となるためくれぐれも注意が必要です。

頭皮のベタつきは、脂質の多い食事の取りすぎや不十分なシャンプーなどにより引き起こされます。

皮脂が過剰に分泌されると、頭皮の毛穴を詰まり雑菌を繁殖させてしまう原因となるため、毎日行うシャンプーの方法や食事内容を見直す必要があります。

女性の薄毛の主な原因と対策とは?

以下では、女性が薄毛になるさまざまな原因やその対策方法について詳しく見ていきたいと思います。

加齢

女性は50代以降になると髪が細くなり、ハリやコシがなくなっていき分け目が目立つようになります。

加齢によりヘアサイクル成長期が短くなると、休止期が長くなるため増髪の成長する速度が遅くなります。

そうすると髪が細くなり、薄毛が気になるようになります。

年齢を重ねると抜け毛が増えたり薄毛になるのはある程度は仕方のないことですが、ヘアサイクルの変化は早い方だと30~40代から起こる方もいるため、早めの対策が必要であると言えるでしょう。

  

生活習慣の乱れによる女性ホルモンの減少

睡眠不足や栄養の偏った食生活などにより生活習慣が乱れると、髪を健康な状態に保つために必要不可欠な女性ホルモンの分泌量が減少し、髪が細くなり抜け毛が増えたりして薄毛になってしまいます。

特に更年期に入ると急激に女性ホルモンの量が少なくなるため、くれぐれも注意が必要です。

ですから毎日最低でも6時間以上は睡眠を取るなど、規則正しい生活を心がけ、たんぱく質やビタミン、ミネラルなど栄養バランスの取れた食生活を送るように心がけましょう。

特に大豆製品には、女性ホルモンと同じような働きをする大豆イソフラボンが多く含まれているため、髪の健康を保ち薄毛を防ぐためには、豆乳や豆腐、納豆などを毎日の食事の中に積極的に取り入れるようにしましょう。

ストレスの蓄積

仕事での人間関係や日々の生活などでストレスを感じることが多いと、筋肉が緊張して血管が収縮します。

そうすると血流が悪くなり頭皮に十分な栄養が行き渡らなくなるため、髪の成長が妨害されてしまいます。

ですから普段からなるべくストレスを溜めないようにしたり、ウォーキングなどの軽い運動を行うと効果的ですよ。

皮脂の過剰分泌

ファストフードやスナック菓子、砂糖の多く使われている甘い食べ物や飲み物などには、脂質や糖分が多く含まれています。

これらを普段から多く摂取していると、皮脂が過剰に分泌され毛穴が詰まったり、頭皮に多くの皮脂が付着した状態が長く続くことで薄毛を引き起こす原因になってしまいます。

ですから普段からなるべくしたり油分の多い食べ物を取りすぎないようにし、皮脂の過剰分泌を抑える働きをするビタミンBを豊富に含む魚介類などの積極的に摂取するように心がけましょう。

ヘアカラーやパーマによる頭皮へのダメージ

パーマやヘアカラーを頻繁に行うと、頭皮がダメージを受けて皮脂の過剰分泌、細菌の繁殖といった頭皮トラブルが起こり、薄毛や抜け毛の原因になるため注意が必要です。

そんな時にはパーマをかける頻度を減らすなどして、頭皮トラブルの改善につとめることが薄毛予防にもつながります。

間違ったシャンプー方法

洗浄力が強いシャンプーを使い続けると、頭皮の乾燥を防ぐために必要な皮脂まで洗い流してしまい、フケが出やすくなってしまいます。

フケは頭皮の毛穴を詰まらせ細菌が繁殖するなどの頭皮環境の悪化の原因となるため気をつけましょう。

またシャンプーのすすぎ残しがある場合などは、頭皮やかゆみや炎症などの引き金となるため、注意が必要です。

薄毛に効果的なシャンプー前のヘアケアや方法についてご紹介

ここでは、シャンプーする前に行うと高い効果が期待できるヘアケアや、シャンプーの方法について詳しく見ていきます。

① シャンプー前のブラッシングやマッサージが重要

シャンプーする前には、しっかりブラッシングを行い、頭皮や髪についているフケや汚れを落としておくようにしましょう。

こうすることでシャンプーした際に汚れが落ちやすくなります。

②頭皮を擦らず優しく洗う

髪を洗う際にはシャンプーを手のひらでよく泡立ててから、頭皮全体をまんべんなく、爪を立てずに指の腹を使って優しく行いましょう。

特に髪に優しい成分が配合されているアミノ酸系のシャンプーを使ったり、頭皮環境の改善のためにスカルプシャンプーを取り入れるのもおすすめです。

ちなみにシャンプーは一日一回で十分です。毎日シャンプーして頭皮を清潔に保つことにより、薄毛への高い効果が期待できます。

③ドライヤーで髪をしっかり乾かそう

シャンプー後にはしっかりタオルドライをして髪の水気を切りましょう。 

その際に髪同士を擦り合わせると髪の痛みの原因となってしまうため、髪をタオルで挟んでポンポンと叩くようにして拭くようにしてください。

その後ドライヤーをかけて、しっかりする乾かすようにしましょう。

④シャンプー後の頭皮マッサージも効果的

薄毛の原因となる血行不良を改善するためには、シャンプー後に頭皮マッサージして刺激を与えるのもいいでしょう。

タオルドライの際に、頭皮を軽く叩いたり揉むようにしたり、ゆっくりと下から上に向かって血液を押し流すように行うことで、マッサージするだけで、頭皮の血行改善につながります。

女性の薄毛は早めの対策を

髪のボリュームが少なくなったり頭皮が硬くなりべたつきをかんじるようになったら、それは薄毛になる前のサインかもしれません。

薄毛や抜け毛を防ぐためには、髪や頭皮の状態を日頃からチェックしておき、異常を見つけたらできるだけ早く対処することが重要ですよ。