熱を加えることで効果が出るトリートメントをご存知ですか?
カラーリングやパーマ、日常でのヘアアイロンなどで傷んだ髪の毛を修復してくれる、熱を加えるトリートメント。
今回は、熱を加えるトリートメント「ケラチントリートメント」について、どんなトリートメントなのか、どこで施術を受けられるか、家で出来るのか、効果や頻度などについて、ご紹介します。
Contents
熱を加えるケラチントリートメント
ケラチントリートメントは、髪の毛の痛みを修復して、くせやうねりなどもおさえて、まとまりのいい髪の毛にしてくれるトリートメントです。
髪の毛の主成分であるケラチンを使用しています。
髪の毛の成分の9割はケラチンで出来ています。
そのケラチンを使用しているので、傷んだ部分も修復してくれる、というわけなんです。
ブリーチを繰り返した髪の毛にも対応できます。
カラーリングのためにブリーチを繰り返して傷んでいる人にはおすすめのトリートメント方法です。
ケラチントリートメントはケラチンを髪の毛の内部に浸透させて、傷んだ髪の毛を修復する仕組みとなっています。
浸透して、定着させることで修復するんですね。
ケラチンは熱を加えることによって、髪の毛の内側で水分を含み、膨れるという特性を持ち合わせています。
この特性を上手に利用したのが、ケラチントリートメントです。
ですので、普段のトリートメントのように塗布したあと、熱を加える必要があります。
ケラチントリートメントはどこで受けられる?
ケラチントリートメントはヘアサロンで受けることが出来ます。
ただ、どこのヘアサロンでもやっているわけではないので、事前にホームページなどで確認してから行きましょう。
ヘアサロンでの平均価格は10,000円前後です。
ヘアサロンによって価格に開きがあるので、事前に問い合わせたほうが安心して行けますね。
ヘアサロンではケラチントリートメントの前に専用のシャンプーで洗浄します。
それから、それぞれの髪質や悩みに合わせて施術をしてくれます。
トリートメント塗布後、熱を加えるのですが、ヘアサロンによっては専用の機器を使用したり、ヘアアイロンを使用したりとマチマチです。
ケラチントリートメントは家で出来る?
ケラチントリートメントは自宅でセルフでも可能です。
ケラチントリートメント自体はネットショップなどで購入することができます。
1,000円〜3,000円ほどで販売されています。
水を取り除く
シャンプーをしたあとにケラチントリートメントを塗布します。
ここで気を付けたいのが、よく水分を取り除くこと。
水分が残っていると、一緒にケラチンが流れてしまうので効果が半減してしまいます。
せっかくのケラチントリートメントの効果を最大限に活かすために、水分がきちんと取り除きましょう。
かといって、タオルドライをしてしまうと、水分を取りすぎてしまってトリートメントが馴染みません。
手で絞る、根元のほうからしごくようにして水を切ります。
目安は水滴が垂れない程度。そのくらいまで、水分を取ってください。
塗布する
塗布して、よく馴染ませます。
馴染ませることが、ケラチントリートメントをする上で、とても重要になります。
適量はトリートメントによって違います。
適量が記載されている場合は用量に従って使用してください。
記載がない場合は500円玉を目安に使用します。
髪の毛の長さによって足りない場合は少しずつ足しながら使用してください。
この時、頭皮や髪の毛の根元には塗らないようにします。
毛穴がふさがってしまうと、炎症や抜け毛の原因になってしまいます。
髪の毛の根元から10センチ下から塗布していきます。
毛先は特に念入りに馴染ませます。
浸透させる
ケラチントリートメントを塗って、よく馴染ませたら、時間をおいて浸透させます。
トリートメントの説明書などに記載されている時間を置きます。
ヘアキャップなどをして、その間に湯船に浸かると蒸気によって、浸透もしやすくなります。
ホットタオルを使用しても。
流す
お湯で洗い流します。
ぬるっとした感じがなくなればOKです。
あまりすすぎすぎてしまうと、ケラチンが流れてしまうので、ぬるっとしなくなったらそこで終わりにしましょう。
タオルドライ&ドライヤー
タオルドライで水気を取りますが、この時の髪の毛はとてもデリケート。
やさしく拭き取ります。
擦らずにタオルの上から押し絞る感じで、水気を取っていきます。
その後、ドライヤーで乾かしますが、ここでも優しく乾かしてください。
強風は避け、弱風モードで乾かしてください。
熱を加える
ケラチントリートメントをする上で1番重要な工程がこの、熱を加える工程です。
自宅で行う時はストレートアイロンを使用します。
少しずつ、束に分け、丁寧にストレートアイロンを充てていきます。
特に後ろの方は難しいので、丁寧に行いましょう。
1人で難しい場合は家族などに手伝ってもらってもいいですね。
ケラチントリートメントをした当日は、ケラチンが流れてしまうのを防ぐため、シャンプーは避けましょう。
ケラチントリートメントの効果は?
ケラチントリートメントの効果は
・髪の毛の保湿
・うねり
・つや
・コシ
などに加え、ストレートパーマをかけたかのように髪の毛が整うこと。
まとまりやすくなり、雨の日でも広がりにくくなります。
縮毛矯正やストレートパーマなどを繰り返して傷んでいる人にもおすすめです。
ケラチントリートメントの頻度は?
ケラチントリートメントは一般的なトリートメントに比べて、持ちがいいのも特徴です。
一般的なトリートメントは2週間〜1ヶ月に1回は施術しないと効果が持続しませんが、ケラチントリートメントは2ヶ月〜3ヶ月効果が持続します。
しかも、繰り返すほど、髪の毛が潤い、癖も整ってくると言われています。
ケラチントリートメントの匂いって?
ケラチントリートメントは匂いがくさいとの声もあります。
流し残しがあったりすると、臭ったりする場合があるようです。
気になる場合は施術した美容師さんに相談してみましょう。
セルフの場合、ケラチントリートメントのメーカーによって3日ほど、匂いが残るものがあるようです。
それ以上、匂いが残っている場合はメーカーに問い合わせる、または皮膚科を受診してみましょう。
カラーと同時にできる?
ケラチントリートメントはカラーとは同時にできません。
最低でも1週間は間を空けましょう。
ヘアサロンでの施術の場合は美容師さんの支持に従ってください。
ボリュームアップもできるってホント?
ケラチントリートメントは乾いてくると、髪の毛の根元がふんわりと立ち上がります
。ですので、髪の毛のボリュームが寂しくなってきた人にもおすすめです。
まとめ
いかがでしたか?
熱を加えるトリートメントをご紹介しました。
難しそうだと思われがちですが、自宅でも簡単にケアすることができます。
2〜3ヶ月に1回の頻度でいいのも、お手入れが楽なのでなかなかトリートメントだけのためにヘアサロンに頻繁には通えない、といった忙しい女性にもピッタリです。
せひ、ケラチントリートメントでツヤツヤの髪の毛を手に入れてみてくださいね。