髪の毛先、しっかりケアしていますか?
”毛先は痛んでいるもの”とか”みんな傷んでるし、仕方ないよね”と自分を納得させ、そのまま放置している人が多いようです。
確かに毛先は傷みやすいですが、ケアをすればダメージを抑えたり、綺麗に見せたりすることができます。
毛先のダメージを放っておくと、髪が広がってまとまらない・枝毛や切れ毛になってしまいます。
後ろの毛先は自分では見えにくいですが、周りの人には”よく見えて”います。
”この人、髪にも手入れすれば…すごくいいのに”なんて、思われているかもしれません…。
顔や身だしなみが良くても、髪の毛の見た目が綺麗でなければ…ちょっと残念な感じになってしまいますよね。
これから、毛先の痛む原因とケアについて紹介していきます。
この記事を読めば、つるんとまとまる毛先を手に入れることができます。
それに原因を回避することで、ダメージの蓄積も抑えることもできます。
ぜひ、参考にして下さいね!
毛先は、なぜ痛むの?
毛先は生えてから、長い年月が経っているからです。
生えてから、ずっとダメージを受け続けているため、キューティクルがボロボロになっています。
髪の扱い方により、ダメージの度合いは変わりますが、それでもダメージは蓄積していきます。
髪の毛が傷みは、キューティクルが”開く・剥がれている”こと。本来はキューティクルが閉じているおかげで、髪の中の水分が保湿され、外からのダメージを防いでくれています。例えば…花のつぼみが、ギュっと閉じている感じですね。
しかし、何らかの原因で”開く・剥がれてしまう”と水分や栄養が出てしまい、ボロボロになるんです。
これは…つぼみが開いて、そこから水分が出てしまうイメージですね。
キューティクルは特に”熱・まさつ・紫外線”に弱い。扱いを乱暴にしたり、ケアをしたりしていないと、簡単に剥がれてしまいます。
毛先でキューティクルが剥がれると、枝毛や切れ毛になるんです。
枝毛を見つけると、裂いてしまう人がいます。
でも、枝毛を裂くのはNGです!でも”すでにボロボロなら問題ないのでは?”と思う人もいますよね。
裂いてしまうと、上のキューティクルが無事な部分も一緒に取ってしまいます。
そうすると、裂いたことによってキューティクルが剥がれて髪が傷み、またそこが枝毛になってしまうんです。
”裂く”という行為は、髪をさらに傷めることに繋がります。
キューティクルは、剥がれてしまったら再生できません。
しかし、開いている状態なら修復は可能ですよ。
このように”熱や紫外線、毎日の扱い”により、ずっとダメージを溜めてしまいます。
その間にキューティクルが剥がれてしまい、栄養や水分がなくなった結果が”まとまらない毛先”になるわけです。
傷んでいる毛先に効果的な3つのケア方法
オイル
トリートメント
カット
1.オイルで毛先を保湿しつつ、ダメージから守りましょう。
特に、キューティクルが開いているままだと、ずっと乾燥したままになります。
オイルで保湿しながら覆ったり、補修成分で開いているキューティクルを閉じたりすれば、髪の毛の中の乾燥を防ぐことができます。
そのため、オイルはダメージ補修成分のものを選ぶといいでしょう。
私は椿油を使用しています。頭皮と髪の毛の両方のケアが可能です。
ほとんどの薬局で売られているので、手に入りやすく、おすすめですよ。
2.トリートメントを使いましょう。
トリートメントは髪の内側に浸透して補修する効果があります。
シャンプーの後はリンス、またはコンディショナーの人が多いですよね。
リンスとコンディショナーは髪の外側の補修が主なのです。
それに比べてトリートメントは、外側のコーティングもしますが、開いているキューティクルから中に入り、内側から応援してくれます。
毛先に優しく揉みこむようにして、トリートメントをつけましょう。ただし、2つ注意しなければいけないことがあります。
1つ目は根元につけないこと。トリートメントは頭皮に残りやすいのです。
そのため、残ったトリートメントが毛穴を塞いでしまい、頭皮トラブルをおこしてしまうかもしれません。
気をつけて使用しましょう。
2つ目はよく洗い流すこと。
成分が髪に残るよう、簡単に流していませんか?トリートメントが残るとフケ・かゆみがでます。
必要な成分は髪に残りますので、安心してしっかり洗い流しましょう。
全てのトリートメントが、頭皮につけてはいけないわけではありません。
中には、頭皮につけても大丈夫なトリートメントもあります。
使う前に、使用法を確認するようにしましょう。
3.ケアといっていいのか…疑問ですが、1番簡単な方法は切ることです。
先ほどお話ししましたが、剥がれたキューティクルは戻りません。
だから、最大の対処法としてはリンスやトリートメントで”綺麗に見せて誤魔化す”しかありません。
しかし洗ってシリコンのコーティングを取ってしまえば、元のボロボロの状態に戻るだけです。
それがどうしても気になる人は…切っちゃいましょう。
毛先から”5センチ上”を”垂直”に、切るのがベストです。
”枝毛のすぐ上でいいじゃん”と思うかもしれませんが、少し上ではダメージが深刻な部分が多いのです。
切っても、そこから枝毛になるかもしれません。
5センチほど上なら、絶対ではないですが…ほぼダメージは深刻ではないはずです。
自分でカットする場合は、切れ味の良い”すきバサミ”などを使いましょう。
理想は居合切りのように…スパン!と真横に切ること。切ったところから、成分や水分が出て行ってしまうので、断面の面積が少ない方がいいんですよ。
古い・切れ味の悪いハサミで切ると、必要以上に毛先を傷つけてしまいます。
”うまく切れない…”と何回も同じところを切っていたら、まさつで他の髪まで傷ついてしまいます。
だから使うハサミの切れ味は、とても重要なんです。
毛先のケアが面倒・何やっても毛先の痛みが気になる、という人は、思い切って毛先をカットすることをおすすめします。
毛先を傷めやすい4つの原因
シャンプー
自然乾燥
ドライヤー
カラーやパーマ
1.シャンプーは、どのように洗っていますか?乱暴に洗っていると、髪を傷つけてしまいます。
髪は水に濡れるとキューティクルが広がり、普段よりもダメージを受けやすい状態になるんです。
その状態の髪の毛と手を使って泡立てると、”まさつに弱い+濡れている”で、簡単にキューティクルがダメージを受けます。
チカラの強さによっては、剥がれているかもしれません。
髪の毛にシャンプーをつけて泡立てている人は、要注意です。先に泡立ててから、髪の毛につけるようにしましょう。
2.自然乾燥は濡れた髪がそのままの状態です。
そのまま過ごすと、タオルや枕などのまさつで、キューティクルが傷ついてしまいます。
しかも、頭皮で雑菌が繁殖しやすくなるので、かゆみや匂いの原因になります。
確かに髪は熱に弱いですが、だからといって生乾きで放置はよくないようです。
乾かした方がいいでしょう。
3.ドライヤーの温風が熱すぎる・同じ場所にあてている・近づけている、などの理由から髪を傷つけます。
40℃以上の温風は、髪を傷めます。35℃くらいの温いくらいがいいでしょう。
同じ場所や、髪の近くで乾かすと…熱も集中して熱くなります。
髪から20センチくらい離して、乾かすことをおすすめします。
4.カラーやパーマは染め方にもよりますが、多くは髪の内側に色素を入れて染めます。
このため、髪が痛むんです。傷んだ髪は、キューティクルが開く・剥がれている状態。だから色素が入りやすく、カラーやパーマかかりやすいのです。
まとめ
毛先は生えて時間が経っている分ダメージが蓄積されている
ケアや髪の長さで変わるが、ほとんどの人は毛先を傷めている
3つのケアで毛先を補修しよう
4つの原因のうち直せる習慣があれば直そう
毛先のダメージのケアや対策方法について、わかりましたでしょうか。
髪には熱・まさつなどのダメージが蓄積していきます。
特に、毛先は生えてから年数が経っているため、他の場所よりも傷んでしまっているんです。
キューティクルが開いているのなら、オイルやトリートメントで補修して、まとまる毛先にすることができます。
でも…もし枝毛になっているのなら、5センチ上を切りましょう。
それから、毎日欠かさずに毛先のケアをすれば、キューティクルを長持ちさせることができます。
シャンプーやドライヤーのやり方の積み重ねで、キューティクルの状態が変わってきます。
まとまる、しっとりした毛先のために、日々のケアを心がけて下さいね。