ヘアケア

薄毛に悩む女性も知っておきたい!ヘアミルクとヘアオイルの違いって何?

お風呂上がりの髪につけるなら、ヘアミルクかヘアオイルって聞くけど、

一体、何が違うの?

と疑問に思われているあなた。

お気持ち分かります。

両者ともアウトバストリートメントに括られているがゆえに、違いが分かりにくくて、購入するにも迷いますよね。

そこで今回は、ヘアミルクとヘアオイルの違いを詳しくご紹介したいと思います。

成分の違いや、使い心地、用途、使い方などメリット、デメリットも含めてお話ししますよ。

是非、参考になさって、あなたが本当にお使いになりたい商品はどちらなのか?

判断材料にしてみて下さいね。

ヘアミルクとは?

まさにヘアミルクという言葉通りで、ミルクのようにさらっとしている白濁した液体になります。

「水性タイプ」のヘアケア商品ですね。

原料は、水、乳糖、クエン酸、エタノール、グリシン等になり、もちろん、油分も入ってはいますが、その量はぐっと抑えられています。

また、水と少量とはいえ油を含んでいるので、分離せずに混ぜ合わせるために乳化剤が添付されていますよ。

原料や名前通り、使い心地はさらっとしており、髪につけやすく、伸びも良いのが特徴です。ロングヘアの方でも、つけやすくなっていますよ。

仕上がりは、髪を柔らかく、しなやかにしてくれます。

更に、高い保湿力を備えているので、髪に水分を浸透させ、ダメージ補修を助けてくれる優れものです。

その特性から、エアコンで乾燥してしまった髪や、繰り返されるパーマやカラーによりダメージを受けた髪にももってこいです。

気になる枝毛にも効果的ですし、全体的に髪のパサつきが気になる方にお勧めしたい商品ですね。

ただし、デメリットとしては、髪にツヤを与えることはできません。

以上をまとめると、髪に水分を補い、柔らかさを出してくれる、髪の補修ケア用の商品となりますね。

では次に、使い方とその注意点をお話しします。

使うタイミングは、2つありますよ。

1つ目は、洗髪してタオルドライをした後、2つ目は、ドライヤーで髪を完全に乾かした後です。

まずは、タオルドライ後の使い方をご説明します!

①洗髪後、お風呂から上がったら、乾いたタオルで髪の水分を拭き取ります。滴が垂れなくなったらオッケーですよ。

②適量のヘアミルクを手の平に取り、体温で温めつつ広げます。

③いよいよ髪に塗るのですが、根元からではなく、ダメージのひどい毛先に②を揉み込むように塗り、徐々に毛先から髪の中間くらいまで伸ばしていきます。

④その後ドライヤーで、頭皮と髪を完全に乾かしたら終了です。

注意点としては、何より適量を守るようにして下さいね。

ショートヘアなら、1プッシュ
ミディアムヘアなら、2プッシュ
ロングヘアなら、3~4プッシュ(長さに合わせて)

が目安になりますよ。それ以上多くつけると、髪がベタつき、なかなか乾かなくなってしまいます。

すると、髪がドライヤーの熱に長時間さらされることになったり、逆に、生乾きで頭皮トラブルや髪のダメージを悪化させてしまう場合があります。

これでは、せっかくのヘアケア商品が意味ないですよね。

また、タオルドライの段階で、水気をしっかり切っていないと、無駄に多くヘアミルクをつけることになったり、滴とともに流れ落ちてしまったり、髪が乾きにくくなる原因にもなります。

この点もお気をつけ下さいね。

最後に、ヘアミルクをつける箇所ですが、髪の傷みは、毛先に向かうほどひどくなります。

当然髪の根元は、栄養や酸素が行き届いているので、ダメージは少ないですよね。

更に頭皮にヘアミルクがついてしまうと、なかなか落ちず、頭皮に残って酸化し、トラブルの要因になります。

ヘアミルクのような、洗い流さないアウトバストリートメントはもちろんのこと、洗い流すインバストリートメントやコンディショナー、リンス、ヘアパック、ヘアマスク全てにおいて、髪の根元につけないことが基本になります。

ただし、シャンプーだけは例外ですよ!

むしろ、髪より頭皮の汚れを洗い落とすことが目的なので、しっかり頭皮につけてから泡立て、汚れを包み込み、丁寧にお湯ですすぐようにして下さいね。

次に、ドライヤー後の使い方ですが、

洗髪、タオルドライ、ドライヤーの順で、頭皮と髪を完全に乾かします。

②と③は上記と同じになりますよ。

注意点としては、タオルドライ後のときよりも、ヘアミルクの使用量を少なめにして下さいね。

もちろん、ヘアミルクはヘアケア商品になりますが、ヘアスタイリング剤としても使うことができます。

朝のスタイリング後に、塗ることで、ツヤは出ませんが、自然にまとめることはできますよ。

では次に、ヘアオイルについてお話しします。

ヘアオイルとは?

ヘアオイルという名前通り、油分を主成分とした、透明の液状のヘアケア商品になります。

更に、その油分も大まかに2つに分類されますよ。

1つ目は、「植物性オイル」でできているものです。

天然由来の油脂なので、髪や頭皮に優しいのが特徴ですね。

保湿力も抜群です!

2つ目は、「鉱物性オイル」でできているものです。

いわゆる石油由来なので、手触りは良く、髪に馴染みやすいのが特徴です。

紫外線といった外部の刺激からもしっかり守ってくれます。

石油由来と聞くと驚かれるかもしれませんが、肌の保湿剤であるワセリンやベビーオイルも同様の材料でできています。

どちらにせよ、ヘアオイルの特徴としては、髪自体が持っている皮脂成分と馴染みやすいので、髪にもしっくりきます。

このオイル成分が、髪表面のキューティクルのすきま(髪はダメージを受けると、表面に穴がボコボコ開きます。)を埋めてくれるので、指通りが良くなり、ブラシが引っ掛からなくなりますね。

また、オイル成分でキューティクルがコートされるので、冬場の乾燥や静電気、ダメージによる髪の広がりを抑え、パサつかずまとまる髪にしてくれます。

また、ドライヤー等の熱や紫外線など外部の刺激からも守ってくれますよ。

何より、表面がコートさせることで髪内部の水分が漏れ出ないため、潤いのあるツヤ髪にしてくれます!

デメリットとしては、やはり、つけ過ぎは厳禁ですね。

油なので、ベタついた重い印象になってしまいますし、時に不潔に思われることさえあります。

つける量には、くれぐれも気をつけて下さいね。

以上まとめると、ヘアオイルは、髪をコートして、乾燥や水分の蒸発を防ぎ、うるツヤ髪にしてくれるヘアケア商品になります。

次に、ヘアオイルの使い方ですが、基本的にはヘアミルクと変わりありません。

また、使用するタイミングも、タオルドライ後か、ドライヤーで完全に乾かした後かのどちらかになることも同じですね。

ドライヤーの熱から髪を守りたいなら前者に、髪にツヤ与えたいなら後者になりますね。

注意点としては、

・適量を守る。(量が多いと、ベタついてなかなか髪が乾かなくなります。乾いた髪につける場合でも、つけ過ぎると、ベタついた重い印象になってしまうので、注意が必要ですね。)

・手の平で温めてから使う。

・髪の根元にはつけず、ダメージにひどい毛先から髪の中間点かけてつけます。(重たい印象を与えないためにも、最初は髪の内側から揉み込むようにつけ、表面は軽くつけるのみにします。)

そして、ヘアミルクと同様に、スタイリング剤としても使うことができますよ。

その場合も、適量を守ることと、髪の内側からつけることをお忘れなく!すると、きちんとまとまるツヤ髪になりますよ。

また、使用されているオイルにより、価格差が大きく、香りも様々なものがあります。

是非、お気に入りのものを探してみて下さいね。

ヘアミルクとヘアオイルの違いについてお話ししてきました。

いかがでしたか?

あなたご自身の髪質と、どのような仕上がりが理想なのかによって、選択が変わってきます。

水分を補い柔らかさを出したいなら、ヘアミルクを、髪をコートしツヤを出したいなら、ヘアオイルになります。

更に、ご紹介したそれぞれの使い方や注意点を守ることで、より一層効果を実感できるはずです。

是非とも、あなたにぴったりなヘアミルクかヘアオイルを探し出し、理想の美髪を目指してみませんか。