年末年始、今年は特にお家でお酒を飲む機会が増えそうですね。
お酒を飲むと気分も良くなりますが、飲み方によっては具合が悪くなることも。
実は、お酒と抜け毛には関係性があると言われています。
お酒を飲むときには、どんなおつまみを用意しますか?
お酒の種類によっても変わると思いますが、是非お酒の席でも用意する栄養素を意識してみてはどうでしょうか。
そして、身体に負担をかけない飲み方で、楽しい晩酌時間を作りましょう。
お酒の悪影響
程より量を楽しむと、とても気持ちよくストレス発散になるお酒。
体質的に飲めないという方もいれば、大好きで毎日飲んでいるという方もいるでしょう。
飲み過ぎて二日酔いになってしまったという経験はありますでしょうか?
アルコールが肝臓で分解されるときに出る、アセトアルデヒド。
お酒を飲んで頭が痛くなったり、吐き気を催すのはこの物質が原因とされています。
元気な髪を育てるために、頭皮へ健康な血流と血管で栄養を届ける必要があるのに、このアセトアルデヒドはその流れを妨げる可能性があるのです。
身体は、お酒が入ってくると肝臓で分解しようと一生懸命働きます。
肝臓の栄養源はブドウ糖。アセトアルデヒドだけでなく活性酸素も余分に発生し、ビタミンやミネラルまでもアルコールの分解に消費されてしまいます。
アルコール代謝のヘルプの為にも、お酒と食事を一緒に取ることは大切であり、そしてその内容も重要だといえます。
お酒を飲むと血糖値が下がる
肝臓がアルコールの分解で忙しく糖を消費します。
すると血糖値が下がります。
このせいで身体は「糖が足りない!」と思って《空腹感》が生まれてしまいます。
お酒を飲んでいると満腹なはずなのにどんどん食べてしまう事はありませんか?
この仕組みを知っているのと知らないのとでは大違いですね。
食が進んで味の濃いものや脂っこいものに手を伸ばしがち…。
お酒の席でも、高たんぱくでビタミン・ミネラル豊富なおつまみやお食事で楽しめるといいですね。
おすすめおつまみはコレ
外で飲むよりも、お家で飲む方が多くなりそうな昨今。
お食事の時に飲むのでなければ、お供としておつまみが欠かせないと思います。
お家で簡単に用意できるもの、そして髪の毛の生育に欠かせない栄養素にも着目して、いくつか挙げてみました。
【ナッツ】
美しい髪を作る為に有効な食材としても有名なアーモンド・クルミなどはビタミンEが豊富で、抗酸化作用が期待されます。
不飽和脂肪酸や亜鉛などのミネラルも摂取でき嬉しいですね。
カシューナッツにはアルコールの分解時にも消費されるビタミンB1が多く含まれています。
ナッツは糖質や脂質が高いものもありますし、食べる量はほどほどに。無塩のものを選び、よく噛んで食べましょう。
【チーズ】
チーズは消化吸収しやすいたんぱく質が豊富。
ビタミンAやビタミンB2も含まれています。
ビタミンAは皮膚の健康を保つお手伝いをしてくれます。
お酒を飲む前にチーズを食べておくことも、アルコールの吸収を抑えてくれる効果があるそうでおすすめです。
これも、食べ過ぎには気を付けて。
【缶詰のお魚】
鯖缶やいわし缶には、たんぱく質も豊富。
不飽和脂肪酸で血流の改善に効果があると考えられています。
ビタミンも豊富なのでアルコールの分解にも美容にも一役買ってくれそうです。
魚を焼くよりもずっと楽でストックしておける缶詰は家庭の味方ですね。
【するめ・ほたて貝柱】
するめは鯖缶と同じように不飽和脂肪酸が含まれています。
ホタテ貝柱は、たんぱく質やミネラルの摂取ができ、髪の栄養でも重要な亜鉛が含まれています。
噛み応えがあるので、よく噛むことが栄養素の吸収にも繋がりますね。
塩分の摂り過ぎに気を付けたいので、量はほどほどに。
…ちょっとひと手間加えるなら…
【高たんぱくな自家製ハム】
鶏むね肉1枚に塩小2:砂糖小2の割合で袋にいれ一晩程付け置き。沸騰したお湯に入れて蓋をし、再度沸騰したところで火を止め数時間放置。
たったこれだけで美味しい自家製ハムの出来上がりです。
ニンニク・ブラックペッパー・カレー粉を入れたりしてお味も変えられます。鶏むね肉なので、お財布にも身体にも優しい。
【海苔和え】
海苔は、鉄分などのミネラルを含み、ビタミンCは亜鉛の吸収を促すとされています。
この海苔は色々な食材と相性抜群。
・海苔×チーズ
・海苔×ほうれん草
・海苔×豆腐×キムチ など…
【味付けキャベツ】
キャベツはファイトケミカルが含まれます。
ファイトケミカルとは、野菜、果物、豆腐、お茶、ハーブなど植物性食品の色素や香り、アクなどの成分から発見された天然の機能性成分のことです。
健康維持・改善に役立つのではと期待され研究が進んでいます。
期待されるのは抗酸化作用です。肝臓の酵素を増やして、アセトアルデヒドをデトックスしてくれることが期待されます。
是非、薄味で食材本来の味を楽しんでいただければと思います。
お好みにあったおつまみはありましたでしょうか?
どれも、スーパーで手に入る、買い置きができるものが多いのでその日の気分で色々試してみてはいかがでしょうか。
次の日の為にできること
あまり栄養が摂れなかったと感じたら、プロテインを飲んでもいいですね。
プロテインはご存じ、たんぱく質やビタミン・ミネラルを補給できますので、肝臓の代謝機能をサポートしてくれるでしょう。
体質によりますが、プロテインは消化吸収しきれないとそれはそれで内臓に負担がかかりますので、お医者様にかかっている方は念のため確認が必要です。
あとは、体内の水分が減っているのでまずは水分補給が必要です。
それに加えて効果的だと考えられるのは、緑茶です。
緑茶に含まれるカフェインは、アルコールのもたらす脳の働きを鈍らせる作用とは逆の興奮作用があります。
お互いで作用を打ち消し合ってくれると考えられています。
お酒の合間に緑茶をはさむのもいいかもしれないですね。
緑茶のビタミンCもアセトアルデヒドの分解を手伝う役割があるとされています。
コーヒーにもカフェインが入っていますが、緑茶に比べて含有量が多い点が気になります。
コーヒーの飲み過ぎ(中毒)というのが問題とされるのは聞いたことがありますが、緑茶の中毒というのはあまり耳にしませんね。
コーヒーではカフェインの摂り過ぎになる可能性もありますので、緑茶をおすすめいたします。
さいごに
お酒はストレス解消の一つの手段として適度な量で飲む分には問題ないと言えるでしょう。
ストレッサーは私たちの身のまわりに必ずと言っていい程存在します。
ストレスのない人なんて、いないのではないでしょうか?
その結果、身体の様々な部位で症状が発生し、それが頭皮に行く人は脱毛症になる可能性もあります。
お酒を我慢するのもストレスとなり、逆に飲み過ぎも、デメリットがあります。
抜け毛とお酒が全く関係ないか?と聞かれれば、「そうではない」と言えそうですね。
ですが、お酒と抜け毛について考えこんでしまってお酒を飲むのが楽しくなくなってしまっては悲しいですね。
一人でも、誰かと一緒でも、お酒を飲む時間を楽しむことが最優先でしょう。
そのうえで、気を付けられることは気を付ける、メリハリが大切です。
何事も極端はよくありませんね。
お酒の飲み過ぎは勿論気を付けたいですが、おつまみもどんどん箸が進んで食べ過ぎにならないように、気を付けましょう。