人間には必ず休みが必要です。
動き続けていればやがて疲労が蓄積し動けなくなってしまうのは、体も心も同じでしょう。
休ませることがとても大切で意味がありますが、長期にわたる休みが薄毛の原因になってしまうかもしれないのです。
体をいたわるつもりが、逆の効果をあげてしまうのなら、十分に注意して生活する必要が出てきます。
休みは大切だけれども
現代社会は非常に慌ただしく、毎日を忙しく過ごしている人が多いでしょう。
コロナウイルスの影響もあり、家庭で過ごす時間が増えたとはいえ、仕事のストレスが少なくなったわけではありません。
逆に慣れない環境が疲れを助長してしまうことも出てきます。
そうなると忙しい日常から解放され、休みを取りたいという人も多いでしょう。
実際に仕事としての稼働率が落ちてしまっているところも多く、長期の休みが取れるところも増えました。
別段休みたくなくても、長期的に休暇をとってくれというところもあるはずです。
いい部分も悪い部分もありますが、休暇も超気になると生活のリズムに変化が生まれてくるでしょう。
普段の生活の中ではなかなか会えなかった人に挨拶しに行くというのも方法ですが、コロナの影響もあって難しい状況も生まれています。
色々な方向でコミュニケーションをとらなければならず、長期の休みがストレスでと変わってしまうのも致し方がなくなってきました。
本来であれば、長期の休暇を取った際にはさまざまな挨拶回りなども生まれてくることもありますが、現在の社会状況はそうはいきません。
こうした状況に向き合っているだけでも、休みなのにも関わらずストレスが増えてしまうでしょう。
人間の体は短期的な休みなら、リズムに大きな影響は生まれません。
大きな変化を与えてリフレッシュさせることも大切ですが、リズムが変わるとストレスになるのも確かです。
特に現在のような状況は、判断が難しい部分を持っています。
こうしたストレスが増えていくと、体内には活性酸素の量が増えていくのです。
疲れだけではなく活性酸素が増えていくと、休ませていたはずの体にダメージを与えてしまいます。
老化の原因としても知られている活性酸素は、髪にも悪影響を与えるのを忘れてはいけません。
活性酸素のダメージ
現在の状況の中で長期の休暇を取りにどこかに移動しようと考えると、電車などの公共機関は使いにくいところがあります。
車で移動するというのが基本的なスタンスとなりますが、狭い空間の中で移動しているのは、家族と一緒だったりしても疲れが出てくるでしょう。
ただ座っているだけだったとしても変わりません。
ここに影響しているのが活性酸素だと言われる説さえあるほどです。
子供達でも知っていますが、人間にとって酸素は必要不可欠な存在です。
酸素がなければ人間は生きていくことはできないでしょう。
しかし、体の中で酸素を燃やした後には、残りカスが生まれます。
言い方はあまりよろしくありませんが、これが活性酸素となるのです。
活性酸素が全て悪いわけではありません。
活性酸素は体内に入ってくる異物に対し攻撃してくれる能力を持っています。
問題はこの力が人間本体に向かってきた時です。
細胞膜を傷つけてしまうほどの力を持っており、遺伝子情報であるDNAにまでダメージを与えます。
これが老化の原因となってしまうと考えられており、活性酸素は忌み嫌われるようになりました。
通常であれば体の中で活性酸素が出来上がったとしても、何の問題もありません。
仮に細胞が傷ついたとしても修復できるような範囲であればいいわけです。
ところがあまりにも増えてしまうと、どんどん細胞の修復作業が増えていきます。
人間でも同じですが、いろいろな仕事が集まってくると疲れが増してくるはずです。
やってもやっても先が見えないような状況が生まれれば、疲労回復している暇もありません。
これが活性酸素と疲れの関係性だと言われています。
乾燥が頭皮と髪へダメージを与える
長期の休みで移動したりすると、空気自体が違うと感じる時があるでしょう。
空気が美味しいという表現は、あながち嘘ではありません。
自分で感じる空気の違いが、美味しさという言葉で表現されているだけです。
それほど気候によって空気は違いが出てきます。
長期の休みで移動したりすると、環境の違う場所に行くこともあるはずです。
この時に空気が乾燥していたりすれば、髪や頭皮に悪影響を与えます。
これは到着した現地だけではありません。
移動に使った車の中でエアコンが付いていれば、髪も頭皮も肌もどんどんと乾燥してしまうのは分かるはずです。
狭い環境の中で空気を循環させるのは簡単ではありません。
湿度の管理は乾燥させる方向に傾きやすくなります。
車で移動する機会が増えている昨今で、狭い環境の中で外に出るタイミングもできるだけ少なくしている状況では、悪影響を与えるのは当然です。
頭皮が乾燥してしまうと、水分を失った状態で硬くしまり、血液が流れにくくなってしまいます。
頭皮の血管は毛細血管で非常に細く小さなもので、広がる隙間がなくなると流れてこなくなるのです。
水分も運ばれて来なくなりますし、栄養も届きません。
こうなれば、髪の成長を妨げることとなり、薄毛となってしまうのも当然です。
無理なダイエットなどもしない
長期の休みで薄毛を増長させるような状況にさせないためには、生活のリズムを大きく狂わせないことが大切です。
普段行っているような生活を続けていき、休みだからといって暴飲暴食などはしないようにしましょう。
睡眠の時間もとても大切で、リズムを狂わせてしまうのが、成長ホルモンなどの分泌にも影響をきたします。
髪の成長を阻害させる結果となるため、普段と同じような生活を繰り返して行かなければいけないのです。
食事に関しても、休みになるとそこまで気を使わない人もいるでしょう。
体を動かす機会が減ってしまうというのも、食事に大して影響を及ぼします。
外食の回数もできるだけ減らすようにしてきている現在の状況では、家庭の中で栄養バランスを整えて摂取することが求められるようになりました。
だからといって、ひとつの栄養にこだわるのではなく、多くの食材から栄養を摂取できるようにしていく必要があります。
人間の体はさまざまな栄養で支えあって維持しているため、偏らせてはいけません。
長期の休みになるとこれを機会にダイエットをしようという人もいるでしょう。
女性にとってダイエットは日常的なものとなってきてはいますが、基本は筋肉をつけ血流をアップさせ消費カロリーを高めることです。
摂取カロリーを減らすだけではリスクが大きすぎます。
薄毛になりやすい原因のひとつとしてダイエットがあげられるのも、摂取カロリーを減らすと共に必要な栄養素がカットされてしまうためです。
さまざまな栄養がなければ人間の体は維持できない以上、長期の休みだからといってダイエットをするのは大変リスキーな方法と考えなければいけません。
長期の休みなのですから、体を維持するためにも家の近くをウォーキングしたりしながら、筋肉の維持に努めた方がいいでしょう。
これがダイエットにも繋がるからです。
まとめ
長期の休みとなると、生活のリズムに大きな変化が生まれてきます。
ストレスによって活性酸素が生まれるのは、休みだけではありません。
日常の生活でも十分に注意しなければいけないポイントです。
生活のリズムにも変化が生まれやすい時期となるため、大きな変化を与えるのではなく、体が維持できるように注意して過ごす必要があります。
無理な生活を送り返していくと、必ずつけが回ってきますので、薄毛の原因にならないように疲れをためず生活できるようにするのが長期の休みのポイントです。