女性の薄毛

女性で薄毛が気になり出したらお風呂の入り方を見直しみましょう!

更年期に入り、分け目や生え際から薄毛が気になり出し、お風呂の入り方を見直してみようかしらとお考えのあなた。

そうなんです。正しいお風呂の入り方を知り、実践することで、気になる薄毛の改善も見込めるのです。

そこで今回は、なぜ、お風呂の入ることで薄毛改善に繋がるのか、また、その具体的な入り方のポイントや、逆に気を付けた方がよいことをご紹介したいと思います。

是非ここで、正しいお風呂の入り方を覚えて、薄毛改善だけではなく、心身の健やかさも取り戻しましょう!

シャワーではなく入浴をした方が良いの?

その理由をお話しする前に、「温熱作用」という言葉をご存知ですか?

体温より温かい湯に浸かることで、体が芯から温まります。それにより、体温が上昇して、血管が広がり、汗をかくことができるのです。

すると、全身の血流が良くなり、疲労回復や各所のコリが解消されたり、心肺機能が向上し、自律神経も整うというわけです。

温熱作用が得られる入浴が、体にとって、いかに良いことかお分かりいただいたかと思います。

では、本題に入りますね。

なぜ、シャワーで済ませるのではなく、湯船にきちんと浸かることで、薄毛改善に効果があるか、その理由を6つお話しします。

①全身の血流が良くなるので、当然、頭皮の血流も促進されます。

髪を健やかに成育するために必要な酸素や栄養素が、頭皮にまで届くようになり、発毛を促してくれるわけですね。

②体が温まると、きちんと毛穴も開くようになります。

シャンプーで、頭皮にこびりついた皮脂汚れを隅々まで洗い流すことができますよ。

③毛穴が開いているので、育毛剤の効果もぐっと上がります。

お風呂上がり、髪を乾かす前が、育毛剤を最も効果的につけることができる時間帯ですよ。

④湯船に浸かりながら、ゆっくり時間をかけて、頭皮マッサージを行うこともできます。

頭皮が温まって、毛穴も開いているので、その効果は倍増です!

⑤薄毛の大敵であるストレスが解消できます。

ストレスにより、現代人は常に体が硬直しているため、頭皮の血流も悪くなり、薄毛を進行させています。

ゆったりと湯船に浸かることで、緊張時の交感神経から解き放たれ、リラックス状態の副交感神経が優位になるので、ストレス解消になるわけですね。

⑥心身のリズムを整えてくれます。

毎日湯船に浸かるお風呂タイムを取ることで、生活リズムが整います。それにともない、体内のリズムも整ってきますよ。

そんなの当たり前と思われるかもしれませんが、心身が整ってこそ、成長ホルモンもきちんと分泌されるようになり、髪も健康に育つようになるのです。

以上より、シャワーで済ませずに、これらからは湯船に入るべきだと確信できたかと思います。

ただし、より効果的で有意義な時間にするためには、約束事がいくつかあります。次でご紹介します!

正しいお風呂の入り方をご紹介!

正しいお風呂の入り方なんて言うと堅苦しいですが、髪や頭皮だけではなく、全身を健やかにするために、より効果的な入り方をご紹介しますね。

①ぬるめのお湯に、20分以上入ることが基本です。

ぬるめとは、38℃前後の湯温になります。今まで、42℃以上の熱い湯に入っていた方には物足りないかもしれませんが、からすの行水では入浴の意味がないのです。

一気に血圧を上げてしまうため、体に良いどころか、害になってしまいます。ゆったり時間を20分以上かけて入り、徐々に体温を上げることで、温熱作用を存分に体感できるのです。

ただし、ぬるめの湯とはいえ、肩まで浸かる全身浴だと、長時間入ることは厳しいかもしれませんね。そもそも全身浴は、体に負担が大きいため、長時間入ることはお勧めできません。

そこで、半身浴です!

おへその上あたりまで、湯船に浸かります。全身浴とは違い、体への負担も少ないため、長時間入ることもできますし、全身に血を巡らすことができますよ。是非、この機会に取り入れてみていかがでしょうか。

②よりリラックス効果を得るために。

20分の入浴は長いなあと感じる方もいるかもしれません。それは工夫次第です。

音楽を聴いたり、読書をしたり、マッサージをしたりと好きなことをするための時間に当ててみて下さい。

また、入浴剤を入れたり、アロマオイルを数滴垂らして、より心を穏やかな時を過ごしても良いですね。

ただ、長時間になると脱水症状の心配があるので、常温の水を用意しておくことをお勧めします。

③睡眠の1~2時間前まで入浴を済ませておきます。

人は、体温が下がるときに眠りに誘われます。お風呂上がりすぐに就寝しても、体温が上がっているので、なかなか寝付くことができません。

1~2時間ほど間を空けて、体温を落ち着かせてから就寝するのがベストですね。

③入浴は、夜1回だけにします。

朝も夜もと、日に複数回入浴すると、体温が上がり下がりを繰り返し、かえって自律神経のバランスを乱す結果となります。

また、日に複数回シャンプーをすると、必要な皮脂まで奪い取ってしまい、頭皮が乾燥して、髪の成育にも影響してきます。

更に髪は、就寝時に成長ホルモンが分泌され、成育されます。夜に入浴して、一日の汚れを落とし、清潔な頭皮と髪の状態にしておく必要があるのです。

以上が、夜一回だけお風呂に入ることをお勧めするわけです。

ここで少しだけ、入浴中にお勧めのマッサージをご紹介!気になる体の部位ごとに解説します。

・一番肝心な頭皮は丁寧に。

最初は、指ではなく手の平を使い、耳の上、ハチの上、頭頂部の順番で押しながら回すようにします。

次に襟足から頭頂部に向かって、5本指を開いた状態で、腹の部分を頭皮に押し当て、ゆっくり回していきますよ。

更に耳周りはリンパ節が多いので、親指の腹を使い、耳の上のつけ根から側面を通り、耳の下のくぼみまで押し流し、後頭骨の両側下にあるくぼみを軽く押します。

最後は、耳からデコルテまでリンパを流すような感覚で、拳を作り、耳裏から鎖骨に向かって流していき、仕上げをしますよ。

・パソコンやスマホでお疲れの眼に。

お湯で濡らして、軽く絞ったタオルを目に10分ほど当てます。

・デスクワーク等で凝った肩や腰に。

肩を上下に動かしたり、回したりします。

・最後は全身。

特に手足を中心に行います。最初は、手をグーパーしたり、足を軽くバタつかせます。それぞれほぐれてきたら、手首から肘に向かって、また、足首から膝に向かって揉んでいきます。

ふくらはぎは第二の心臓とも呼ばれています。丁寧に揉みほぐして下さいね。

お風呂で温まり、毛穴が開いているときだからこそ、より効果がアップします。この入浴時間を大切に有効活用してみてはいかがでしょうか。

お風呂上がりも大切!

最後に、入浴について注意すべきことをお話しします。

・くれぐれも発熱している時や、体調が思わしくない時は、入浴を避けて下さいね。

・先にお話した通り、入浴直後は体温が上がっており、全身が暑くなっています。
ただそのまま、薄着でウロウロしていると、一気に体から水分が蒸発し、体温が急降下します。
早めに着替えて、保温するように心掛けて下さいね。特に冷え性の方はお気をつけ下さいね!

・お風呂から上がったら、すぐに髪を乾かします。

自然乾燥では、髪に覆われている頭皮はなかなか乾かず、雑菌の温床になります。
お風呂から出たら、すぐにドライヤーで主に頭皮を乾かし、その後、髪を乾かすようにします。
この習慣もまた、薄毛解消のために重要ですよ!

あなたの気になる薄毛を解消するためにも、シャワーではなく、湯船にしっかり浸かるお風呂タイムが、いかに重要がお分かりいただけたかと思います。

毎晩この入浴時間を確保するためには、食事や就寝の時間も考えなければなりません。

そのことで、生活リズムも整います。

更に、心身のリズムも整います。

薄毛解消のためだけではなく、全身にとって良いことがばかりです!

是非、今晩からでも正しいお風呂の入り方を実践して、その効果を体感してみませんか。