女性の薄毛

どこからが薄毛?薄毛を自覚している女性の割合について

どこからが薄毛?薄毛を自覚している女性の割合について

男性と女性の薄毛はその種類が違います。

男性は部分的に薄くなることが多いのに対して、女性が髪の毛自体が細くなったり、全体的に量が減るので男性よりも、薄毛の見分けが難しいのです。

そこで今回は、女性の薄毛はどこからが薄毛なのか、自覚している女性の割合についてお話して行きたいと思います。

どこからが薄毛なのか?薄毛の状態からレベル診断

どうなったら薄毛なのか?
どんな状態が薄毛なのか?

ケアをするにあたって、自分は薄毛なのか、まだ大丈夫なのか、気をつけたほうがいいレベルなのか、気になりますよね。

そこでセルフチェックできるようにチェックリストを作成しました。

ぜひ、ご自分の症状、状態をチェックしてみてください!

□ 分け目が目立つようになった

□ つむじが目立つようになった

□ 前髪が少なくなってきた、あるいは薄くなってきた

□ 髪の毛が細くなり、コシがなくなってきた

□ こめかみのM字部分が薄くなってきた

□ 髪の毛にうねりなどの癖がでてきた

□ シャンプーの時に抜ける量が増えた

□ 抜けた毛が細い

□ 抜けた毛が短い

この中のいくつか、もしくは1つでも当てはまったら薄毛の可能性があります。

薄毛に該当する女性の割合

男性だと奥さんや家族、友人などが教えてくれたりしますが、女性の場合、なかなか指摘しにくいですよね・・・。

薄毛の症状もあり、自覚している人はどのくらいいるのでしょうか?

年代別に見ていきましょう。

40代では14%
50代では15%
60代では14%
70代では13%

年代が上がるに連れて多くなっていくのかなと思いましたが、年代でそれほどの差はありませんでした。

意外な結果ですね。

年代があがるにつれて、髪の毛は確実に細くなるし、量も減るはずなのですが、女性の場合はいわゆる「ハゲ」とは違い、徐々にボリュームが減り、太さも細くなるので気づきにくいのかもしれません。

また、薄毛を自覚しているが改善できると思っているひとは16%もいるので、女性は薄毛に対して前向きな人が多いのも理由のひとつかもしれないですね。

薄毛のレベルについて

では症状はあるものの、自分がどのレベルかわからなくてケアの仕方が分からない、という方のために、薄毛の種類、薄毛のレベル別症状、そして薄毛のレベル別対処法をお伝えしていきたいと思います。

薄毛の種類

女性の薄毛には、

・産後の脱毛
・円形脱毛症
・びまん性脱毛症
・牽引性脱毛症

があります。

産後の脱毛症

産後の女性はホルモンバランスが大きく変化します。

髪の毛を作ったり、育てるのに必要な「エストロゲン」という女性ホルモンの分泌も著しく減少してしまいます。

それに加え、母乳に栄養を取られ、髪の毛にまで栄養がまわりません。

そのため、抜け毛が増えるのですが、これは落ち着いてきたらもとに戻るのでさほど心配はいりません。

まれに何年経っても改善しない人がいますが、そういう症状に思い当たる人は速やかに専門のクリニックに相談にいってみてくださいね。

円形脱毛症

円形脱毛症の原因はいろいろと言われていますが、自己免疫疾患を原因とする説が有力です。

免疫機能に異常をきたし、その結果脱毛してしまうと考えられています。

そして、自己免疫疾患にはストレスが大きく関係してきます。

ストレスのために脱毛し、脱毛が原因でストレスになる・・・という悪循環も起こってしまうのです。

また、自己免疫疾患はアトピー、遺伝などにも関係があると言われています。

びまん性脱毛症

びまん性脱毛症が女性では1番多い症状です。

脱毛症というと、脱毛する=ハゲている というイメージが強いですが、びまん性脱毛症は全体的に髪の毛のボリュームが減少する症状のことを指します。

全体的なものなので、円形脱毛症などとは違って、なかなか境界がはっきりしていません。
原因もストレスやホルモンバランスの乱れ、加齢などの様々な要素が絡み合って発症すると言われています。

牽引性脱毛症

牽引性脱毛症は髪の毛が引っ張られて薄くなる症状です。

男性と違い、女性は髪の毛を結ぶ人も多いですよね。

そうして結ぶことで引っ張られ、その刺激によって抜け毛が増えたり、薄毛になったりしてしまいます。

牽引性脱毛症は主に生え際によく見られます。

薄毛のレベル別症状

では、どのレベルからケアが必要なのか、クリニックへいったほうがいいレベルなのか、説明していきますね♪

結論からいうと、どのレベルでもケアは必要です。

全く薄毛の症状がなくても、予防のケアは必要ですし、薄毛の症状がある人は対処するケアが必要です。

ですので、どんなケアが必要なのか、見ていきましょう。

全く症状のないレベル1

薄毛にもなっていないし、自覚症状もないレベル1、青信号です。

しかし、青信号だからといって、油断してはいけません。

日頃のケアに加え、紫外線を予防したり、暴飲暴食は避け早寝早起きをして生活を整えるだけでも、かなり予防効果があります。

育毛剤でマッサージをするのも、このレベルの人には予防的な効果アップも期待できます。

ちょっとボリュームが減ってきたかな?レベル2

まだ、薄毛というほどではないけど、

・最近すこしボリュームが減ってきた
・髪の毛のコシがなくなってきた
・髪の毛にツヤがなくなってきた

など、以前と比べれば、という主観の変化です。

しかし、自分のことは自分が1番知っています。

他人からみて、気にするほどの薄毛ではなくても、以前と比べて減った来たり症状が現れているなら、それはレベル2,黄色信号です。

レベル1からさらに踏み込んだケアが必要になります。

・マッサージをする
・育毛剤を使用する
・シャンプーを変える

などのケアが必要です。

明らかに薄い部分がある、薄くなっている、レベル3

・円形脱毛症や牽引性脱毛症などの症状がある。
・生え際、つむじ、分け目など他人から見ても明らかに薄い
・帽子を被らないと外出できない。

こんな状態ならレベル3,赤信号です。

このレベルになってしまったら、本格的なケア、または通院が必要になります。

薄毛のタイプ別対処法

では、タイプ別にはどんなケアが必要なのでしょうか?

産後の脱毛症

産後の脱毛症はホルモンバランスの乱れ、ストレス、睡眠不足、栄養不足が主な原因なのでひとりで対処しようとせず、旦那さんの手を借りたり、自治体や周りの人の手を借りて、体を休める時間を作ることが大切です。

体が休まれば、心も落ち着き、抜け毛も収まってくるでしょう。

びまん性脱毛症

びまん性脱毛症になってしまったら、生活習慣を見直し、適度にストレスを解消して、育毛剤やシャンプーを地肌にいいものに変えたり、マッサージをしたりするケアが必要です。

また、薄毛を気にするのもストレスとなり、さらに悪化しかねませんので、目立ちにくい髪型に変えてみたりしてあまり気にしすずないようにすることもケアの1つです。

牽引性脱毛症

牽引性脱毛症はひっぱられることで起こります。

ですから、髪の毛を結ぶのをやめることが最大のケアになります。

職場などでどうしても結ばなくてはならない人は、結ばなくてもよい長さに切る、などの対策も必要です。

また、髪の毛が長いとその分の重さで下に引っ張られます。

髪の毛を短くすることはその負担も減らすことが出来ます。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

自分の症状とレベルを見極めることで、必要なケアが分かったと思います。

ぜひ、それぞれの状態にあったケアで薄毛対策をしてみてください!