ヘアケア

太い髪の毛に憧れる!薄毛や細い髪の女性がするべきこと

病気で髪の毛の量が減った、ストレスで抜け毛が増えた、加齢に伴って薄毛になってきている気がする。

そんな人は多いですね。

でも生まれつき髪の毛が細い、毛量が少ないと気にしている方も多いのではないでしょうか。

髪の毛が細い人、太い人、そんな違い本当にあるのでしょうか。

そしてその違いはなぜ生まれるのか。

細い人は太くすることができるのでしょうか。

細い髪の毛・太い髪の毛

日本人の髪の毛の太さは平均0.08㎜といわれています。

色も黒いのでしっかりと重たい印象が生まれやすい日本人の髪。

欧米人は0.05㎜と言われているので平均的には日本人の髪の毛は太いようです。

太い髪の毛はコルテックスといわれる髪内部の繊維の集合体が多い髪の毛。

細い髪の毛は、逆にこのコルテックスが少ないと考えられます。

コルテックスの量は生まれながらの体質で決まる場合が多いですが、髪の毛に送られる栄養も大きく関わってきます。

ご自身の髪の毛が細いのか太いのか、見るからにわかる場合もありますが比較できないからよくわからないという方はこのような見方もできます。

《太い髪の毛は濃い黒・細い髪の毛は茶色っぽい》
染めていないのに色素が薄い方は、細い髪の毛といえるかもしれません。

ですが、量が多いと頭皮が透けて見えたりしづらいのであまり薄毛には見えない、そんな見方もあります。

逆に黒い太い髪の毛の人でも本数が減ってくればやはり頭皮は見えやすくなってきますよね。

細い髪の方は、ボリュームのある印象になる太い髪の毛が羨ましいと思うかもしれません。

逆に太い髪の毛の方は、ゴワゴワするのが苦で柔らかく軽い子供みたいな細い髪の毛を羨ましいと思うかもしれません。

必ずしもどちらが良くてどちらが悪いというわけではありません。

ですがどうしても、細いと薄く見えがちですし、ボリュームが出にくいので自分のやりたい髪型ができない場合もあるでしょう。

固い髪の毛・柔らかい髪の毛

実は「細さ」だけではなく「固さ」も違いがあります。

固い髪質かどうかは触っていればわかるかもしれませんが、見分けるポイントがあります。

自分の髪の毛を一本選んでみた時に、太い髪は根元からピンっとハリがありますが、細い髪の毛はしなっと垂れてしまいます。

髪の毛を縛ったときも同様で、縛った根元から髪の毛がピンっと伸びた状態を保っているか垂れているか。

ご自身の今の髪の毛がどのような状態かまず把握してみましょう。

髪の毛が細い理由

①遺伝的に細い
②歳を重ねたことで細い
③ストレスで細い
④パーマやブリーチで細くなった

髪の毛が細いのには上記のような理由が考えられます。

遺伝的に細いと、太くすることは難しいようです。でも量を増やしたり、髪の質を良くすることは可能です。細い髪の毛で薄く感じるのであれば、量を増やし元気なコシのある髪の毛を目指しましょう。

~前向きに髪の毛を育てる~

《へアサイクルを正常に戻すことが大切》
髪の毛が異常に抜けてしまったり、細くなってしまう原因の一つにヘアサイクルの乱れが考えられます。

健康な髪の毛の一生は正常な場合で3~6年です。

3~6年の期間の間で成長し、その後2~3週間で成長が止まり、2~3か月かけて次の髪の毛の準備をしながら生えていた髪の毛が抜けていきます。

この生産期間が短くなってしまったり、次の準備が間に合っていないのに抜けてしまったり、その抜けるスピードが早くなってしまう状態がヘアサイクルの乱れといえるでしょう。

ヘアサイクルが乱れる原因は、悪い生活習慣やストレスだといわれています。

それに女性の場合は女性ホルモンの減少も関わってきます。

後は、頭皮に悪いシャンプーを使っている可能性がありますし、春に抜けやすいなどの季節的な可能性もありますね。

様々な「乱れ」が絡み合い「ヘアサイクルの乱れ」を生むのです。

その根源を解決される必要がありますね。

ヘアセットの仕方

生え際が立つと、全く印象が変わってくると思いませんか?

細くてペタッとした髪の毛は自分自身の印象にも繋がります。

おすすめな髪の乾かし方をご紹介します。

まず、髪のトップ(頭のてっぺん)、根元から乾かしていきます。

ドライヤーは近づけ過ぎないで。

そしてそこから左右順番に乾かしていきます。

髪の毛をかき上げ根元を立ち上げた状態で乾かしましょう。

もしも右に分け目があるという方は左側から、反対に左に分け目があるという方は右側から乾かしましょう。

髪の毛を掴んで持ち上げピンと張った状態でドライヤーの熱風で乾かし、そのまま冷めるのを待ちましょう。

もしこれでもイマイチという方は、根元にカーラーを付けて熱風で乾かし冷ますという工程をやってみてもいいかもしれませんね。

髪型に一工夫

細い髪の毛でもヘアスタイルは楽しみたいですね。

細い毛なので柔らかさをアピールした髪型を選んでみてはいかがでしょう。

パーマをかけてエアリーな仕上がりとボリュームを出したスタイル。

マッシュショートにレイヤーを入れ立体感を出す。

毛先に動きを出して遊ばせる。

柔らかな髪の毛だからこそ、その特徴を生かしたヘアスタイルが楽しめると思います。

思い切ってショートカットにするのもよし。

ただ、脱毛症のある方はどうしても隠したいと思いますので、長いまま前髪で個性を出すだとか楽しみ方は色々あると思います。

染めるのに抵抗があるけど楽しみたいという方は、もみあげだけ染めてみるのもおすすめ。

髪の毛を縛ったときにさりげなく見えるのがオシャレです。

ストレスの根源を解決させる

例えば、アレルギーを持っている方。

毎日苦しい症状に悩まさされていうかもしれませんが、早めに病院に行くなどの対処をすることで毎日のストレスを少しでも減らすことができるのではないでしょうか。

更に、イライラすることをため込まず。

外に出すことも大切。

癒してくれる存在を作ることもまたおすすめです。

例えばペットと触れ合う、友達と喋る、好きな音楽に触れるなど様々。

食生活を正すこと

髪の毛に栄養素が十分に行き渡らない限り、元気な髪の毛は育ちません。

髪の毛はたんぱく質でできています。

更にそれを生かすためにビタミンとミネラルも必要です。

糖質や脂質も、良くないといわれていますがそれは摂り過ぎが良くないというだけで、それらをうまく消化する為にもたんぱく質・ビタミン・ミネラルが必須なのです。

減らそう減らそうと無理をしていては、意識していない栄養素まで道連れに摂取量が減って体調が悪くなる可能性もあります。

食品添加物・人工甘味料などは摂るメリットはありませんが、どんな栄養素も全く無くなっては辛いのです。

体内で作れる栄養素・作れない栄養素・沢山必要な栄養素・少しで足りる栄養素。

色々ありませすが何事も偏るのはよくないですね。

前向きな気持ち

細く柔らかい髪の毛で生まれつき色素も薄い人は、本人がそれをデメリットと感じていても他の人にはうらやましいと思われていることも。

太くて髪の量が多い人にはそれはそれで苦労があるのかもしれません。

その細い髪も自分の個性。否定しないで自分の一部だと思って大切にしましょう。

そしてその上で、元気に育てていってあげましょう。

さいごに

細くても太くても、固くても柔らかくても、それが個性です。

病気でない限りは、その個性に対応したヘアスタイルやシャンプー・ケアの方法を実践していきましょう。

その中で、薄毛治療をしたいというのも勿論一つの手。

「嫌だから」という後ろ向きな気持ちではなくて「こうなりたいから」という前向きな気持ちで動いてみてはいかがでしょうか。