今は食べたくなったときにたくさんの種類のスイーツがコンビニでも手軽に手に入るため、スイーツ好きには嬉しい状況ですよね。
ですが、甘いものは食べ始めると癖になり、1日に1回必ず食べないと気が済まないという人は、太るだけでなく薄毛にも注意をしてください。
ではスイーツの何が抜け毛と関係あるのでしょうか?
回答としては糖分が原因で、砂糖の摂取量が増えると血液がドロドロになってしまうことが抜け毛に関係しています。
今回は、スイーツ好きの人たちが薄毛に注意することと、糖分と抜け毛の関係をお伝えしていきます。
Contents
糖分と抜け毛の関係
髪は血液によって運ばれる栄養素から生成されるため、毎日口にする食事や水分が、体同様に髪を作っています。
糖分や脂質が多い食事を繰り返していると、頭皮環境を悪化させてしまうことになるため、抜け毛が気になる場合は、食事の見直しと共に、糖分を減らす食生活に切り替えてみてください。
血流の低下
白砂糖は体を冷やす食べ物で、血流障害を引き起こす可能性があります。
砂糖を摂取すると血糖値が上がり、ブドウ糖が血液によって全身に運ばれて行きますが、ブドウ糖が多くなると血流が悪くなってしまいます。
健康的な髪を育てるには、血流が良い状態で、頭皮の隅々まで血液に含まれた栄養素が行き渡ることが必要です。
血流が悪い状態では、スムーズに頭皮まで血液が運ばれなくなり、栄養が行き渡らないことが抜け毛の原因となります。
そして糖分の摂取量が増えると、タンパク質を糖化させてしまう働きもあるため、髪の主成分であるタンパク質が不足して、健康な髪を作ることができなくなってしまいます。
ただ砂糖は完全に食事から排除することは困難であるため、甘いスーツなどを控えるようにして、せめて毎日摂取する糖分を減らしていきましょう。
ビタミンBの消費
糖分を摂取しすぎることは、髪を作るときに必要な要素であるビタミンBの消費に繋がってしまいます。
何故なら糖分は、体内でビタミンBと結合することでエネルギーに変換されるからです。
ビタミンBは、体内の細胞を活性化させるためには必要な栄養素のため、不足すると免疫力が低下したり、疲れやすくなったりと、健康に大きく影響を及ぼします。
栄養素は、血液によって生命を維持する器官を優先して運ばれているため、髪に運ばれるのは最後です。
過剰な糖分がビタミンB1を大量に消費してしまうと、髪に届けられるはずの栄養素が届かなくなり、健康な髪を作ることができなくなってしまいます。
糖質制限で血流サラサラ
糖分はスイーツだけに含まれるものではなく、ご飯やパン・麺やジュース類など、多くの食べ物に含まれていますよね。
そのため一度自分の食事を気にしてみると、自分が思うよりも糖分を摂取していることに驚くかもしれません。
糖分摂取を減らすことは、抜け毛を予防するということです。
糖質制限ダイエットというものがありますが、糖分を可能な限り制限すると、血糖値が下がり、血液がサラサラになっていきます。
血液の流れが良くなると、頭皮に必要な栄養素も運ばれていきますので、健康な髪を生成することができ、抜け毛も減っていきます。
ただダイエット含め、無理な糖質制限は、逆に身体に良くない結果になりますので、何も可も糖分を削減していくというのではなく、必要な栄養素を取り入れながら制限することが大切です。
何でも減らしてエネルギーが不足すると、タンパク質を分解する仕組みになっていますので、結果として髪の主成分であるタンパク質も不足し、髪に栄養が行かない状態になっていきます。
その他、糖質制限などのダイエットを過剰にやりすぎると、栄養が不足するだけでなく、逆にストレスとなり、抜け毛の原因になる場合もあります。
ストレスは自律神経の交感神経を活発にし、血管を収縮する働きがあるため、血流を悪くします。
糖質制限をするときは、菓子類やジュース・スイーツの過剰摂取を避け、ご飯や炭水化物を抜いた場合は、代わりにビタミンやミネラルなどを多く含んだ野菜を食べることを心掛けてください。
今日からでもいいので糖分を制限して、健康な髪を育てることを意識していきましょう。
育毛スイーツ
スイーツには砂糖やバターなどが多く使われていたり、油を使って揚げていたりするものもあり、高いカロリーのものがたくさんあります。
糖分を摂りすぎると皮脂分泌も増え、頭皮環境も悪化していくことになりますから、気を付けて摂取していきましょう。
では、何もかもスイーツが抜け毛の原因になってしまうかというと、そうでもありません。
実はチョコレートには、育毛効果があるといわれているんです。
そこで髪に効果があると期待されているおススメの食材、カカオ・ナッツ・小豆・フルーツの4つを紹介します。
カカオ
チョコレートに含まれるカカオが、肌や髪に良いというのを聞いたことがある人も多いかもしれません。
カカオは、ポリフェノールの効果によって、血液の流れを良くし、発毛・育毛を助ける効果があります。また、ポリフェノールには、抗酸化作用もあるため、頭皮や髪の老化を防ぐ効果も期待できます。
カカオに含まれるポリフェノールは血管を拡張し、血流を良くするだけでなく、育毛に有効とされているIGF-1を増やす働きもありますし、抗酸化作用があり、頭皮や髪の老化も防ぐ効果が期待されます。
ただ、どのチョコレートでもいいというわけではなく、大切なのはカカオの含有量だということを忘れないでください。
現在は、カカオが何%含まれているか記載されたパッケージのチョコレートが販売されており、70%などの高い数字のカカオのチョコレートが注目されいます。
カカオの含有量が高いほど髪に良く、普通の甘いチョコレートは脂肪が多くてカロリーも高いため、髪には良くないことになりますので、チョコレート選びにも少し気をつけていきましょう。
ナッツ
ナッツにはミネラルが豊富に含まれており、髪や頭皮の状態を整えてくれて、抜け毛を予防するには欠かせない栄養素です。
ナッツに含まれる亜鉛は新陳代謝を促す効果や、ケラチンを合成する役割もあるため、亜鉛が不足すると健康な髪を育てることができません。
ナッツはおやつにそのまま食べることもできますし、ナッツが含まれたスイーツを食べてもいいので、髪に必要な栄養素を摂取していくようにしましょう。
小豆
小豆にもポリフェノールやビタミン、髪を作る主成分であるタンパク質も含まれていることをご存じでしたでしょうか?
タンパク質は髪を作るときに必要不可欠な栄養素で、不足すると抜け毛や薄毛に繋がります。
小豆が使われるスイーツには、あんみつやおはぎなどの和菓子がありますよね。
髪に良い成分が含まれていますので、洋菓子より食べる機会があまりないという人も、たまに和菓子を摂取してみましょう。
フルーツ
フルーツに含まれるビタミンCは、コラーゲンを生成するのに必要であり、ハリがある頭皮や髪を作っていくには大切な栄養素です。
フルーツには多くのビタミンが含まれていますので、スイーツを食べるにしても、果物が多く入ったゼリーやタルトなどを選ぶようにして、髪にも効果を出していきましょう。
糖分の影響と対策
糖分と抜け毛には関係があることが分かりましたが、では、ここからは、糖分の過剰摂取で受ける薄毛の影響を見ていきます。
糖分の薄毛の影響
糖分を過剰に摂りすぎると、余分な糖分はタンパク質や皮質と結びつき、肌のくすみやシワ・シミを作り、老化を促進させてしまいます。
頭皮ももちろん身体の皮膚ですから、同じ影響を受けます。
糖質を多く摂取することで血流が悪くなり、健康な髪を生成することができなくなるため、細くて弱い髪になり、抜けやすい状態になるんです。
糖分を摂りすぎることは、髪に良いことはありませんので、摂取量には気をつけていきましょう。
糖分を摂りすぎたときの対応策
糖分が良くないと言っても、全く摂らない状態になると、今度は低血糖を起こして倒れてしまう心配があるため、糖分を制限しすぎることにも注意してください。
暑い日などに、缶コーヒーやペットボトルのジュースをガブ飲みしている人も見かけますが、かなりの糖分が含まれている飲料ですので、気をつけるようにしてください。
もしうっかりと糖分を摂りすぎてしまったときは、運動をしてエネルギーを消費したり、ビタミンが含まれる食べ物を多く摂取したりしましょう。
まとめ
今回は、スイーツ好きの人たちが薄毛に注意することと、糖分と抜け毛の関係をお伝えしました。
スイーツが好きな人で毎日甘いものを食べる癖がついている人は、糖分の摂りすぎに注意が必要です。
糖分の過剰摂取は抜け毛と関係があり、制限をしていかないと、いくら育毛剤などを使用しても、効果を発揮しきれない状態になってしまいます。
しかしスイーツには髪に良いとされている食べ物もありますので、選んで摂取するように心がけていきましょう。