汗っかきで薄毛になる原因
汗っかきは薄毛になりやすいのは汗が毛穴に溜まってしまいそれが酸化や乾燥した時の塩分によって薄毛になりやすいのです。
そもそも汗は毛穴からではなく汗孔という場所から噴き出てきます。
その汗孔は肌の皮丘の上のほうにあり、そこから出た汗が皮丘の下側にある毛穴に溜まっていきやすいのです。
頭皮は弱酸性を保っておりそのおかげで細菌などの菌類の大量繁殖を抑えてくれているのですが、汗が大量にでることで汗と皮脂とが混ざり合って汗の水分のみが蒸発しさらに埃などと混ざり合って硬くなります。
それが角栓様物質に変化し毛穴詰まりの原因になり薄毛を発症しやすくします。
そのほかにも大量の汗による薄毛の原因は様々ですが、その毛穴に溜まった汗によって考えられる薄毛の原因は次のとおりです。
頭皮のべたつき
皮脂の過剰分泌であったり、頭皮の汚れがとれていなくてべたつくといったような症状になります。
皮脂が過剰に分泌すると古い皮脂も頭皮内に残りやすくなります。
また脂物の食べ物をよく食べると汗も脂を一緒に含んでしまいます。
その脂っぽい汗が毛穴周りに溜まり、毛穴を塞いでしまうことで薄毛を発症しやすくなります。
フケ、かゆみ
汗孔から噴き出た汗が毛穴に溜まりそれが酸化することで皮膚が剥がれ角質となりそれを餌に常在菌や雑菌の過剰繁殖になります。
そうするとかゆみを伴ったり強烈なにおいがでるようになります。
また頭皮は皮脂腺も多いですから汗だけではなく皮脂の影響も受けやすくなります。
頭皮の炎症
毛穴に溜まった汗が乾燥すると塩分などが残ってしまいます。
その刺激によってフケやかゆみを伴います。
そしてこのフケ、かゆみのせいで頭皮が炎症します。
この炎症がのちの皮膚炎につながるのです。
皮膚の炎症(脂漏性皮膚炎)
脂漏性皮膚炎は頭皮のかゆみやフケがひどくなった時頭皮が赤ら色になってしまいます。
また脂漏性皮膚炎は頭皮だけでなくお顔などにも飛び火してしまいます。
この状態を脂漏性皮膚炎と言いますが、自己判断する前に皮膚科で見せるようにしましょう。
脂漏性皮膚炎 脂漏性脱毛症
脂漏生脱毛症とは脂漏性皮膚炎が悪化したときに痛みを伴いながら髪の毛が抜けてしまう症状のことを言います。
この段階までくると頭皮の皮膚は限界の状態です。
脂漏性皮膚炎の段階で皮膚科に行けば脂漏性脱毛症は防げる可能性が高いです。
もっとも脂漏性皮膚炎になる前の段階、例えば頭皮の痒みが尋常じゃない、フケが大量に出てしまうといった段階で皮膚科に本当は言ったほうが良いのです。
女性の脂漏性脱毛症が多い箇所
正直女性の生え際が脂漏性脱毛症になるのは稀です。
ほとんどはエクステンションなど頭皮ケアがしづらい箇所で脂漏性脱毛症が発症します。
また、そのエクステをつけているところの発症から生え際まで転移していくことも考えられます。
そのほかにも大量のヘアワックスやカチカチに固めたヘアスタイルなども汗をかくことでその汗と化学物質が混ざって頭皮には悪影響になることもあります。
頭皮が臭くなる
女性の頭皮はただでさえアメリカザリガニの6倍の臭いがあります。
多汗症であればそれはもっとひどいものでしょう。
また頭皮は毛穴や皮脂腺も多くそこからは臭いの原因となるコルチゾールなども大量に分泌されます。
そこへ汗と皮脂の酸化によって頭皮が臭くなっていきます。
また女性の場合女性ホルモンの病気でも頭皮が臭くなることがあります。
私の勤める美容院でもまれに頭皮がものすごく臭い女性のお客様がいますが、それはおそらく女性ホルモンに関係する病気を持っているからだと思っています。
頭皮が悪臭を放つというのは頭皮が普通の状態ではないサインです。
そしていずれは薄毛を発症してしまいます。
汗っかきの薄毛予防方法
シャンプー方法と正しいシャンプーの知識
汗っかきさんには是非正しい方法でシャンプーをしましょう。
正しいシャンプーをすることで汗による薄毛を予防できます。
1柔らかいブラシで地肌からブラッシング
シャンプー前に柔らかいブラシを使って地肌から梳かしましょう。
ブラシで梳かすことで地肌に張り付いた乾いた塩分やへばりついた皮脂汚れを浮かせます。
汚れをあらかじめ浮かしておくとその後のシャンプーで綺麗に取り除くことができます。
2 お湯で予洗い
最初はお湯で予洗いをしっかり行います。
この予洗いだけで頭皮汚れの8割を落とすことができます。
3 少量のシャンプーで2度洗い
いつも3プッシュ使っているなら1プッシュずつを2回に分けてあります。
最初の1プッシュを手のひらで泡だて地肌や髪になじませ洗います。
一度目のシャンプー剤を洗い流しもう一度1プッシュ手に取り泡立てます。
1度目よりも2度目のほうが泡立ちが良いです。
無駄に1回のシャンプーで3プッシュとるよりも少量を2回に分けてシャンプーしたほうが無駄なシャンプー剤を使わずに綺麗に洗うことができます。
洗い方なのですが、ここでは爪を立てず指の腹をの柔らかい部分んで指圧マッサージをするように洗っていきましょう。
爪を立てて洗ってしまうと頭皮に傷がついてしまい汗のその傷に汗の塩分や皮脂などが付着し炎症の原因となってしまいます。
4 流しはしっかり
最後は流しですが、シャンプー剤はしっかり洗い流しましょう。
シャンプーの中でも最後の洗い流しは1番大切です。
ここでは3分くらい使っても良いくらいしっかり頭皮のシャンプー剤を洗い流します。
5 ドライヤーの温風と冷風を使い分ける
汗っかきなのでドライヤーの温風と冷風をうまく使い分けましょう。
ドライヤーをかけているとどうしても汗が出てきますのでちょっと暑いなど思ったら冷風に切り替えて汗をなるべく出さないようにしましょう。
シャンプーをしすぎない
汗っかきだとどうしても1日のシャンプー回数が増えがちですが、これはあまりいけません。
シャンプー剤は割と刺激が強いので1日に何度もシャンプーをすることは頭皮に負担をかけてしまいます。
どうしても気持ち悪いときは湯洗いのみで頭皮を洗いましょう。
頭に汗をかいたらすぐに拭き取る
外出中は清潔なタオルで頭皮にかいた汗をまめに拭ってあげましょう。
大量の汗による薄毛は毛穴に溜まった汗の影響です。
また吸水性に優れ速乾性のあるタオルも売っていますのでそちらを使ってあげるのも良いです。
そもそも汗を大量に書かない様にする対策
汗っかきは体質なので仕方ないのですが、この大量の汗を少しでも緩和させる対策をご紹介します。
首の周りを冷やす
人の汗は体温調節のための体の反応なので無理に抑えるのは良くないのです。
しかし首回りを冷たいタオルで冷やすことでぐっと汗を抑えることができます。
またこの冷やし方は折衷症対策にもなるのでおすすめです。
夏野菜を食べる
夏野菜には体を冷やす作用があります。
例えばナスやきゅうりやトマト、スイカなどは夏に冷やして食べても美味しいです。
昔の人の知識もかなり役に立つので是非取り入れてみましょう。
まとめ
汗自体が薄毛に繋がることは稀ですが、その汗が乾いたり酸化した時に薄毛に繋がることが多いです。
また大量の汗をかくということは皮脂の分泌も盛んだと思いますので日ごろから細かい頭皮ケアをしていきましょう。