女性の薄毛

女性の白髪は年代関係なし?白髪や薄毛が目立ち始める年代と原因、対策を解説

髪の毛の状態で人の印象はがらりと変わります。

特に白髪は日本人の元の髪の色が黒髪の為、真逆の色の白色はとても目立ちます。

今はお洒落な高齢者が多いので昔ほどではないですが、やはり白髪は老化など見た目でもあまりいい印象にならないことが多いのではないでしょうか。

まだそこまで年のつもりはないのに白髪を1本でも見つけるととてもショックなものです。

ところで白髪が生え始める年代はいつごろなのでしょうか?

ここでは白髪が目立ち始める年代と白髪が生える原因と対策を解説致します。

白髪が生える年代は個人差があるが大体30歳代から生え始める

白髪は高齢者の方のイメージが強いので若い年代で白髪になると一気に高齢感がでてきてしまいますが、若白髪と言う言葉があるように若い年代で白髪が出始める方も少なくはないようです。

若白髪の年代は10~20代で1桁以外の年代は全て白髪の可能性があることになります。

白髪が増え始めるのが35歳くらいで、50代半ばで5割、70代になると髪の毛全体が白髪になる割合が高く、女性の場合は更年期が落ち着くと白髪の割合が多くなるようです。

年齢を重ねていく上で完全にさけることが難しいことから、白髪はショックではありますが特別なことではないことが分かります。

白髪はメラニン色素が減少した髪

髪の色はメラニン色素が大きく作用していますが、メラニン色素は年を重ねるごとに量が減ってしまい、髪の毛の黒色が失われ白くなってしまうのです。

メラニン色素は毛母細胞のメラノサイトから作られるので、メラノサイトの働きが弱まると白髪になってしまう可能性が高くなります。

またメラノサイトの働きを促す酵素のチロシナーゼや女性ホルモンエストロゲンの減少も関係しています。

白髪が生える原因

白髪が生える原因は様々ありますが、特に考えられる原因は次の5点になります。

1.加齢

歳を重ねるとどうしても体やホルモンの量や働きが衰えてきます。

メラノサイトの衰えによりメラニン色素が減少、更には心肺機能の低下で血行不良になり白髪が生えやすくなってしまいます。

ただし同じ高齢者でも白髪の量は個人差がありますし若い方でも白髪がある方はいるので年を取ると必ず白髪と言うことではないようです。

2.遺伝

白髪と遺伝の関係は明確にはされていませんが、若白髪の方は親が若い頃から白髪が多かった場合には遺伝の可能性があるようです。

3.栄養不足

体の健やかな成長には食事が欠かせませんが髪の毛も当てはまります。

白髪にはチロシナーゼなどの酵素やエストロゲンなどのホルモンが注目されますが、偏った食生活を送っていると髪の毛に必要な栄養分が行き渡らない為に白髪になる確率が大きいです。

食品添加物が多い食事や過激なダイエットで絶食や偏った食事を続けてしまうと、メラニン色素を作る栄養素やチロシンが作られにくくなるなど髪の毛に悪影響を及ぼしてしまいます。

4.生活習慣の乱れ

生きることの基本は生活習慣にあり、睡眠、食事、ストレス対応が主な柱です。

睡眠は総時間が絶対的に不足したり、睡眠時間をとっていても深夜に起きていたりしては髪の毛を作るホルモンが働かないので髪の毛に栄養が行き届きません。

またストレスが多いと不眠症や睡眠の質にも直結してしまいます。

またストレスは睡眠以外にも食欲不振やドカ食いなどの悪影響にも繋がりますので、白髪が増え始めたら生活習慣が乱れているかどうかを確認してみるといいでしょう。

あまりにストレスが多いと頭皮にも悪影響を及ぼします。

交感神経が活発化し、過酸化物質が増えて頭皮の皮脂が過剰に分泌されてしまい、過酸化物質はメラノサイトの働きを妨げます。

メラノサイトが抑制されると白髪の発生につながり、フケや臭い、抜け毛など髪の毛に沢山の悪影響を及ぼすので要注意です。

また常に緊張状態にあると血行不良になり頭皮や髪の毛への栄養の為白髪が増えてしまいます。

白髪は抜いてもまた白髪の可能性が大きい

白髪は前述のとおりメラノサイトのダメージによるものです。

その為白髪を抜いても白髪が生えた毛穴はメラノサイトが損傷しているので、白髪が生えた毛穴からは再び白髪が生える可能性が大きいです。

白髪の量は抜いても増えることも減ることもありません。

ただし白髪を抜く時は痛みがありますし、毛穴が傷つくことでくせ毛や毛身の毛が生えてこないなどの可能性もあるので、無理に白髪を抜くことは控えた方がいいです。

数本の白髪なら根元にできるだけ近い位置で切ると目立ちにくいです。

白髪が増えない為の対策

白髪が気になるお年頃や増え始めた白髪を少しでも減らしたい…ここでは気軽に出来て効果的な白髪対策を紹介致します。

1.食事を見直す

食生活は日常生活の何よりも基本です。

白髪の抑制にはメラノサイトを活発化する「ヨード」、メラニン色素の元となる「チロシン」、チロシナーゼをサポートする「銅」が入っている食品を積極的に取るといいでしょう。

・ヨード…海藻類(昆布やわかめなど)、魚介類(サバやカツオ等)

・チロシン…チーズ(プロセスチーズやナチュラルチーズ)、果物(バナナやリンゴ)、  ナッツ(アーモンドや豆腐など)、魚介類

・銅…納豆、サツマイモ、玄米など

上記の食品にこだわらず白髪対策以外でも適切な栄養バランスの為にも色々な食品を取ることが大切です。

2.生活習慣を見直す

ストレスを減らすための行動をしてから実際に白髪対策の効果が分かるまでには大体3か月位かかると言われています。

ストレスを完全になくすことはとても難しいので自分が思い当たる原因を思い浮かべて、回避策や打開策を考えて無理なく実行してみてください。

睡眠は全ての悩みから解放される効果的なストレス対策です。

どうにもできない、疲れ果てた時は体が休養を欲している証拠なので、後回しにできることは後回しにして、温かくして布団で自分の体を休めましょう。

睡眠の質を維持する為に、自分の好きな音楽を聴く、寝る前はスマホやパソコンなどデジタル機器を控える、ストレッチなどで体をほぐすといいですよ。

3.頭皮をマッサージする

頭皮マッサージは頭皮を柔らかくして血行をよくしてむくみを解消するので髪の毛の土台のよい環境づくりに効果的で髪の毛に栄養や血流が行き渡り黒髪を維持しやすくなります。

美容院でもよくおこなわれるサービスのひとつですね。

個人でできるマッサージのやり方は簡単です。

① 親指以外の指の握り拳でぐるぐると円を描くように頭をさする

② 親指以外の4本の指で気持ちいいと思うくらいの強さで押す

③ 指の腹でとんとんとんとリズミカルに頭全体をたたく

場所と時間を選ばずに気軽にできるので、頭や心が疲れた時には是非適度な刺激を与えてマッサージをしてほぐしてみてください。

4.白髪染めをする

手っ取り早い白髪対処法はやはり黒髪に染めることでしょう。

ですがカラーリングはキューティクルを開いて黒色を浸透する為髪に負担をかけやすいので、白髪を気にするあまり多くすると却って脱色化が進み白髪が増える傾向にあります。

染める時には自分でではなく美容院で相談しながらカラーリングをしてください。

添加物や刺激が少ない物などのカラー剤もあるので美容師さんからおすすめのカラー剤を紹介してもらえますよ。

まとめ

白髪は若白髪の方のように10代から生え始める方もいますが多くは30代半ばが多いようです。

白髪はメラニン色素が減少の為におこります。

メラニン色素は老化や遺伝など仕方のない原因もありますが、生活習慣など個人で改善できる原因もあります。

対処法は生活習慣の改善や頭皮マッサージ、白髪染めなどどれも気軽にできるものなので白髪対策を通して日常生活を見直してみてくださいね。