スーパーフルーツのサジーをご存知でしょうか?
スーパーフルーツといえば、スターフルーツやアサイー、カムカムフルーツなどが有名ですよね。
サジーはまだまだ、日本ではあまり知られていないスーパーフルーツ。
でも、その栄養価はすごく注目されていて、じわじわと人気の高まってきているフルーツなんです。
なんと宇宙飛行士も取り入れているんだとか。
今回はサジーについて、その栄養価やなぜ髪の毛にいいのか、食べ方などをご紹介します。
Contents
スーパーフルーツのサジーとは?
サジーは漢字で「沙棘」と書きます。英語では「シーバックソーン」といいます。
スナジグミ「砂地茱萸」というのが和名ですが、日本ではサジーのほうが馴染みがある名前です。
グミ科の植物で黄色とオレンジの中間のような、みかんのような色をした小さな果実です。
実は1cm以下のまん丸い実です。
乾燥や寒気に強く、砂漠や極寒の地などでもよく育ちます。
サジー(沙棘)の漢字からもわかるように、枝には棘があります。
サジーに含まれる栄養素
サジーには200以上の栄養素が含まれています。
主な栄養素をあげても、
・ビタミンC
・鉄分
・アミノ酸
・キナ酸
・βカロテン
・ビタミンE
・葉酸
・カルシウム
・亜鉛
・グルタミン酸
・アスパラギン酸
など、書ききれないほどたくさんの栄養が含まれています。
サジーが髪の毛にいい理由
サジーが髪の毛にいいのは、その豊富な栄養価が理由です。
健康な頭皮と髪の毛を育てるためには、バランスの良い食生活を送らなければいけません。
しかし、毎日きちんと摂取するのは難しいですよね。
飲み会があったり、たまにはラーメンが食べたかったり。
サジーは少量でものすごく栄養価が高いので、普段の食事にプラスするだけで食事では取り切れなかった栄養素を補うことが出来ます。
サジーに入っている栄養の中で、髪の毛にいいと言われているのは
・鉄分
・亜鉛
・ビタミン類
・アミノ酸
・オメガ7
・カルシウム
などです。
これら全てを食事で賄うのは難しいうえに、サプリメントで摂取しようとしても何種類も飲まないといけません。
100%天然のフルーツで、これだけの栄養素が摂取できるのは嬉しいですね。
どのくらい食べたら良いの?
1日あたり、大さじ1杯くらいで十分です。
朝やおやつにまとめて食べてもいいですが、出来たら3食に分けて摂取すると、効率的に吸収することができます。
サジーの味はどんな味?
サジーはとても酸味が強い果物です。
ですので、すっぱいものが苦手な方は生で食べたり、ジュースをそのまま飲むと、飲みにくいようです。
ジュースの場合、シロップを入れたり、りんごジュースで割ったりなどして飲みやすくする工夫が必要です。
毎日摂取しているうちに慣れてくる人が多いとのことなので、慣れるまでは工夫して摂取したいですね。
どうやって食べるの?
生のまま食べたり、ジュースにしたりして食べられています。
生のままといっても、みかんやリンゴのようにそのまま食べる人は少なく、ヨーグルトに入れたり、ロシアではパンケーキのようなものに挟んで食べたり、カフェなどでお茶がでてきたりもするようです。
中国ではチンギスハンも愛用していたと言われ、漢方のような位置づけです。
どこで買える?
海外では生のまま、スーパーなどで売られているサジーですが、日本のスーパーでは見かけませんよね。
海外でしか作られていないのかな、と思いますが日本だと北海道で栽培されています。
希少性と流通から、全国のスーパーに並ぶことはまだありませんが、北海道ではみかけることもあるとか。
そして、冷凍のものなら通信販売で購入可能です。
大手通販サイトなどでは北海道産のものが500gで3,000円ほどで販売されています。
冷凍庫で1年ほど保存できるので、冷凍のものが便利かもしれません。
お店によって販売名が「サジー」「シーベリー」「シーバックソーン」など、名称が違うので色々検索してみるといいですね。
また、サプリメントも販売されていますが、できたら生のものを摂取したいところです。
冷凍で生のものを食べるか、サジーのみを使用したジュースやピューレなどが髪の毛や頭皮への栄養摂取にはおすすめです。
サジーのアレンジ方法
酸っぱくてそのままだと、食べにくいサジー。
毎日摂取したいから、出来たらおいしくいただきたいですよね。
アレンジ方法などはあるのでしょうか。
<ヨーグルト>
果汁をヨーグルトにかけたり、果実を混ぜたりして食べます。ヨーグルトの酸味と相まって食べやすくなります。
酸味が強い場合はシロップなどを混ぜてもいいでしょう。いちごジャムなどと混ぜて食べている人もいます。
<アイス>
アイスと一緒に食べる方法です。
バニラアイスがおすすめ。アイスと一緒に食べると、アイスの甘さと冷たさから酸味を感じにくいので、お子様でも食べやすくなります。
<お酒>
果汁を焼酎などの水割りに入れて飲む方法です。
レモンサワーやシークヮーサーサワーなどと同じ感覚で飲めますのでお酒が好きな方には人気の飲み方です。
果実をそのまま入れる場合、マドラーなどで潰しながら飲むと果汁が出て栄養を摂ることができます。
残った果実もできたら食べるといいですね。
<紅茶>
レモンティーのように、紅茶に入れて飲む方法です。
たくさんは入れることが出来ないのでアクセントとして楽しめます。
レモンよりも濃厚な酸味を感じることができるのでアイスティーに向いています。
<料理にプラス>
魚料理や肉料理にレモンやすだちと同じ感覚で、果汁をかけて食べることが出来ます。
肉や魚の臭みを消してくれるので、食べやすくなります。
酢の物などにお酢やポン酢の代わりにかけてもいいですね。
レモン、お酢の代用として使用できるので、料理にプラスする幅が広がりますね。
サジーオイル
サジーは食べたり、飲んだりするだけではなく、オイルもあります。
サジーオイルには、食用のものとヘアケアやスキンケア用のものがあります。
食用のものは100%サジーのオイルで、ヘアケア用のものは他の植物性オイルなどとブレンドされているものが多いです。
食用のものでも、髪の毛や頭皮に使用できますが、ベタついたり、伸びが悪く扱いにくいことがあります。
髪の毛全体ではなく、乾燥しがちな毛先を中心に馴染ませましょう。
使い方は椿油やあんず油などのヘアケアオイルと一緒です。
シャンプー前の集中ヘアパックとしても使用できますし、ヘアスタイリング剤のかわりに少量使用してツヤを出すこともできます。
その場合は、指先に少量取ったオイルを手のひらに伸ばし、両手を合わせてオイルを温めてから髪の毛を梳くようようにしてまじませます。
この方法だと、付けすぎてベタつくことなくツヤを与えることが出来ます。
サジーオイルが配合されたシャンプーや石鹸、トリートメントなども販売されていますので、併用しても。
市販のトリートメントにサジーオイルを数滴垂らしてヘアパックをしても、潤いを与えてくれます。
まとめ
いかがでしたか?
飲んでも、塗っても髪の毛や頭皮にいいサジー。
生のものを手に入れるのは難しいですが、冷凍の果実や、ジュースになったものなら気軽に取り入れることが出来ます。
参考にして、サジーでぜひ美髪を手に入れてみてくださいね。