ヘアケア

そのドライヤーにちょっと待った!薄毛女性も知りたい、正しい髪の乾かし方

皆さんはドライヤーで髪を乾かすとき、「正しい乾かし方」があるのをご存じでしょうか?

実は髪の毛が傷んだりパサついたりしてしまう原因は、ドライヤーの使い方に問題がある場合があるのです。

髪の毛はとてもデリケートなのでケア方法を誤ると、すぐにダメージを受けてしまいます。

この記事ではドライヤーを正しく使って正しく髪を乾かす方法をご紹介していきますので、髪に悩みを持つ女性の方は是非参考にしてください!

ドライヤーを正しく使わないと髪に悪影響

お風呂の後のドライヤーは、正しく使って髪を乾かさないと、髪の毛に悪影響を与えてしまいます。

どのようなことがいけないのかを、具体的に解説していきますので、自分はやっていないかどうかを確認しておきましょう。

乾かし過ぎはキューティクルを傷つける

健康かつ美しい髪の毛水分をしっかり保持している状態が基本的です。

そしてその潤いや艶は髪の毛の内部にあるキューティクルというものが守っているのです。

お風呂上りのドライヤーで髪を乾かし過ぎると、水分が蒸発し熱によってキューティクルが傷つけられます。

その結果髪の毛が乾燥したり、パサついた髪の毛の原因となり潤い不足に発展していくのです。

肌と同じように、乾燥は髪の毛にとっても大きな敵となりますので、水分をある程度残した状態でドライヤーを終えるのがベストです。

素早く乾かさないと髪が傷む

過剰に乾かし過ぎるのは髪に悪影響を及ぼしてしまいますが、反対にお風呂上りに乾かさないでしばらく乾かさないでいるのも髪の毛にとって不健康な行いです。

入浴後の髪の毛は無防備でダメージを受け放題。

できるだけ早く乾かすことが大切です。

髪を保護する役割があるキューティクルは、先ほどは熱によって傷つくことがあるといいましたが、濡れている状態でも開きやすくなり、ダメージを受けやすくなります。

せっかくシャンプーやコンディショナーで成分を補っていても、キューティクルが開いた状態だと成分が流れていってしまいます。

自然乾燥はNG

上記と同じようなことが言えるのですが、熱によって髪を傷めたくないからといって自然乾燥」はNGです。

濡れた状態を放置しているのは髪の毛にとって悪影響を及ぼすことは先ほど解説しましたが、自然乾燥で得られるのはダメージのみ。

髪が濡れた状態で空気に触れたり、触ったりすることでダメージを受けやすくなってしまいます。

更にドライヤーは正しく使えば髪の艶をアップさせ、キューティクルを整えることができますので、自然乾燥は控え、ドライヤーで乾かすようにしましょう。

このことを踏まえ、「正しい髪の乾かし方」を下記でご紹介していきますので、是非実践してみてください!

まずはタオルドライを入念に

入浴後はドライヤーをする前に、まずは「タオルドライ」で濡れた髪の毛を半分ほど乾かしましょう。

タオルドライをしておくことでドライヤーの時間を短縮することができ、熱による髪へのダメージを軽減することができます。

タオルは吸水性の高いものを

髪を拭くタオルは吸水性の高いものを選びましょう。

できれば大きめのバスタオルで、使い古したものは表面がざらついていて髪を傷つける恐れがありますので、ふわふわのものを使いましょう。

そこまで良いものにこだわる必要はありませんが、吸水性が高く、肌がチクチクしないものが適宜です。

タオルドライをする前に髪を絞る

お風呂上りにすぐにタオルで拭くのではなく、お風呂から出る前に軽く水気は切っておきましょう。

大量の水滴を吸うところから始めてしまうと、乾かすために時間がかかってしまいますので、軽く絞る感じで水気を切ることが大切です。

マッサージするように拭く

たまにゴシゴシと髪の毛を拭いているすがたを想像できますが、あれは髪の毛を傷つけているのと同じです。

タオルドライをするときは「拭く」というよりも吸う」ことをイメージしながら、タオルでポンポンとマッサージをするような感覚で拭いていきましょう。

髪の中間から毛先にかけては、タオルで挟んで両手で押すようなイメージで水分を吸わせます。

また髪が絡まっている場合はすぐにブラシを使わずに、手ぐしで優しくほぐしてください。

ドライヤーの正しいかけ方

タオルドライを終えたら、ドライヤーです。

ドライヤーで大切なことは

風量」「順番」「距離」「時間」「冷風」です。

この5つのポイントを活かしたドライヤー方法をまとめましたので、是非参考にしてください。

風量を使いこなす

ドライヤーには「強風」「弱風」「冷風」のように風量を使い分けることができます。

ドライヤーのメーカーや種類によってその段階は違いますが、これらの風量には意味がしっかりありますので、使いこなすことが大切です。

タオルドライの後、髪の毛を8割程度乾かすのに使うのは「強風です。

強い風と熱を放出させ、素早く髪の毛を乾かすことができるので、最初は強風で一気に乾かしましょう。

8割から10割にかけてが「弱風です。ほとんど乾いた髪に対してダメージを与えず形を整えていくのに使います。

最後の仕上げは「冷風

ドライヤーによって温められた熱を冷風で逃がすことによって髪の乾燥を防ぎ、キューティクルを整えます。

根元から毛先にかけて

風量の使い方がわかったらいざ実践。

次は「順番」です。

ドライヤーをするとき無作為に全体を乾かしている人がいますが、それはNGです。

ドライヤーは根元から毛先にかけて順序良く乾かすことで毛先がまとまり、きれいに流れるような髪に仕上がります。

乾きにくい根元・襟足などから乾かしておくと全体のバランスが取れるので、早く乾かすことができる毛先は最後に乾かすようにしましょう。

最低でも10cm以上離して

ドライヤーをする「距離」にも注意しましょう。

どの風量でどの順番でドライヤーするときも、最低でも10cm以上は離すようにしましょう。

早く乾かしたいからといって、近すぎてしまうと熱をピンポイントに強く髪に与えてしまう事になりますので、ダメージの原因に。

できるだけ離して広範囲に風が当たるように意識をすれば、ふわふわサラサラの仕上がりになります。

前髪の乾かし方

根元から毛先を乾かしたら、次は前髪のドライヤー。

前髪は強風ではなく弱風で斜め上から吹きかけるように乾かしましょう。この時も10cm以上の距離は守りましょう。

左右両方の斜め上から風をかけることによって前髪の癖も直すことができますので、試してみてください。

仕上げは上から下へ

全体の髪の毛が乾いたら最後に仕上げの冷風

仕上げは毛先から根元にかけて風を送るようにしてください。

なぜ乾かすときと逆の順序なのかというと、毛先を最後に乾かしていて更に毛先は熱によるダメージを受けやすいので先に毛先から冷やすようにすることが大切です。

全体的に冷風で冷やせたら軽くブラッシングをして完成。

ドライヤーの方法を変えたからといって一日で美髪になるわけではありませんが、日々積み重ねることによって、最初と見違えるほどの変化が期待できますので、是非継続してください。

正しく髪を乾かして美しい髪の毛に!

いかがでしたでしょうか?

この記事では髪の毛の正しい乾かし方について解説してきました。

ドライヤーを正しく使うことは髪の毛の健康を維持することに繋がります。

乾かし過ぎていたり、自然乾燥で済ませていた人はドライヤーの使い方を見直すようにしましょう。

風量や順序など髪質に合わせてドライヤーを使用することで、キューティクルが整い、魅力的な美髪へと生まれ変わっていきます。

何事も継続が肝心です。

是非この記事を参考に、正しい髪の乾かし方を実践し続けて、美髪を目指していきましょう!