夏になるとダイエットを考える女性は増えていきます。
肌の露出が増える時期ですから、ダイエットしたいと思うのも無理はありません。
しかし、体の負担が増え薄毛になる可能性も出てくるのは忘れてはいけないでしょう。
過剰なダイエットと薄毛
女性でダイエットの経験がないという人は、現代ではかなり稀な存在です。
一度や二度は試したことがあるでしょう。
健康という面で見ても、ダイエットをするのは決して悪いものではありません。
内臓脂肪が過剰に増えていくと、健康に対する影響も大きくなるからです。
血糖値などの問題も出てきますし、適切な体型を保つというのは、大切な条件なのは間違いありません。
その一方で、過剰なダイエットをすると、体に大きな負担がかかるのも確かです。
健康を損ねてしまうような方法もあり、重大な問題にもつながる場合が出てきます。
その影響の一つとして、薄毛になる可能性があるのです。
食べるものを抑えることのリスク
過剰なダイエットにも種類が色々とあり、一概に同じとは言えません。
その多くは、食事に強力な制限をかけ、摂取カロリーを絞り込むという方法です。
摂取カロリー体を絞るのは、悪いことではありません。
ダイエットの基本となる考え方で、蓄積してしまうような余計なエネルギーを摂取しないと方針だからです。
しかし、食事に制限をかけると、同時に栄養の摂取バランスを崩すことにつながります。
薄毛対策というところでも、これが大きな問題点です。
過剰なダイエットの場合、摂取してはいけない食品に様々な物をあげていきます。
ひどい場合には、一つの品目しか食べてはいけないといった方法まであるでしょう。
こうなると彫られる栄養素は完全に限られてしまうのです。
人間の体を維持するために必要な栄養素は多岐に渡ります。
一つの食品だけで体を維持できるほど甘いものではありません。
1日20品目を目標に摂取しましょうという考え方があるように、多くの食材を摂取していかなければ、必要な栄養素を賄えないのです。
過剰なダイエットを続けた結果、深刻なダメージを与えてしまう例もあります。
特に成長の段階にある体は、多くの栄養素を必要としているため、このダメージはさらに深刻なものになるのです。
髪も体の一部になります。
その影響はしっかりと現れるようになり、ダメージを回復できないような状態すら生まれてくるのです。
毛根にも栄養が行き渡らなくなり、当初は抜け毛が目立つようになります。
栄養が足りずに髪を作り出せていない状況のため、力のない髪が生えてくるだけで、どんどんと薄くなるのです。
人間のホルモンバランスと薄毛
過剰なダイエットを繰り返している間に、体には様々な影響が出てきますが、栄養の偏りがホルモンバランスを狂わせるという問題も見逃してはいけません。
人間の体はホルモンのバランスによって支えられている部分が多くあります。
髪を作り出すために成長ホルモンも必要となりますが、この分泌も落ちてしまうのです。
成長ホルモンの分泌が少なくなれば、髪は作り出せなくなります。
細胞分裂を進めていくために、体の指令として成長ホルモンが必要なのであり、うまく分泌されなければ髪は薄くなるのが当然なのです。
血液中の栄養素が不足すれば、受け取る側としてもいくら待っても来ない状況が生まれてしまいます。
ヘアサイクルを健全に保つためには栄養が必要であり、だんだんと黒いが出てきてしまいますが、女性ホルモンのバランスにも影響が生まれてくるのです。
人間の体のホルモンはバランスが重要であり、うまく均衡がとれていなければいけません。
女性ホルモンも同様で、減少してしまえば男性ホルモンが優位になるのは容易に想像がつくでしょう。
男性ホルモンが優位に立つと、薄毛になりやすくなります。
これは男性型脱毛症でも見られるポイントですが、女性でも似たような状況が生まれてしまうのです。
女性では男性型脱毛症はあまり見られませんが、男性ホルモンが優位にリスクが大きくなるのは間違いありません。
脂質の与える影響
ダイエットをすることが、薄手のリスクを高めるというわけではありません。
これは大きな勘違いで、適切なダイエットをするのであれば、薄毛を増長させずにいます。
ダイエットで重要なことは栄養のバランスになります。
例えば脂質の量を減らし、カロリーとのバランスを取るようにするだけでも、ダイエットにつながり、薄毛の影響も減らせずでしょう。
三大栄養素のバランスを考えるのが大切ですが、タンパク質や炭水化物に比べ、脂質はカロリーの変換が高くなります。
つまり、総カロリー数を減らしたとしても、脂質が多く含まれていれば、バランスは崩れてしまうことになるのです。
脂質が増えてしまうと、頭皮への過剰分泌につながる可能性も出てきます。
脂肪が中性脂肪やコレステロールへと変わり、血管に付着すれば血液の流れが悪くなるのはよく知られている状態です。
血液の流れが悪くなれば必然的に栄養を行き渡らなくなり、薄毛につながることになります。
注意しなければいけないのは、全くゼロにするべきではないという点です。
脂質がなければ皮脂の分泌も極端に落ちることとなり、頭皮が乾燥してしまう状態が起きます。
頭皮の乾燥もヘアサイクルへの影響を与える要因となるため、適度に摂取する必要があるのです。
運動をしてダイエットをするなら薄毛になりにくい
運動をしてダイエットをするというのも大事なポイントです。
人間の脂肪がどこで消費されるのかといえば、大半は筋肉でエネルギーとして使われています。
筋肉の量が大きくなれば、消費するエネルギーも必然的に大きくなるのです。
筋肉量と比例していくことになりますが、効率的に活用できれば、マッチョな体型にしたりする必要もありません。
エネルギーの消費の大きい体を作ってあげれば、摂取カロリーが増えても必然的に痩せていくことになるからです。
そのポイントとなるのが太ももにある大腿筋です。
人間の体の筋肉の中でも最も大きな部分であり、歩くだけで使えるというのが大きなポイントになります。
大腿筋の筋肉が大きくなれば、人間の体は必然的に痩せやすくなるのです。
鍛える方法もいろいろとありますが、よく知られているのは有酸素運動として歩くという方法になるでしょう。
しかし、元々筋肉量が少ない状態で、有酸素運動が効果的だからといって歩いたとしても、あまり効果はありません。
元々筋肉量が少ないのですから消費するカロリーが少ないうえ、有酸素運動は筋肉をつけるためには効率の良い方法ではないからです。
ここで考えられるようになったのが、筋トレをして有酸素運動をするという一つの流れです。
サーキットトレーニングとも呼ばれますが、筋トレをして有酸素運動をするという一連の流れを持っていれば、徐々に効率が上がってきます。
大手のスポーツジムでも採用されている方法で、長時間運動しなくても効率的に脂肪の燃焼を促せるようになるのです。
家庭でもできるものとしては、はじめにスクワットなどをし、大腿筋を刺激してから有酸素運動として歩く方法があります。
トータルで30分程度の時間を使えば、脂肪の燃焼も早まり、体の負担をかけることなくダイエットができるでしょう。
こういった方法であれば、薄毛になる心配どころか、血行も良くなり頭皮環境の改善にもつながるのです。
まとめ
ダイエットは、色々な方法があります。
基本となるのは健康的に痩せるということであり、不健康な方法をとれば体の一部である頭皮に影響を与え薄毛になる可能性が出てくるのです。
これを理解していれば、ダイエットをして薄毛になるというような状態を予防できるでしょう。