ヘアケア

白髪は女性の悩み!白髪を抜くと薄毛になる?

白髪が増えたり目立ってくるのは女性にとって悩みの種ですよね。

白髪を抜いたことがある人も多いのではないでしょうか。

しかし「白髪を抜くと薄毛になるのではないか?」という噂があります。

そこで、白髪を抜くと薄毛になるのか、その真相についてご紹介します。

ぜひ参考にしてみてはいかがでしょうか。

白髪は抜かない!

「白髪を抜くと薄毛になる?」かというと、「白髪は抜くと薄毛になる可能性があります」

では、なぜ白髪を抜くと薄毛につながるのでしょうか。

白髪を抜かない方がいい理由について詳しく解説していきます。

白髪を抜かない方がいい理由

加齢とともに、白髪が増えていくのは仕方がないことです。

しかし、年齢的なものだから、白髪を気にすることはないと言われても、多くの女性は気になりますよね。

白髪が気になってしまうのは当然のことです。

特に、目立つ場所に白髪を見つけたときには抜きたくなるでしょう。

なぜ白髪は抜かない方が良いのか、その理由についてみていきましょう。

①白髪はまた生える
「白髪は抜くと増える」という噂を耳にしたことはありませんか。

しかし、この噂は間違いです。

白髪は抜いたからと言って減りません。

また、白髪が増える科学的根拠もありません。

白髪は抜いてもまた生えてくるからです。
髪の毛が白髪になる仕組みは、毛穴にある「メラノサイト」という色素を作る細胞が「メラニン」を作れなくなったため、白髪が生えてきます。

メラニンは髪の毛の色の色素を作ります。

黒髪の人は、黒い色素を作れなくなったために、白髪になってしまいます。

通常、一つの毛穴からは数本の髪の毛が生えています。

メラニンが作れなくなっているので、白髪を抜いてもまた白髪が生えてきます。

次の白髪が生えてくるために、白髪が減ることはないのです。

②白髪は抜くと毛根が傷つく
白髪を抜くと、毛根がダメージを受けて毛根の形が変わってしまう恐れがあります。

毛根の形状が変わてしまうと、次に生えてくる髪の毛がくせ毛になってしまう可能性があります。

さらに無理に白髪を抜いたせいで、毛根が傷んでしまい、新しい髪の毛が生えてこなくなる恐れもあります。

白髪を抜くと毛根が傷ついてしまいます。

傷んで髪が生えてこなくなった毛根はどうすることもできません。

③かゆみ
白髪を抜く時は、痛みを感じる人も多いでしょう。

痛みを感じるということは毛根が傷ついている可能性があります。

無理やりに抜いた毛根は傷つき、かゆみや炎症が起きる可能性があります。

白髪の対処法

白髪を抜かない方がいい理由を3つご紹介しました。

白髪を抜くとさまざまなトラブルを引き起こし、最悪の場合は毛根から髪の毛が生えてこなくなります。

今まで白髪を抜いていた人は、白髪を抜くことで起こる弊害を知り、今後白髪を抜くのはやめるようにしましょう。

しかし、白髪は女性にとって悩みです。

白髪はどう対処すればいいのでしょうか。

白髪の対処法についてご紹介します。

①切る

白髪が数本程度の場合は、ハサミで切りましょう。

2、3本切ったくらいでは、髪の毛のボリュームは変わりません。

2、3本だからと抜いてしまうと生えてこなくなる可能性があるので、抜くのではなく切るようにしましょう。

白髪を着る場合には、なるべく目立たないように根元からハサミで切るようにしましょう。

このとき、間違って黒髪まで切らないように注意しましょう。

②染める

白髪が増えてきてしまった場合は、切るだけでは対処できません。

ヘアカラーリング剤で白髪を染めてもらいましょう。

色素が抜けてしまった白髪は、ヘアカラーリング剤で染まりやすいのが特徴です。

白髪ではない髮色のときよりも、染まりやすくなります。

ヘアマニキュアやヘナなど、薬剤の刺激が弱いものでも染まりやすくなります。

白髪を染める場合、頻繁に美容室に行って繰り返し染める人も多いでしょう。

カラーリング剤は髪の毛にとって良いものではありません。

そのため、白髪のカラーリング剤は、髪の毛に優しいものを選ぶようにしましょう。

③美容室で相談

ヘアカラーリング剤は頭皮に負担がかかります。

繰り返しのカラーリングによって抜け毛や薄毛、また頭皮のかぶれやフケなどのトラブルになる場合もあります。

また、自分で白髪を染める場合にはムラができたり、髪の毛を痛めてしまう恐れもあります。

そのため、美容室で美容師に相談することで、髪の毛のトラブルを軽減してカラーリングすることができるかもしれません。

また、白髪を生かしたカラーリングや髪型を提案してもらえたりします。

頭皮の負担を抑えるためにも、頭皮の状態を確認してもらい、頭皮に合ったカラーリング剤を使って白髪を染めてもらうようにしましょう。

白髪対策

白髪は加齢により増えてきますが、メラニン色素を作る「メラノサイト」という細胞の働きが低下して白髪になることもあります。

メラノサイトの働きを低下させる原因についてみていきましょう。

①血行不良

血行が悪いと髪の毛が十分に育たなくなります。

メラノサイトも同じです。

髪の毛は頭皮に栄養が運ばれてくることで成長できます。

しかし、血行が悪いと血液循環が滞ります。

頭皮には細い毛細血管がはり巡っているため、血行不良の状態では、頭皮にきちんと栄養が届かなくなります。

そのため、メラノサイトの働きも低下します。

また、ストレスにより自律神経が乱れると、血行が悪くなります。

ストレスを抱えている人は、ストレスをため込まないようにうまく発散しましょう。

また、冷え性の女性は多いでしょう。

血液循環が悪いことにより身体の冷えが起こります。

冬だけでなく夏場も注意が必要です。

クーラーにより身体が冷える場合も同じように血流が悪くなります。

身体の冷えを感じたら、手首や足首を動かしたりして、血流が滞るのを防ぐようにしましょう。

また、運動不足の人は血流が悪い傾向にあります。

運動不足にはウォーキングが効果的です。

運動をして身体全体の代謝を上げることで、血液の循環が良くなります。

さらに、十分な睡眠を取ることも大切です。

寝ている間に髪の毛も成長します。

しっかりと睡眠をとり、頭皮の環境を良くすることでメラノサイトの働きを活性化させます。

②食事
偏った食事をしていると髪の毛に栄養が届きません。

ミネラルやビタミンなどの栄養素はメラノサイトの働きに必要不可欠なものです。

また、油分が多い食べ物を多く摂取している人は、血液の循環が悪くなります。

血管にコレステロールがたまり、血管を細くし、さらに血液の流れを悪くしてしまいます。

血流が悪くなると頭皮に栄養が十分に届かなくなり、メラノサイトの働きも悪くなってしまいます。

つまり、食生活の乱れが白髪になる原因にもなります。

油分が多い食べ物を多く摂取している人は、日頃から栄養バランスの取れた食事を摂取するよう心がけましょう。

まとめ

加齢とともに増えてくる白髪が女性にとって悩みの種です。

目立つところに生えてしまった白髪はつい抜きたくなってしまうでしょう。

しかし、白髪を抜くと毛根が傷ついてしまい、くせ毛が生えたり、また傷ついた毛根からは髪の毛が生えなくなってしまいます。

目立つ白髪は切るか、カラーリングするようにしましょう。

この記事を参考に、白髪を抜いている人は見直してみてはいかがでしょうか。