頭皮ケア

なぜ女性の精神的ストレスは薄毛傾向になるの?頭皮神経とは?

頭皮神経痛とは何か?

頭皮神経痛とは、頭皮に電気が走るような鋭い痛みを断続的に感じる後頭神経痛のことをいいます。

頭皮の血管が膨張することで、神経を圧迫してしまうため、急激にずきずきとした痛みが発症するのです。

・髪の毛を触った時に痛みを感じる
・耳の後ろに痛みを感じる
・眼球の奥に痛みを感じる
・後頭部全体に痛みを感じる

これらは個人差がありますが、基本的には、頭長から首筋にかけての痛みになります。

後頭部の中でも、中心に近い部分の神経に痛みを感じることがありますが、それは、大後頭神経痛

耳の後ろに痛みを感じる時は、大耳介神経痛

大後頭神経痛と大耳介神経痛の中間あたりに痛みを感じることもありますが、それを小後頭神経痛といいます。

頭皮神経痛によって感じる頭痛は、痛みがある時は我慢できないほどの鋭い痛みであることが多いのです。

しかし、脳の内部に病変があるわけではありません。

そのため多くの場合、数日から数週間で痛みが治まります。

頭皮神経痛がおこる原因と予防法とは?

頭皮神経痛がおこる原因があります。

騒音、気候の変化、大気汚染などの外的なストレス、仕事や人間関係、疲労の蓄積からくる心の疲れなどの内的なストレス、そして肩こりや姿勢の悪さ、不規則な生活習慣があります。

頭皮神経痛を予防する為に必要なことは、日常生活の中でストレスを溜めこまないような工夫をすることです。

そして、姿勢を良くすること、肩こりや、腰のゆがまないように適度な運動をして、良い姿勢、正しい歩き方を心掛けることが大切になります。

ただし、後頭部に激しい痛みを感じた時は、頭皮神経痛であるとは限らないため、激しい痛みは病院で診療を受けるようオススメします。

頭皮神経痛が髪に与える影響がある

頭皮神経痛自体が、髪に悪影響を与えることはありません。

しかし、ストレス、不規則な生活習慣、肉体疲労、姿勢の悪さ、運動不足などが頭皮神経痛をおこす原因になったことは全て髪に悪影響を与えてしまうのです。

なぜなら、その原因すべてが、新陳代謝が順調に行われなくなってしまう原因だからなのです。

新陳代謝が活発におこなわれないと、頭皮が硬くなりやすく、血液の循環が悪くなってしまうため、髪に栄養が行き渡らなくなるのです。

その結果、抜け毛や切れ毛が増えたり、髪の毛自体が細くなり質の悪い髪の毛になってしまったりというような現象が起きやすくなります。

そして、頭皮神経痛が断続的に続いてしまう時には、毎日のブラッシングを定期的に行うことが痛みのためにできなくなるため、ますます頭皮が硬くなってしまい、老廃物も貯まってしまいます。

そのため非常に不健康な頭皮になってしまうのです。

その様な事態にならないよう、規則正しい生活習慣と正しい姿勢、そしてストレスを溜めこまないことを心掛けるといいでしょう。

血流が悪くなる原因とは?

人間というのは強いストレスを長期に渡って受け続けてしまうことで、血流が悪くなってしまうのです。

そのためストレスによって血管が収縮し、必要な酸素や栄養が届きにくくなるのも事実です。

原因としては何がある?

(1)上司や同僚からのパワハラ、セクハラ
(2)長時間の過酷な労働
(3)仕事に対するモチベーションの低下(やりがい)
(4)不適切な対価(サービス残業など)

常にストレスにさらされている場合、気づかないところで血流はどんどん滞り、最終的には白髪が増えてしまうだけではなく“うつ”などの病気にもつながってしまうのです。

そういった意味で、白髪はストレスのサインと考えてよいかもしれないですね。

一時的にその場から解放されたとしても、すぐに緩和されるものではないのです。

仕事と自宅のオンオフは大切ですが、ストレスが蓄積してしまうと、それだけで緩和することには繋がらないのです。

基本的に会社は連日勤務するものですね。

そのため、繰り返してストレスがかかります。

そして、人間の心身はそうした状況で受けたストレスをすぐに忘れ去ることもできないようになっているのです。

しかし、心と身体を長期間にわたってリフレッシュすることのできないのも事実だといえます。

生きていく上でストレスをゼロにすることはできないのですが、ストレスから解放される環境を作ることや、ストレスに耐性のある心身を作ることはできるのです。

白髪が増えたと思ったら「歳を取ったから」の一言で片付けずに、仕事などで受けているストレスを見直す事で白髪は黒髪に戻ることも可能になるのです。

ストレスがどのような影響を髪に与えるのか?

「ストレスがたまると抜け毛が増えてしまう」なんて話を聞いたことがあるのではないでしょうか?

ストレスがたまると、終始神経が休まらない状態になるのです。

休まらない状態ということは、血管が緊張状態で収縮波が生まれないということになります。

収縮波というのは、波を打った血管の流れのことです。

海をイメージしてもらうとわかりやすいですね。

大きな波を立てて水が流れている方が水流が活発といえます。

しかし、波を立てていない海というのは水の流れが滞留してしまいます。

それと同じことが血液にも起こってしまうのです。

血液を活性化させるためには、ストレスをためないで、交感神経と副交感神経の両方が片方だけにならず、交互に動くような循環を生み出すことができると血流の流れもよくなるでしょう。

ストレスがたまっているときは、交感神経しか働いていない状態になります。

いわば、さざ波状態でしょう。

家に帰って来てからもずっと悩みが頭の中を駆け巡ってしまうことで、就寝時まで常に脳が緊張状態になってしまい、血流が滞留して次第に毛根の方まで血流がしっかりと行き渡らないために悪循環が生まれてしまいます。

原因と改善方法とは

「ストレスをためないほうが良い」と言ってしまえばそれまでですね。

しかし、ストレスを溜めないようにしたり解消するには、脳の神経を休ませる副交感神経を活発化させることが重要なのです。

副交感神経はどのような時に働くのでしょうか?

それは、リラックスした環境でご飯を食べているときであったり、本を読んだり音楽を聴いているときや、余計なことを考えないでテレビを見ているとき、お風呂に何も考えずに入浴しているとき、就寝時など心身ともにリラックス状態になると自然に働く神経なのです。

よく、「緊迫した場面や緊張状態の場面ではアドレナリンが出る」と言いますね。

逆に神経がリラックスしている状態はアセチルコリンと言われる物質が働きます。

このアセチルコリンとは、体を安らげる状態にしてくれるのです。

「緊張と緩和」という言葉があるように、緩和させる環境に身を置くことができると、副交感神経もうまく働くことができて、リラックスできるようになります。

副交感神経が働いているときは、血管が緩んで筋肉も緩むのです。

また、そこから気持ちのスイッチが入ることで、交感神経が働くようになり、血流の流れを活性化させる効果があります。

あまりにも交感神経が優位になることで、ストレスによる自律神経失調症などの病気が発症してしまうケースもあります。

コントロールが出来ないと、髪のみならず体調にまで異常をきたしてしまう可能性が出てきます。

できるだけリラックスすることを日頃から意識するといいでしょう。