一日に終わりに仕事が終わってホッとした時間を過ごすとき、「お酒があれば幸せ!」という女性は多いと思います。
しかし、そんな女性に気になるよう注意事項が聞こえてきて「禁酒をしなければ…」と考える方もチラホラと見受けられます。
そのよう注意事項とは「アルコールが抜け毛を引き起こす」というのです。
これって本当なのでしょうか。お酒が好きな女性には気になることですよね。
そこで今回は、アルコールと抜け毛の関係についてご紹介します。
「息抜きにはアルコールがなければ淋しい!」という方は必見です。
ぜひ参考にしてくださいね。
アルコールは抜け毛を増やすって本当?
私たちの生活の中には行動したり考えたりするうえで、様々な感情が生まれますが、その感情を心地よい方向へ向けてくれる一つがお酒ですね。
ところがお酒には、抜け毛を増やす要素があるというのです。
これはお酒好きにとっては困ったことですよね。
それにしてもお酒は百薬の長とも言われるのに、なぜ抜け毛が増えたりするというのでしょうか。
お酒で抜け毛が増えるということには5つの理由がありますので、ここではその理由について見ていきましょう。
・アミノ酸の不足
飲酒の際に気になるのは、髪の毛にとって大切なアミノ酸が不足してしまうのでは…?ということです。
お酒は体に入ると肝臓で分解されるのですが、分解のときに使われるのがアミノ酸です。
というのも飲酒の際には体の中で二日酔いや吐き気などを引き起こす有害物質であるアセトアルデヒドが生成されます。
そしてアセトアルデヒドを分解する際には、アミノ酸が消費されるのです。
ところがアミノ酸は、髪の毛を作る成分。
アセトアルデヒドの分解のためにアミノ酸が消費されては、アミノ酸が不足することが考えられます。
つまり、アセトアルデヒドのせいで抜け毛を引き起こす可能性が高くなるわけです。
・ビタミンの不足
お酒で抜け毛が増えるということの理由には、ビタミンの不足ということも考えられます。
なぜならお酒を飲んだ後に、体内でアセトアルデヒドが分解される際にはビタミンを吸収する働きが低下するからです。
ビタミンには様々な働きがありますが、特にビタミンAには頭皮環境を整える働きがあります。
ビタミンBには毛髪を成長させる毛母細胞の分裂を活性化させる働きがありますし、頭皮環境も守ることが期待されます。
ビタミンCには毛母細胞や代謝の活性化、健康的な毛髪を作るという働きがあります。
ビタミンEには血行促進効果が期待できます。
抜け毛を防ぐためにはこれらの働きが非常に重要になるのですが、お酒を飲むと、これらの働きを低下させることになります。
つまりアセトアルデヒドの影響で、髪の毛に対するビタミンの働きは低下してしまいますので抜け毛が引きおこる可能性は高くなるのです。
・男性ホルモンの分泌量を増加させる
お酒で抜け毛が増えるということの理由には、お酒は男性ホルモンの分泌量を増加させるということもあります。
抜け毛や薄毛にとって大敵なのは、男性ホルモンであるDHTなのですが、DHTはアセトアルデヒドによって増える仕組みになっています。
DHTは、丈夫な髪の毛を作るヘアサイクルを乱す物質。
適量のお酒ならアセトアルデヒドも酢酸に分解されますが、飲みすぎるとアセトアルデヒドは十分に分解されません。
そうすると分解されなかったアセトアルデヒドによって、DHTが増加して、抜け毛が引きおこる可能性が高くなります。
・糖質や中性脂肪の増加で血行不良
お酒で抜け毛が増えるということの理由には、体内に糖質や中性脂肪が増えて、血行不良になるためということもあります。
というのもお酒には糖質が含まれますし、お酒のお供におつまみを食べていれば、中性脂肪も増える可能性が高いです。
糖質や中性脂肪が体内に増えると、血液はドロドロになって血行が悪くなり、髪の毛への栄養が行き渡りにくくなります。
また、糖質は頭皮を硬くする危険性もありますので、頭皮環境の乱れを引き起こすことが考えられます。
これらの理由から、抜け毛を引き起こす原因を発生させることになるのです。
・睡眠の質を悪くする
お酒で抜け毛が増えるということに理由には、お酒を飲むことで睡眠の質が低下するということもあります。
お酒には利尿しやすくなる成分が含まれますので、睡眠は浅くなります。
それにお酒を分解させる際に発生するアセトアルデヒドには、睡眠の質を低下させる恐れがあります。
ところがお酒で睡眠の質を低下させることになれば、髪の毛は睡眠中に成長しますので髪の毛の成長を妨げます。
これらの理由で抜け毛は引きおこりやすくなりますので、睡眠の質が悪くなれば、髪の毛にとって良いことはないということになるのです。
アルコールは抜け毛を引き起こす悪になるだけ?
ここまではお酒を飲むことで抜け毛の理由が作られるということをお伝えしてきましたが、果たしてお酒は抜け毛を引き起こすだけのものなのでしょうか。
いえ、そうではありません。
実はお酒は髪の毛にとって、良い働きを与えるものでもあります。
まずは頭皮の血行をよくするということです。
血行が良くなるということは、血管が広がっている状態が作られているということですが、お酒は血管を広げる働きがあります。
そのため血液の流れが促進され、血行良好の状態を作るのです。
また、お酒は精神をリラックスさせ、日ごろのストレスを緩和させてくれることも期待できます。
それにストレスの緩和は血行を促進する効果が期待できます。
ということは、お酒は血行を促進させて、リラックス効果をもたらす作用があるということです。
つまり血行がよくなれば髪の毛への栄養は行き渡りやすくなりますので、抜け毛が減ることが期待できます。
リラックス効果がもたらされれば血行が良くなることが期待できますし、精神の健康にもつながります。
これらのことからアルコールは悪になるだけではなく、体にとっても髪の毛にとっても、良い影響を与えてくれることにもなるということが言えます。
抜け毛を防ぐためのアルコールの飲み方とは?
アルコールは心身の健康を守り、抜け毛を防ぐ可能性が高くなる飲み物にもなります。
しかし一歩飲み方を間違ってしまうと、体や髪の毛に悪影響を及ぼす飲み物にもなります。
では、体や髪の毛にとって良いアルコールを摂るためにはどのような飲み方をすれば良いのでしょうか。
ここでは抜け毛を防ぎ、体に悪影響を与えることのない心地良いアルコールの飲み方について見ていきましょう。
・アルコールの適量を知りましょう
髪の毛に悪影響を与えないアルコールの飲み方で大切なことは、アルコールの適量を知るということです。
お酒は嗜好として体に入れていると、どうしても 心地良さや楽しさなどが味わえますね。
しかしお酒の飲みすぎはすでにお伝えしたように、体への悪影響もありますし、抜け毛を引き起こす原因にもなります。
そのため健康と髪の毛を守るためには、体に入れるアルコールの適量を知ることが必要になります。
では、アルコールの適量とはどのくらいなのでしょうか。
個人差もありますが、厚生労働省では「健康日本21」として、節度ある適度な飲酒は「1日平均純アルコールで20グラム程度」としています。
20g程度のアルコールとは、ビール中ビン1本、日本酒1合、ウイスキーダブル1杯程度です。
「これでは飲み足りないわ…」と思う方もいるかもしれませんが、今抜け毛に悩んでいる方にとっては重大なこと。
抜け毛を引き起こさないためには、20g程度のアルコール量を頭に置いて、お酒を飲むことが大切になってきます。
・おつまみの選び方には要注意です!
体と髪の毛に悪影響を与えないアルコールの飲み方で大切なことには、おつまみの選び方に注意するということもあります。
お酒を飲んでいると、なんとなくおつまみが欲しくなるという方は多いと思います。
私もナッツ類や唐揚げなどのようなものがあると、お酒の味も倍増するためおつまみなしではいられません。
しかし、思い起こしてみてください。
お酒のおつまみで多いのは、糖質や脂質が多く、味付けが濃く、カロリーが高いものが多いですよね。
ということは、体内の血液はドロドロになりやすいですし、皮膚もべたつきやすくなります。
つまり、血行が悪くなって髪の毛への栄養が行き渡りにくくなりますし、頭皮がべたついて頭皮環境が悪くなるため、抜け毛が引きおこりやすくなるのです。
お酒に合わせて美味しく飲んで、食べるときは楽しいですが、その挙句に抜け毛が引きおこるというのはいただけませんね。
そのためおつまみを選ぶときにはなるべくカロリーが低く、糖質や脂質が少ないものを選ぶことが大切です。
まとめ
大人の嗜好品として、多くの女性が好むアルコール。
お酒が飲めると様々なメリットもありますが、あまり度を越してしまうとお酒を飲むことにはデメリットになることも少なくありません。
とはいえアルコール好きにとっては、アルコールを全く口にしないことは精神的な淋しさを感じてしまいます。
そのため特に美しさを常に追い求め、オシャレに手をかける女性には制都度を持った飲み方が求められます。
アルコールと上手に付き合っていくことができれば、抜け毛を引き起こす心配は軽減されることが期待できますので、アルコールを飲むときには工夫してみて下さいね。