肩や首、頭皮のコリは薄毛の原因に関係してきます。
体のコリというのはその箇所の血液が停滞しており特に肩、首は体の中でも頭部に近いですからそのがコッてしまうと頭部への血液の流れも停滞してしまいます。
また、髪の毛は血液から栄養や酸素を吸収し育ちますからそうした肩、首、などのコリは頭部のコリへと発展し、頭皮が固くなり血流も悪くなり十分な血液からの栄養素を吸収できない髪は成長を阻害され薄毛の症状へと発展してしまいます。
つまり肩や首のコリを解消できれば自然と頭皮のコリもほぐれ血流がよくなり元気な髪の毛が育ちやすい頭皮環境を作ることができるのです。
肩、首、頭皮それぞれのほぐし方やマッサージ方法
肩や首がこっている場合は一体どの部位が一番コッているのかを把握することが大切です。
おそらく一番コリを感じる部位が中心となりその痛みが周りの部位、筋肉に広がっているからです。
ですからセルフチェックで一番コッている部位を探し当て、そこを中心にマッサージや指圧を集中的に施します。
また、コリを解すときはある程度体が温まっているほうが効果的ですので、マッサージはお風呂に浸かりながら行うと一層良いでしょう。
お風呂に使っている時間がなければ、コッている部位を触る手は温めておきましょう。
またオイルを使ってマッサージする際もオイルを温めておくことをおすすめします。
最初はセルフチェックでどこがコッているのかを知る
コリを感じる部分を動かしてチェックします。
肩なら肩を回し、首なら首をリラックスした状態で回します。
もう少し詳しく説明すると、
安定している床に座る
床など地面が安定しているところに姿勢をただしあぐらでも正座でもよいので腰掛けます。
コリを感じる部位を可動してみる
息を大きく吸い込み背筋を伸ばしてゆっくり息を履きながらまずは肩を回します。
目をつぶりながら肩が稼働している筋肉を意識しながら回します。
首も同じように回しながら首の筋肉のどこに痛みを感じるかを感じ取ってください。
指圧して痛技持ちいいがコリの中心部
コリが有る部位に差し掛かると筋肉に軽い痛みが走ります。
そしてそこ部位を軽く指圧してみて痛気持ちいいと感じた場所がコリの中心部になります。
コリをほぐすのは肩から順に上へ向かうように
コリを解す前位に注意してもらいたいのはコリはコリを感じる部位の体の一番下からほぐしていくことが大切です。
例えば肩、首、頭皮といった順番です。
そうすることで血液が順番を追って流れが良くなり始めるため効果的なのです。
これを反対からほぐしていっても血流は下の方で停滞したままなのであまり意味がありません。
肩のほぐし方は指圧する、叩く、なぞる、上下に動かすの4つがあります。
指圧する
指の腹の部分を使い患部を指圧していきます。
そして指圧の力は患部を押してみて痛気持ちいいと感じるくらいの力で30秒ほど続けます。
これを3〜5セット程度繰り返します。
叩く
次に肩を軽く叩きます。トントンと患部だけでなくその周りの筋肉も解すように叩いていきます。
握りこぶしにした手の下の方で軽くトントンと叩いていきます。
強く叩くと余計痛みが増しますので気をつけましょう。
あくまでほぐしの叩きの感覚で。
オイルを使っているならなぞる
オイルを患部に塗ってからマッサージをしているなら指圧の延長で指の腹部分に軽く力を入れながら患部から放射上になぞってあげます。
一度やってみるとわかりますが、結構気持ちいいです。
首のほぐしは後ろから
次に首のコリに移ります。
首の中でも神経などが集中している後ろ側からほぐしていきます。
首の後ろ側には頭を支える太い筋肉頭板状筋という太い筋肉があります。
それがpcやスマホを見ることで一定時間動かさない習慣があるとこりやすくなります。
マッサージする際は人差し指から薬指までの3本の指を襟足のくぼみに当ててじっくり上下に動かしながら少しづつ付け根に移動させていきます。
太く張っているすじに沿って楕円形を書くようなイメージで指圧していくとコリがほぐれ気持ちよさを感じます。
首の横もほぐそう
首の後ろのマッサージの次は首の横です。後ろよりもむしろ首の横のほうが首のコリの場合辛いことが多いです。
最初に鎖骨のくぼみ辺りから指一本分上に張っている筋肉を探しコリによる痛みを感じたらその部分を人差し指と中指で痛気持ちいいくらいの力で指圧します。
その次にその周辺の筋肉も解すため人差し指と中指で軽い指圧を加えながら上へ向かってなぞっていきます。
※ 首の横の場合湯船に浸かりながら患部を抑え、首を左右にゆっくり傾けるだけでも効果的です。
頭皮のコリは後頭部から
肩、首のコリをほぐしたら今度は頭部へのマッサージです。
頭部の場合最初は肩や首に一番近い後頭部から始めていきます。
後頭部下部の盆の窪
一般的に盆の窪と呼ばれる後頭部の下部のくぼんだ箇所にはリラク作用の有るツボがあります。
盆の窪の中心から指2本分を両手の親指の腹を使って指圧を加えます。
次にそこから更に2本分くらい、盆の窪の外側を同じように指圧します。
つむじ
次に後頭部上部のつむじ付近を指圧します。
側頭部
側頭部の耳上、耳後ろ、耳の前から指1本分くらい、もみあげの始まり付近にもツボが集中しているので痛気持ちいいくらいの指圧力でほぐしていきます。
頭頂部
頭部頭頂の中心を指圧します。
前頭部
生え際やこめかみを指圧していきます。
これら頭部のツボは自律神経を整え血流を良くする作用があるため、このポイントはぜひ抑えていたほうが良いでしょう。
最後に両手5本指の腹を使い頭部をもみほぐしながら前後作用に動かしながらマッサージしていきます。
コリは血流が滞っているから。コラない体作りが大切
コリを解すマッサージも大切ですが、こらないための運動やストレッチ、姿勢などの生活習慣も非常に大切です。
マッサージだけに頼りすぎると薬と同じで体がそれに慣れてしまい、マッサージがあまり効かなくなる場合があります。
そのため肩、首、頭部がこりやすい方は次のような習慣も大切です。
ストレッチ運動で柔軟性アップ
筋肉は使わないでいると硬くなって衰えていきます。
ただでさえ使わない筋肉を一定時間同じ姿勢でいることで酷いコリ症を発症してしまいます。
そのため少しでも筋力を使うようにしましょう。
軽いストレッチは固まった筋肉を伸ばし筋肉に柔軟性を戻す効果があります。
軽い筋トレで筋肉を解す
軽い筋トレで筋肉を積極的に動かすことで筋肉が活発になります。
筋トレをしているトレーニーの方の殆どは肩こりや首のコリを感じない方が多いです。
それは筋肉をトレーニングで動かしているため、筋肉が固まってしまうことが少ないためです。
もちろん筋肉痛はあります。
姿勢を正すトレーニング
姿勢が悪いことで肩や首に負担をかけています。
姿勢が悪いと重い頭部を支える肩や首の筋肉が姿勢の悪さのせいで余計な負担を強いられた結果酷いコリになってしまいます。
ですから姿勢を正すトレーニングも大切です。
姿勢といえば猫背ですが、猫背解消が肩や首、最終的に頭皮のコリもほぐしてくれます。
自分にあった枕探し
一日のうちの3分の1の時間は睡眠時間です。
一日の大半を同じ姿勢でいる枕は非常に大切です。
枕があっていないと寝起きに不快感を感じたり、寝ていても息が詰まったり、あとは胃の不調まで出てくる場合があります。
ですから枕選びは自分の首の高さや硬さにあったものを選ぶようにしましょう。
まとめ
肩や首のコリは血流を停滞させ最終的に頭部のコリへと発展し薄毛の原因にもなってしまいます。
現代病と思って諦めないでしっかりセルフケアでほぐしたり、コラないための生活習慣づくりが大切です。